JEITA

<組込み系ソフトウェア・ワークショップ2011:資料室>
日本の組込み系開発におけるアーキテクト
〜開発現場に求められるアーキテクトとは〜

■ 全員参加103人ワークショップ概要 ■
全員参加 103人ワークショップ:
アーキテクトとは? その役割は? 徹底議論!

上記のテーマを中心に様々な視点から議論が展開された。
当日は100名近い参加者で活発な議論が行われた。

山田氏渡辺氏
司会の山田氏アドバイザの渡辺氏

このワークショップでは、参加者全員に3色のカードが配られ、それを持って挙手することで意思表示を行った。
カード提示で表明された意思や、参加者やアドバイザの意見がリアルタイムにスクリーンに表示した。

アドバイザの方々ワークショップ会場の様子
アドバイザの方々ワークショップ会場の様子

ワークショップ参加申し込み時に、アーキテクトの定義や役割りについての事前アンケートを実施し、100名近くの方からアンケートの回答が得られた。
ワークショップでは、これらを元に、アーキテクトについての議論が進められた。

カードで意思表明

事前アンケートの回答結果を元にした質問や、参加者からその場で表明された項目について司会の山田氏から質問がなされた。
参加者は、カードで意思表示をするときに、近くの参加者達で意見を交換することにより、より鮮明な意思表示が行われた。
その結果のいくつかを以下に紹介する。

アーキテクチャの役割とは? 仕事とは?
 戦略からアーキテクチャを考え、伝え、動かす
  日本の弱みは戦略
  技術を俯瞰する人
  日本ではフォロワーシップがない
アーキテクチャをメンバに展開
  技術を普及する人
  仕事の順番を示す
  日本は現場調整型アーキテクト?
アーキテクチャを維持できる
  アーキテクチャ自体
  アーキテクトの育成

アーキテクトは育成できるか?
 育成できるのか?それとも選抜するものか?(グループで議論下上でカードにより意志表示)
  選抜するもの[参加者の多くの意見]
  育成できる[参加者の一部の意見]
  会社としては、選抜して育成する施策(参加者からの意見)
 どう育成するのか?
  まずアーキテクトの存在を認知させる
  素養は研修で身に付けさせるのは困難
  定期的にローテーションで育てる
  若いうちに素養を身に付ける
   中学校から
   魅力的な仕事であることを全国的にアピール
 どう選抜するのか?
  自分の立場以外から物事を見れる人(複数の視点、野次馬根性)

意見の流れ
議論の概要(クリックで拡大)

時間一杯まで、活発な意見交換が行われた。
議論の概要は、PDF ファイルを参照
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