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携帯電子機器バッテリ関連 Q&A

※このQ&Aの携帯電子機器は、携帯用デジタルオーディオ、カーナビ、携帯プリンタを想定しています。
 Question
Q1 バッテリを使用した携帯電子機器の安全性と正しい使い方を教えてください
Q2 バッテリが熱くなるのですが、大丈夫でしょうか?
Q3 バッテリを取り外した本体の接続部分に触っても感電しませんか?
Q4 二次電池とリチウムイオン電池について教えてください
Q5 バッテリの寿命について教えてください
Q6 バッテリを長持ちさせるためのヒントを教えてください
Q7 リチウムイオン電池はどういったものに使われているのですか?
Q8 リチウムイオン電池の安全設計について教えてください
 Answer
Q1バッテリを使用した携帯電子機器の安全性と正しい使い方を教えてください
A1携帯電子機器のバッテリに使われるリチウムイオン電池は、危険なものではありません。大きな事故に結びつかないように、電池そのものにも安全性を考慮した設計がなされていますし、保護回路と組み合わされることで、過電圧、過放電、過電流などを防ぐための安全面からの工夫がなされています。
バッテリを使用した携帯電子機器は、次の通り使用環境に注意してください。
バッテリや携帯電子機器を、高温の環境に放置しないでください。
直射日光や熱風が当たる場所での長時間の使用や放置はお控えください。
交換可能なバッテリを使用した携帯電子機器は、次のとおり取り扱いに注意してださい。
取り外したバッテリの端子(金属部分)がショートしないように、ネックレス、クリップ、コイン、鍵などが触れないように注意してください。
バッテリに、押し潰す、叩くといった強い圧力を加えないでください。バッテリ内部に電気的なショートが発生し、安全性を損ねる可能性があります。
携帯電子機器を落としたり、ぶつけたりしないでください。特にコンクリートなどの堅い表面への落下は、携帯電子機器本体やバッテリに潜在的なダメージを与える可能性があります。
携帯電子機器を水やその他の液体で濡らさないでください。水分が乾き、正常に稼働しているように思えても、電気回路が徐々に腐食することによって、安全面での問題が引き起こされる可能性があります。
お使いの携帯電子機器用の正しいACアダプタ等を使用してください。他の機種用のものなど、正規のものでないACアダプタ等を使用すると、液漏れ、発熱、発火、破裂、バッテリが充分に充電されないなど安全面での問題が引き起こされる可能性があります。
携帯電子機器メーカーが作成しているマニュアルに記載されているバッテリの使用方法、保管方法、充電方法に従って使用してください。
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Q2バッテリが熱くなるのですが、大丈夫でしょうか?
A2バッテリは、使用中や充電時に熱を発生することがあります。バッテリの表面温度は、各社とも規定した温度以下であることを確認しています。
それでも気になる場合は、各社のお問い合わせ窓口で確認することをお勧めします。
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Q3バッテリを取り外した本体の接続部分に触っても感電しませんか?
A3お手持ちの携帯電子機器の製造元にご確認ください。一般的には、本体の接続部分に高い電圧はかからないため、感電の心配はありません。
ただし、故障の原因になることがあるため、携帯電子機器およびバッテリの接続部分には触れないでください。
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Q4二次電池とリチウムイオン電池について教えてください
A4二次電池とは、充電して繰り返し使える電池の総称です。充電できない使い切りの電池を一次電池といいます。
二次電池の中でも、小型充電式電池には、ニカド電池(Ni-Cd電池)、ニッケル水素電池(Ni-MH電池)、リチウムイオン電池(Li-ion電池)などがあります。
リチウムイオン電池は、現在実用化されている二次電池の中では、最もエネルギー密度が高く、高い電圧が得られるため、携帯用の電子機器等のバッテリによく使われています。
メモリー効果がほとんどなく、継ぎ足し充電を頻繁に行う携帯用の電子機器などに向いています。
ただし、満充電状態で保存すると劣化しやすく、極端な過電圧や過放電により、電極が不安定な状態になり激しく発熱するため、破裂したり発火したりする危険性があります。
これを防ぐため、リチウムイオン電池製品は電池単体では販売されず、電圧などを厳密に管理する制御回路と、過充電や過放電を防ぐ保護回路を組み込んだバッテリパックとしてしか販売されません。
【参考情報】
リチウムイオン電池の原理は?
リチウムイオン電池は、Li+イオンが正極と負極を行ったりきたりするだけの極めてシンプルな原理に基づく電池です。
そのシンプルさから、メモリー効果がほとんどなく、充放電効率(充電エネルギーと放電エネルギーの比率)が高くなっています。
リチウムイオン電池の特徴は?
リチウムイオン電池の特徴は、電圧が約3.7Vと、ニッケル水素電池などの約3倍の電圧で、軽くて大きな電力を持っていることです。
リチウムイオン電池1個の電圧は約3.7Vです。同じ小型二次電池の仲間であるニカド電池やニッケル水素電池の1.2Vに比べ、3倍の電圧が得られます。
いいかえると、同じ電圧を出すのに直列接続の使用本数が3分の1で済むということになります。
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Q5バッテリの寿命について教えてください
A5バッテリは消耗品であり、その寿命は使用環境によって変ります。一回での充電での使用時間は、充電回数および使用開始してからの時間経過とともに徐々に短くなります。
バッテリ駆動時間が低下した場合は、携帯電子機器のマニュアルに従ってください。
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Q6バッテリを長持ちさせるためのヒントを教えてください
A6携帯電子機器に搭載されたバッテリは、次の事項に注意することで、機能低下を比較的遅くすることができます。
バッテリや携帯電子機器を、高温の環境下に放置しないでください。
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Q7リチウムイオン電池はどういったものに使われているのですか?
A7リチウムイオン電池は、小型で軽量という特徴を活かして、次のような用途に使われています。
ポータブルナビゲーション、ポータブルオーディオ機、携帯プリンタ、ノートパソコン、PDA、携帯電話、ハンディ・ターミナル、コードレスフォン、業務用無線機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、放送局向けビデオカメラ、携帯ゲーム機、ロボット、無人潜水艇、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動自転車、携帯ライトなど。
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Q8リチウムイオン電池の安全設計について教えてください
A8リチウムイオン電池は、電池の内部に安全機構を有する構成部材および部品を用いて電池自体の安全性を考慮しているとともに、電池の外部にも電池の状態(電圧、電流、温度)を検知して電池メーカーが推奨する使用範囲・条件を確保し、異常を感知した場合に作動して安全を確保する保護回路や制御装置があわせて組み込まれていることから、危険性はほとんどありません。
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