「次世代IT利活用に関する調査報告書」の公表について 平成25年5月 一般社団法人 電子情報技術産業協会 ソリューションサービス事業委員会 次世代IT利活用検討専門委員会 当協会 ソリューションサービス事業委員会(委員長 富士通 古田英範)は、傘下に「次世代IT利活用検討専門委員会」(委員長 日立製作所 古屋聡一)を設置し、ICT の利用者、すなわち消費者や企業の従業員などによる「利活用」を主な視点とし、次世代、具体的には2030 年頃での社会の姿とそこでのICT の役割を追求することを検討テーマとし活動を進めてきた。 1年目は有識者とともに未来をラフスケッチする未来予想のキーワードを集め、それらから類推される将来イメージを考えるために3つのシーンを規定した。「シーン」という分かりやすい題材を用意して市民ワークショップを開催し、イメージ(シナリオ)をブラッシュアップした。その結果、これらのシーンから得られたイメージを特徴づける「4つのキーワード」、及び課題を整理するための「5つの変化」の観点を抽出した。 2年目は更に、「4つのキーワード」と「5つの変化の観点」を使って、今現在から読み取れる近未来を予測するトレンド(分析キーワード)を抽出し、そのトレンドへの期待度及び実現時期について、一般のビジネスパーソンを対象とした調査により定量化した。 3年目は、これら定量結果の背後にある価値観や方向性を表出させるために、若者8 名で構成する時限的な定例懇談会を開催し、若者の求める未来構想を分析・整理し、そこでのICT の役割をまとめた。 活動の3 年を区切りとし、成果を報告書として取りまとめた。 |
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