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高齢者が安心・安全でスマートな生活が出来る社会の創出に向けた取組みを開始

2014年3月31日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
CE部会
部会長 毛利雅之
高齢者が安心・安全でスマートな生活が出来る社会の創出に向けた取組みを開始
〜高齢者のニーズ調査を実施しました〜
 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)CE部会は、コンシューマ・エレクトロニクス機器並びにシステムが、地域コミュニティを形成し、そこでの活動を通じた人と人との絆や“生きがい”をもたらす環境を提供できるとの認識に基づき、高齢化社会が進む社会への貢献とビジネスの可能性についての検討を開始しました。
 平成25年度は、IT・エレクトロニクスを活用した製品やサービス市場の創出・形成に向けた研究を行うべく、高齢者ニーズ調査を実施、今後の当協会の取組むべき活動を以下の通りまとめました。
高齢者ニーズ調査結果(別紙参照)
‐ 高齢者は「健康維持」や「つながり」が共通の関心事項であり、ネット利用層は、何らかの生きがいを持ちやすいという傾向があります。
‐ IT・エレクトロニクスを活用し受けたいサービスもあり、当業界にとっても大きな潜在ニーズがあるマーケット層だと言えます。
 調査方法
  (1) Webアンケートによる定量調査 1000人(ネット利用層が対象)
  (2) グループインタビューによる定性調査 5グループ×5人 計25人
  ((1)Webアンケート回答者を多変量解析にて9つのクラスターに分けたうちの5つのクラスターを選定)
今後の取組み
(1)ネット利用層の需要創出
 今回の調査を通じて、ネット利用層は何らかのライフサポートサービスを受けたいというニーズがあることを認識できました。これらのサービスはすでに市場に登場し始めています。そこで当業界に関連するサービス需要の創出・拡大のため、動向把握と普及策の検討をすすめていきます。
(2)非ネット利用層のニーズ調査
 上述のように、ネット利用層は何らかの生きがいを持ちやすいという傾向があります。
非ネット利用層がネットを活用することで、元気で幸せな高齢者が増加し、超高齢化社会を迎える我が国の社会保障コストの削減につながるものと考えます。
従いまして、ニーズ調査を非ネット利用層まで広げ、課題抽出、施策提案の検討を行います。
□JEITA CE部会について
 (社)電子情報技術産業協会(JEITA)は、約400社の会員を有し(2013年12月現在)、
コンシューマ機器(TV、PC等)から、インダストリアル機器(サーバ、情報端末等)、電子デバイス(半導体)、電子部品、ソリューション、ソフトウェアまで、IT・エレクトロニクス産業の広範な分野の課題に取り組んでいます。
 CE部会は、コンシューマ・エレクトロニクス(CE)およびパーソナルコンピュータの健全な普及を目指し、環境・省エネ、標準化、調査統計など当該分野の諸課題に対応するとともに、必要な施策を立案・実行し、各事業委員会および課題別委員会にて、積極的に事業を行っています。
 中・長期的視野に立って、ハードとソフト、コンテンツ、サービスを巻き込み、世界最先端を行く次世代テレビをはじめとする新たな市場形成に向けて、関連する業界団体や政府機関と連携しつつ、日本らしい安心・安全で、豊かな暮らしの実現を目指し、諸事業に取り組んでおります。
※本リリースのPDF版
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