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IS-15-情端-3 入力装置に関する調査報告書

■ エグゼクティブサマリ ■
第Ⅰ部 イメージスキャナに関する調査
▪ 2014年の出荷実績
2014年のイメージスキャナの出荷実績は以下のとおりであった。

2014年のイメージスキャナの出荷実績は,台数では329万台(前年比3%減),金額では807億円(同6%増)と,台数では減少したものの,金額ベースでは増加という結果となった。フラットベッドスキャナが台数(13%減),金額(1%減)ともに減少し,主に業務で紙文書の電子化やOCRなどに使用されるドキュメントスキャナが,台数(8%増),金額(7%増)と増加を示した。
▪ 2017年までの出荷見通し

017年のイメージスキャナは,台数では345万台(2014年比5%増),金額では899億円(同11%増)という結果となった。
 このうちドキュメントスキャナは,2014年と比べて台数で21%増,金額で14%増となる結果となった。
 一方,フラットベッドスキャナは,2017年には2014年と比べて台数で13%減,金額で16%減との結果となった。

第Ⅱ部 OCR関連装置に関する調査
1.2014年の国内市場規模
2014年(2014年1月から12月)のOCR市場は,台数(本数)ベースで約39万4千台,金額ベースで約152億円となっており,前年比でそれぞれ約13%減,約30%増という結果になった。金額ベースが増加した主な要因としては、伝票処理用OCR「デバイスタイプ」の増加の影響によるものである。
伝票処理用OCR「デバイスタイプ」が台数(本数)ベースで約300%増の約3万台,金額ベースで約150%増の約109億円となっており、特需があったと推測する。文書用OCR は,本数ベースでは約18%減の約35万8千本,金額ベースでは約13%減の約6億2千万円となった。ソリューションサービスは金額ベースで,約25億1千万円となった。
2.2017年までの見通し
2017年のOCR市場は,台数(本数)ベースで約64万台(2014年比 約162%増),金額ベースで約148億円(2014年比 約3%減)と見通した。タイプ別では,伝票処理用OCR「デバイスタイプ」は台数ベースで約1万5千台,金額ベースで約98億円,伝票処理用OCR「ソフトウェアタイプ」は本数ベースで約4千3百本,金額ベースで約11億7千万円,文書用OCR は本数ベースで約62万本,金額ベースで約4億4千万円と見通した。
伝票処理用OCR「デバイスタイプ」は2014年は特需での急増があったが、2015年からは、横ばいに推移していくと見通した。2017年については、マイナンバー対応による増加傾向と見通した。
文書OCRはWindows 10対応や好景気に支えられ、2015年以降台数(本数)ベースで増加すると見通すが,台数とは反比例で金額ベースについては,低価格化が予想され,減少の傾向と見通した。ソリューションサービスは,2015年以降は約30億円の水準で推移するものと見通した。

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