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平成25年度(平成25年4月〜平成26年3月)
わが国におけるサーバ・ワークステーションの出荷実績


平成26年5月28日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
ITプラットフォーム事業委員会



 平成25年度(平成25年4月〜平成26年3月)の、わが国におけるサ−バ・ワ−クステ−ションの出荷実績は、以下のとおりとなった。
 需要の中心であるIAサ−バは、台数、金額とも前年を上回り、サ−バ全体の需要を牽引した。UNIXサ−バは前年を下回ったが、ワ−クステ−ションは金額で対前年増となった。メインフレ−ムは、前年を下回った。


◆平成26年度以降の見通しについて
 
 国内経済は、政府の金融緩和策による円安修正の継続と、輸出企業を中心とした業績向上と株価の回復、オリンピック対応を含む財政出動による公共投資の回復等により緩やかな景気上昇が期待されている。
 お客様企業においてはITシステムのクラウド化や仮想化での満足度が高まってきており、今後も更なる浸透が進むとみられる。
 サーバにおいては、台数面では、仮想化システムやサーバ統合が進むことによる抑制の要素はあるが、安心・安全な社会の実現に向けて、幅広い業務におけるITシステムが増大することにより規模増も見込まれる。
 金額面では、性能向上によるハードウェアの低価格化が進む一方で、複数の仮想マシン稼働に対応できる高性能サーバの需要の高まりで金額増も見込まれる。
 このような市場環境において、下記の分野・領域においてサ−バ需要の拡大が見込まれる。


クラウドコンピュ−ティングの進展に伴い、プライベートクラウド・パブリッククラウドの構築・強化により、
データセンターの構築・増強や新たに発生するサ−ビスに対応するためのサ−バ導入
非定型のビックデ−タの高速処理、M2M(Machine to Machine)、複合的な統合セキュリティ等の新たな市場変化への対応
システム運用効率化のためのサ−バ統合・仮想化導入
WindowsServer2003サポート終了に伴う移行・切替
事業継続プログラム(BCP)の実行による基幹システムのバックアップサイト構築、防災システムの構築

 IAサ−バは、幅広い用途で今後も需要の中心として拡大が見込まれる。UNIXサ−バは、企業の基幹システムを担う需要はあるが、IAサ−バへの需要分散等もあり、減少が予想される。メインフレームは、高度の信頼性を要求される社会インフラシステムの中核で、今後も一定の需要が見込まれる。

■ 平成25年度 第4四半期・平成25年度総出荷
■ 平成25年度 上半期・下半期総出荷
■【価格帯別】出荷台数・金額(平成25年度)
■【産業別】出荷台数・金額(平成25年度)
■ 出荷自主統計参加会社



 [お問合せ先] インダストリ・システム部:03-5218-1057






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