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<組込み系開発スピードアップワークショップ2008:資料室>
組込み系ソフトウェア開発をスピードアップ!
〜 大規模化、複雑化、短納期化、多機種化する組込み系ソフトウェア開発の改革に向けて 〜
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■ 紹介 ■
  ソフトウェア事業委員会/ソフトウェア事業基盤専門委員会では、昨年7月のIESE/JEITA共同ワークショップ に続いて、今年度も2008年8月27日(水)午後、ベルサール神保町で 「組込み系開発スピードアップ・ワークショップ2008」を開催致しました。
 当事業委員会の下に設置されているソフトウェア事業基盤専門委員会では、我が国の強みの源泉であり 価値創出のキーであると言われている「組込み機器のソフトウェア(組込み系ソフトウェア)」に焦点を当て、 この分野での開発力向上等の基盤強化のための活動に取組んでいます。 昨年度(2006年度)は、特に品質の問題に焦点を絞り込み、アンケート調査による実態把握、課題分析、 課題解決に向けての提言を行いました。 また、この活動の中でドイツのフラウンホーファー協会IESE研究所を2回訪問し意見交換を行いました。
 今回のワークショップは「組込み系ソフトウェア開発をスピードアップ!」と題して、 IPAソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)のご協力もいただいて、 大規模化・複雑化・短納期化・多機種化する開発現場の課題や今後の方向等について、 名古屋大学 高田広章教授による「これで良いのか?組込みソフトウェア開発」と銘打った基調講演を皮切りに、 IPA SEC 平山雅之氏による特別講演「組込み分野へのソフトウェアエンジニアリングの活用法」に続いて、 松下電器産業(株) 南光孝彦氏から「モデル駆動型開発の導入による生産性向上の事例」、 (株)日立製作所 島袋潤氏から「組込み製品のテスト効率化・合理化への取組み」について講演頂き、 最後に、「100人ワークショップ」と銘打って、参加者全員の方が参加して「スピードアップの阻害要因」 について活発な意見交換を行いました。
  120名を超える出席者全員が参加して一つのテーマを議論する「全員参加型100人ワークショップ」は、 かなりチャレンジングな試みでしたが、設問に対して全員が自分の意見を3色の色紙を挙げて表明し、 同じ机の3人が偶然のチームとなって一斉に会場全体で議論している様子は、 参加者の意欲と意識の高さを感じる正にワークショップそのものでした。
  当日は84社137名もの方々の参加となり、会場で行われた参加者アンケートでも、 「100人ワークショップで他の人の考え方や意識を自分の意見と比較でき、とても良い機会でした。 定期的に開催していただければと思います」といった感想が寄せられており、 組込みソフトウェア関係者の意見交換・情報交換の場として継続していく意義を感じつつ、 今回のワークショップを終えました。


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