平成27年 2月23日 一般社団法人 電子情報技術産業協会 JEITA、国内企業における「攻めのIT投資」実態調査を実施 〜 攻めのIT投資を42%の企業が実施。その効果と成功の要件が明らかに 〜
前回の調査では、日本企業に「守り」の姿勢が顕著に見られましたが、一方で約16%の日本企業は「IT投資に極めて積極的」でした。その結果を受けて今回は、IT投資への積極派企業と消極派企業の違いが何に起因するのか、またIT投資が業績に関連性があるのか、などを解明することを目的とした調査を行いました。
図1:3年前と比較した売上高の増減 今回の調査では、日本企業で「守りのIT投資」が6割近くを占めており、改めて前回同様の結果となりました。その一方、「攻めのIT投資」が企業業績に連動する傾向が判明しました。「攻めのIT投資」を行った企業の半数以上が、「売上げ、利益ともに増加」と回答しています。中でも「極めて積極的」な企業は、売上高利益率が全体平均より6.4%も高く、「投資効果を強く感じている」ことがわかりました。
図2 :市場環境の特徴
図 3:「守りのIT投資」に留まる企業の理由
図 4:IT重要度が低い企業の状況:ITが活用できない理由 今回の調査結果を踏まえ、今後、ITを活用して日本企業の競争力を向上させるため、JEITAとしては次の分野での施策を展開し、積極的な貢献を進めていきたいと考えています。■IT利用部門のITリテラシー/知識向上への支援 - CEATEC、ITベンダー各社イベント、JEITA講座等の講演、事例紹介活動 - 経済産業省、他団体等とも協力した啓発活動 ■IT投資対効果の枠組みの検討 - 2013年及び今回の調査結果を踏まえて今後検討 ■中期計画/経営計画でのIT方針明示の働きかけ - 経済産業省、他団体等の取り組みへの協力 - 先進事例の紹介 調査概要
【 お問い合わせ先 】 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) インダストリ・システム部 内田 〒100-0004 東京都千代田区大手町1−1−3 大手センタービル 電話:03-5218-1057 FAX:03-5218-1076 Eメール:itt3@jeita.or.jp |
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