JEITA

<組込み系ソフトウェア・ワークショップ2014:資料室>
組込み系開発の実践的モデリング
〜モデリングはなぜ失敗するのか?〜

■ 全員参加106人ワークショップ概要 ■
全員参加 106人ワークショップ:
徹底議論!モデリングの成功のヒントを探る

上記のテーマを中心に様々な視点から議論が展開された。
当日は90名近い参加者で活発な議論が行われた。

山田氏渡辺氏
司会の山田氏アドバイザの渡辺氏

このワークショップでは、4名から6名程度のグループで議論をしてもらい、また参加者全員に3色のカードが配られ、それを持って挙手することで意思表示を行った。

アドバイザの方々会場の様子
アドバイザの方々ワークショップ会場の様子

ワークショップ参加申し込み時に、モデリングの使用状況や課題、その解決策などについての事前アンケートを実施し、80名近くの方からアンケートの回答が得られた。
ワークショップでは、これらを元に、モデリングについての議論が進められた。

カードで意思表明
カードで意思表明

最初に、ワークショップ参加者に事前に用意した「スマートガレージシステム」について、要求モデリングを短時間で作成した。これを元に参加者が4名から6名ほどのグループになり、議論をした。その後、この要求モデリングを元に全体で議論を行った。
アドバイザもモデリングを実施し、発表をし、会場と色々とディスカッションを行った。
この議論のときに、参加者はカードで意思表示をして、全体の状況を調べた。以下にその概要を示す。
どのようなベースで記述したのか?(何で書いた?)
 自社標準・・・8名
 講演資料ベース・・・8名
 適当・・・その他
どのようなモデル図を描いたのか?
 ユースケース、ブロック図、機能ツリー
 ステートマシン図、システムコンテキスト図
 要求図
 形式手法、USDM
ビジネス戦略と制約のつなぎ方は?
 つながった・・・3割(目的から機能ツリー抽出、要求図から作成、SysML)
 つながらなかった・・・7割
何を売るつもりなのか?
 サービス・・・1割
 モノ売り・・・4割
 考えていない・・・5割
次に、「スマートガレージシステム」のアーキテクチャモデリングを作成してもらい、これを元にグループでさらに議論をした。その後、このアーキテクチャモデリングを元に全体で議論を行ったので、以下にその概要を示す。
開発現場でアーキテクチャモデリングは?
 アーキテクチャ図面あり・・・6割
 ソース、プロトタイピング・・・1割
 分からない・・・3割
モスク型の静的構造になったか?
 モスク型・・・4,5名
 モスク型でない・・・その他
非機能要求とアーキテクチャモデルがつながったか?
 つながった・・・4,5名(関連を少なくする)
 つながっていない・・・その他

意見の流れ
議論の概要(クリックで拡大)

時間一杯まで、活発な意見交換が行われた。


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