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IS-14-情端-3 入力装置に関する調査報告書

■ エグゼクティブサマリ ■
第Ⅰ部 イメージスキャナに関する調査
▪ 2013年の出荷実績
2013年のイメージスキャナの出荷実績は以下のとおりであった。

2013年のイメージスキャナの出荷実績は,台数では338万台(前年比5%減),金額では763億円(前年比13%増)と,台数では減少したものの,金額ベースでは増加という結果となった。コンシューマ向けスキャナ(A3以下/50,000円以下のフラットベッド)が台数(14%減),金額(4%減)ともに減少し,主に業務で紙文書の電子化やOCRなどに使用される業務用スキャナが,台数(6%増),金額(16%増)と増加を示した。
▪ 2016年までの出荷見通し

2016年のイメージスキャナは,台数では358万台(2013年比6%増),金額では912億円(同20%増)という結果となった。
 このうち業務用スキャナは,2013年と比べて台数で31%増,金額で23%増となる結果となった。
 一方,コンシューマ向けスキャナは,2016年には2013年と比べて台数で18%減,金額で17%減との結果となった。

第Ⅱ部 OCR関連装置に関する調査
1.2013年の国内市場規模
2013年(2013年1月から12月)のOCR関連製品市場は、台数(本数)ベースで約45万1千台、金額ベースで約116億円となっており、前年比、台数では約50%減、金額では約5%減という結果になった。タイプ別では、伝票処理用OCR「デバイスタイプ」が台数ベースで約10,100台,金額ベースで約73億円とほぼ同等となった。一方,伝票処理用OCR「ソフトウェアタイプ」は本数ベースで約15%増の約5,300本,金額ベースで約1%増の約11億4千万円となっている。
文書用OCRは、本数ベースでは約52%減の約44万本、金額ベースでは約14%減の約7億1千万円となった。ソリューションサービスは、金額ベースで2012年と比べて17%減の約25億2千万円となった。
2.2016年までの見通し
2016年のOCR市場は、台数(本数)ベースで約54万台(2013年比20%増)、金額ベースで約144億円(2013年比24%増)と見通した。タイプ別では、伝票処理用OCR「デバイスタイプ」は台数ベースで約14,700台、金額ベースで約95億円、伝票処理用OCR「ソフトウェアタイプ」は本数ベースで約5,100本、金額ベースで約11億9千万円、文書用OCR は本数ベースで約52万本、金額ベースで約5億円と見通した。
伝票処理用OCR「デバイスタイプ」は機能、性能、付加価値による優位性で低価格競争にならず市場は、2014年は金額ベースで3%増、2015年以降は、増加で推移していくと見通した。伝票処理用OCR「ソフトウェアタイプ」については、ビジネス用途向け等の機能強化もあり、デバイスタイプの一部領域に進出。市場は金額ベースで、2014年はいったん減少に転ずるが、2015年以降は増加していくと見通している。文書OCRは2014年以降、金額ベースについては、低価格化が予想され、減少の傾向と見通した。ソリューションサービスは、成長傾向も落ちつき、2014年以降は約30億円の水準で推移するものと見通した。

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