平成23年6月 (社)電子情報技術産業協会 JEITA講座運営WG (社)電子情報技術産業協会(JEITA)においても、各部会で、人材育成に関する様々な取り組みが行われている。また、JEITA 全体として、2007 年度に総合政策部会の下に人材育成タスクフォースを設置して、中高生を対象とする「中学生・高校生のためのIT エレクトロニクス講座」を実施する等の活動を推進しているが、その出発点になったのがJEITA 講座である。JEITA 講座は、JEITAに加盟する企業から大学の講座に一流の技術者・研究者を講師として派遣し、オムニバス形式で、各企業の研究・開発の現場で実際に経験したことを直接学生に講義する、という形で2002 年度にスタートした。 当初は、3 大学で3 年間の試行ということで実施されたが、幸いにも大学の先生や学生、企業講師の方々の間で大変評判がよく、試行期間後も毎年開講することになり、大学も9 大学に増えて現在に至っている。単に技術的な内容を講義するだけでなく、産業界が必要としている人材像、技術者としての姿勢、創造の厳しさ・喜びなど、企業講師の生の声を直接学生に伝えることを狙いとした。学生にとって、大学で勉強する際の心構えや将来の進路に関するヒントが得られるということが高く評価されているものと思われる。 JEITA 講座に関する報告書は、当時活動を支えていた方々によって2003 年、2007 年度に作成されたが、今回、2010 年度の実施状況を中心に、受講生の皆さんのアンケート結果、協力頂いた講師や先生方の所感等をまとめて、活動の集大成として3 年ぶりに報告書を作成することになった。大学の先生をはじめ、関係各位に本報告書をお読み頂き、電子・情報産業界の人材育成のために、産業界と大学が連携して活発な取り組みを推進する一助になれば幸いである。 ■ JEITA講座「IT最前線」報告書 [PDF] 本件に関するお問い合わせは、インダストリ・システム部(TEL.03-5218-1057)までお願い致します。 |
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