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ディスプレイライティンググループ

ミッション

  • バックライトユニット(BLU)を含むディスプレイライティングユニット(DLU)の標準化と将来のあるべき姿の検討
  • IEC/TC110/WG19規格の審議、規格案の作成・修正を行い、TC110国内委員会へ提案
  • JEITA規格の策定

活動概要

  • 沿革: 2008年にIEC/TC110にPT62595が発足した。国内ではしばらくTC110の国内委員会直下の分科会としてBLUを中心に活動してきた。2014年4月にBLU暫定PJ会議として今後の方向性を検討した。その結果、ディスプレイ用のライティングユニット全般を扱うように活動対象を拡大して、2015年4月から正式にDD標準化委員会傘下のディスプレイライティンググループ(DLG)として再スタートした。PT62595は、規格開発と共に既存規格の改訂を担うため、 2021年にWG19へ発展した。
  • 月1回のグループ定例会議開催とメール審議
  • IEC/TC110/WG19国際会議参加

写真・図

写真: Shanghai国際会議 Group写真(Shanghai EXPO Center 2019/10/16)

追加資料など

ディスプレイデバイス全般の照明装置を扱うPT(プロジェクトチーム)からWG(ワーキンググループ)へ発展

  • PT62595として、これまでに下記の6件の国際標準を登録した。
    IEC 62595-1-1:2013 Edition 1.0
    LCD backlight unit - Part 1-1: Generic specification
    IEC 62595-1-2:2016 Edition 2.0
    Display lighting unit - Part 1-2: Terminology and letter symbols
    IEC TR 62595-1-3:2019 Edition 1.0
    Display lighting unit – Part 1-3: Lighting units with arbitrary shapes
    IEC TR 62595-1-4:2020 Edition 1.0
    Display lighting unit – Part 1-4: Glass light guide plate
    IEC 62595-2-1:2016 Edition 1.0
    Display lighting unit - Part 2-1: Electro-optical measuring methods of LED backlight unit
    IEC 62595-2-2:2018 Edition 1.0
    Display lighting unit - Part 2-2: Measuring methods of LED light bars used in LCD BLUs
    IEC 62595-2-3:2018 Edition 1.0
    Display lighting unit - Part 2-3: Electro-optical measuring methods for LED frontlight unit
    IEC 62595-2-4:2020 Edition 1.0
    Display lighting unit – Part 2-4: Electro-optical measuring methods of laser module
    IEC 62595-2-5:2021 Edition 1.0
    Display lighting unit – Part 2-5: Measurement method for optical quantities of non-planar light sources
  • LCD用のBLUに関連するIEC62595-1-2(用語定義)、IEC62595-2-1(LED-BLUの測定法)の2件は、メンテナンスチームによって改定を済ませているが、IEC62595-2-1は枝番の付加によりリセットされEdition 1.0となっている。
  • BLUを含めた光源ユニット技術は新規要素技術の台頭や、高輝度、高コントラスト、広視野角、広色域化、あるいは薄型化などの要請によって進化を続け、マーケットでも重要なコンポーネントになっている。この状況を考慮し、前述のように本委員会はLCD用に限らずTC110全体を俯瞰したディスプレイ用の光源ユニットに適用範囲を拡張している。
  • ライティングユニットの高性能化、高機能化と共に、TC110がシステムを含むディスプレイ全般に拡張されたこともあって、空間変調デバイスに対するライティングユニットとそのインターフェースに関しての提案が、今後見込まれている。ディスプレイデバイス標準化委員会傘下の関係グループと連携し、日本の存在感を示しつつ、更なるマーケットの発展に向けた国際協力を進めていく。
  • 実際、近々の案件として、4K/8Kを実現する広色域に寄与する次世代のディスプレイ光源として期待されているレーザーモジュールについて、日本から提案して国際規格になっている。レーザー光源のように従来のディスプレイには見られないほど狭いスペクトル線幅の光源の正しい測定方法の確立は重要である。
  • 日本からは他にも、フレキシブルディスプレイなどに適用が見込まれる任意形状を持つ光源ユニットの測定法とガラス導光板技術の概要の2件の 技術報告書(TR)を発行した。さらに、任意形状の基本として重要な円柱状の光源ユニットの光学測定法に関する提案も国際規格になっている。
  • 中国からは、LED BLUのインターフェース仕様のTR1件が提案されている。
  • IEC62595-1-2の用語については、2016年に改定を行って以来、制定された規格や新たな技術を背景に新たに登場した用語の採録を目指して、改定提案を日本から行っている。
  • さらにmini-LEDやμLEDを適用したBLU、画素単位でのDimming技術など発展を続けており、標準化を通してディスプレイ製品の発展に寄与している。

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