■ 中央大学 後楽園キャンパス 木曜日 3時限 13:00〜14:30 |
日程 | 講義テーマ・所属名・講師名 | 講義テーマ概要 |
9月24日 | 世界一への挑戦と、其れを支えた技術・人財について | 獲得困難なスパコン性能 「世界一」へ挑戦し続けることにより、蓄積された世界最高峰の 「技術開発力」と言う資産、これがどの様な開発者たち、仕事のプロセスで生まれて来たのか? 今や企業の「人財」となった開発者たちが、日々どの様に考え、行動し、困難を克服して来たのかを交えながら 「技術開発力」の源泉について説明する。 上記事例を含めた説明を通し、開発者として要求される人材像、必要となる技術スキルや、実際の現場 (部品サプライヤー、製造工場、設置工事現場等)を支える人たちの現場力(チームワーク)の重要性を理解して貰い、今後、進路を考える上での指針として戴きたい。 |
富士通 | 伊東 広樹 |
10月1日 | クラウドコンピューティングとビッグデータ−個人情報の活用が鍵− | 本講義ではITの2大潮流であるクラウドコンピューティングとビッグデータが実現する世界と、そのために必要となる個人情報の安心・安全な活用について述べる。なりすましによる脅迫状の送付や無料アプリによる電話帳データ抜き取りなどの問題が起こっている。これはITの利便性の影の部分となる。マーケティング、医療、環境対策などで活用されるさまざまなデータと活用方法としての人工知能、クラウドソーシング等について述べる。 <紹介する事例> i-Ware Laboratory社i-Foot、Amazon社(Bounty Hunter、Mechanical Turk)、NetFlix社(NetFlix Prize)、Pandora社(Pandora)、Kickstarter社(Kickstarter)他 |
日立製作所 | 柴田 英寿 |
10月8日 | 地上デジタル放送とワンセグ受信技術 | 日本の地上デジタル放送(ISDB-T)技術の特徴を説明した後、携帯電話搭載のワンセグ受信機技術(開発経緯など)を解説いたします。具体的には、以下の項目について講義を行う予定です。 ・日本の地上デジタル放送概要 ・ISDB-T放送技術の特徴とその概要 ・ISDB-Tデジタル伝送技術の概要 ・放送開始までの標準化の経緯 ・ワンセグ受信機技術開発時における課題 ・NECにおけるワンセグ携帯電話開発の苦心談等 ・今後の展望 |
日本電気 | 加藤 明 |
10月15日 | クラウドの動向とクラウドネットワークにより広がるユビキタス情報社会 | 社会インフラ化するクラウドの発展をネットワークの視点で解説する: ・ネットワーク技術の変遷とクラウド化するITシステムでのネットワークの役割 ・クラウドネットワーク技術 ・クラウドネットワークにより広がるIoTサービスの現状と今後 |
日立情報通信エンジニアリング | 平岩 賢志 |
10月22日 | スマートグリッドを実現するネットワーク技術 | 最近話題になっている「スマートグリッド」を実現するための無線通信技術を紹介する。日本や各国のスマートグリッドの動向を紹介し、それを支える無線通信技術の概要と、法令制度化動向、国際標準化動向なども紹介する |
沖電気工業 | 福永 茂 |
10月29日 | 画像認識技術 | <非公開> |
東芝 | 岡田 隆三 |
11月5日 | クラウド技術を活用した企業ウェブサイトの構築と運営 | 企業ウェブサイトは、製品・サービス・会社情報の発信手段から、顧客とのコミュニケーションツールとしての役割を経て、ビジネスに必要不可欠な販売促進支援ツールへと進化しつつある。 また、近年、個人情報保護法等の法整備等の社会的環境の変化から、企業ウェブサイトは、よりレベルの高い情報セキュリティ、システムの信頼性向上、新サービス導入が可能な柔軟性等が求められるようになった。 このような課題に対し、「三菱電機オフィシャルウェブサイトの構築・運営」を題材に、講師が直接取り組んでいるクラウド技術を活用したシステム構築、品質、情報セキュリティ、ITサービスのマネジメントシステムについて述べるとともに、そこで使用されている新しい技術について解説する。 |
三菱電機インフォメーションシステムズ | 磯西 徹明 |
11月12日 | 企業におけるデータマイニング技術の活用および期待 | 近年、企業情報システムが増加し、様々な業務において企業活動データ、ログなどが蓄積されてきている。販売管理やクレームの処理において、これら蓄えられたデータをデータマイニング技術によりデータ分析し、企業活動へフィードバックする事例などについて説明する。 |
三菱電機インフォメーションシステムズ | 菅野 幹人 |
11月19日 | ITと地球環境 〜持続可能な社会の実現に向けて〜 | 人類共通の緊急課題である地球環境問題。講義を通じてその現状を認識するとともに、課題解決に向けた電機電子業界の取り組み、特に製品・サービスにおける取り組みを解説する。そして、一見、地球環境との関わりが無さそうなITが、実は最重要課題である地球温暖化を解決に導く可能性を秘めていることについて論じる。 |
富士通 | 功刀 昭志 |
11月26日 | 実トラブルから学ぶ ICTシステム構築に必要な基本知識・原理原則 | 本講座は、講義を何度も行っていく中で学生さんの興味が高かった内容を充実してきています。そのため、今回、内容が端的にわかるように講座名を変更しました。 なお、2013年度まで「大規模ICTシステム構築に必要な基本知識・ 原理原則」という講座名でした。 言語や技術などの知識教育、専門教育ではなく、ICTシステムの構築について、いろいろな観点から広く捉える講義です。 実際に起こったトラブル事例や身近な例や使いながら、基本的でかつ本質的な考え方を知ってもらうのが本講義の狙いです。 まず、ICTシステムが大規模な社会システムになってきたことと、そのため高い信頼性や高い品質が求められるいることを身近なトラブル事例等を通じて感じてもらいます。 本講座のメインとして、設計・構築技術の観点から、実際に起こった身近な社会システムトラブルの2〜3を題材に、システムのしくみ、どこでなにが起こったのか、原因は?、対策は?、などを分析し、システム構築の基本となる技術的な点や考え方についてのいろいろな視点からの原理原則を知ってもらいます。 また、実際にソフトウエア開発を行う上での基本的な考え方についても説明します。 具体的には、大規模ソフトウエア開発には何が求められているのか、プロジェクトはどう作りどう進めるのか、どうマネジメントするのかなどについて基本的なことを説明します。プロジェクトマネジメント、ソフトウエアエンジニアリングの基礎とも言えます。 時間があれば、最後に、これから就職を考えている学生さんに、ICT業界での仕事についてやどういう人材が求められているかを話します。 |
富士通ミッションクリティカルシステムズ | 福冨 秀則 |
12月3日 | 企業における情報共有 〜エンタープライズ・ソーシャルウェア〜 | 企業の中で仕事をするときどうやって情報共有をしているか興味ありませんか? 企業内の情報共有やコラボレーションの方法は時代とともに変化しています。最近は、TwitterやSNSなどのソーシャルメディアの技術や考え方が、企業内にも次々と導入されています。この講義では、事例やIBM社内の身近な例を紹介しながら、企業内情報共有基盤の動向や製品について紹介します。 |
日本アイ・ビー・エム | 行木 陽子 |
12月10日 | 通信キャリアのサービスシステム構築と運用 | 情報システムは導入分野や対応業務が多岐に渡り、その構築・運用のスタイルも様々である。本講義では、通信事業者やサービスプロバイダが数千万人規模の加入者向けにサービスを提供するための情報システムとその構築における考え方を紹介する。大規模・高信頼システムの提案、仕様の検討及び設計上の配慮や運用維持の工夫などの中から、システムインテグレータの仕事を実感頂く。 |
三菱電機インフォメーションシステムズ | 小林 敦 |
12月17日 | 企業内ネットワークの最新技術とアーキテクチャー | 企業内ネットワークで実際に使用されているネットワーク技術に基づいて、最近のトレンドやアーキテクチャ(設計の考え方)を解説する。 以下、例として、 ・企業内ネットワークの動向。企業内ネットワークの特徴、データセンターネットワークの最新技術、ルーティング、高信頼設計、ネットワークセキュリティなど。 ・ネットワークアプリケーションの性能分析手法。ネットワーク遅延が性能に与える影響、分析手法、パフォーマンス向上の手法、など。 ・企業内ネットワークの設計・構築プロジェクトの実際。要件定義、プロジェクトマネージメン、ドキュメンテーション、テストなど。 |
日本アイ・ビー・エム | 佐藤 正和 |
1月7日 | 震災後の新しい社会(クラウド、SNSとの関わり) | 東日本大震災の混乱の中、情報共有・伝達手段にクラウドやSNSは新たな可能性を提示してくれました。実際に富士通が被災地において、クラウド環境をどのように構築したか、またSNSの利用によって、情報の拡散と共有が迅速になり、またその動きが社会に新しい価値を提供しはじめています。 |
富士通 | 濱田 真輔 |
1月14日 | 実世界ビッグデータ活用による社会価値創造 | ビッグデータが注目されている。特にセンサーやカメラから集まる実世界ビッグデータは社会やユーザの様々な課題解決に役立つと期待されている。本講義では、社会やユーザの課題解決のために、より高い価値を生み出そうとする企業での研究開発の考え方と、その事例として、世界最先端の実世界ビッグデータ解析技術(映像解析、データマイニング)と応用を、一部はビデオ等も用いて具体的に紹介する。 |
日本電気 | 福島 俊一 |