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エンジニアインタビュー IT× 移動・交通

IT× 移動・交通この分野の未来像を紹介

三菱電機株式会社 大田 優子(おおた ゆうこ)さん

先端技術総合研究所 システム構築技術部 (2015年現在)

2008年入社。大学院の情報工学科で通信分野を専攻し、センサネットワークの性能評価などの研究に取り組む。 自分のプログラミングで機械を制御するという楽しさにひかれて、この分野の研究者に。もともと理系の分野が好きで、高校時代からプログラミングを学ぶ。 最近では、省エネ走行が可能なルートを表示するカーナビの開発を手がけ、研究成果を発表。現在も引き続き、先端分野の技術研究に取り組んでいる。

大田 優子(おおた ゆうこ)さん

三菱電機株式会社 赤穂 賢吾(あかほ けんご)さん

先端技術総合研究所 システム構築技術部 (2015年現在)

赤穂 賢吾(あかほ けんご)さん

2008年入社。大学院ではバーチャルリアリティを研究。
プログラミングからモノづくりまで幅広い経験を積む。 大学時代にモノづくりの楽しさに目覚め、新しいものを生み出す仕事に興味を持って、研究者の道へ。 入社当初から先端技術研究に取り組み、様々な成果を挙げる。最近では、カーナビにおける新規機能の研究を進めている。

「クルマ」 の未来を考える仕事

今どのようなお仕事をされているのですか。

(赤穂さん) 私は、カーナビゲーションシステム(カーナビ)に搭載されるソフトウェアを研究しています。 もともと道案内のために作られたカーナビですが、今後カーナビがネットワークにつながることで、 車の中に居ながらいろいろなことが可能になると言われています。例えばスマホとカーナビがつながることで様々なコントロールが可能になります。 カーナビを通じて、これからの車はもっと便利で快適なものになっていくはずです。今は、快適な車内空間を実現するために、カーナビの新規機能を研究しています。

(大田さん)

私もカーナビに関するソフトウェアを研究しています。最近では、車が省エネで走れる道順(エコルート)を表示できるようなソフトウェアを研究していました。 カーナビは、これからの車を考える上での重要な仕組みであり、研究の最先端の分野でもあります。 これまでのように車内に閉じたカーナビから、他の車やインターネットとつながるオープンなカーナビになる中で、今、いろいろな可能性を探求しているところです。

IT× 移動・交通

「クルマ」は今後どのように進化しますか。

(赤穂さん) 車に関する技術として、今、「自動運転」が注目を集めています。 この技術はいずれ実現され、将来的に車は自動で運転できるものになると思います。 そうすると、その次は運転が不要になったドライバーにとって「車という空間をどのように活用するか」ということが大きなテーマになるはずです。

例えば、車の中でも大きな画面で自由に映画を見られるようにするなど、その空間の活用法は様々です。 車をよく利用するドライバーにとっては、車が第二のオフィスや部屋になる可能性もあります。 自動運転の安全性を高めるという課題はまだ残っていますが、それとともに、車という空間の活用可能性を追求することが、今後の重要な研究テーマになると思います。
また、その他にも、社会全体として車の最適化を図るニーズもあります。 スマホのボタンを押すと、自動運転で動いている最寄りの無人タクシーがすぐに迎えに来てくれるといった仕組みも、将来的には実現できるものだと思います。

IT× 移動・交通

研究テーマの未来像は、どうやって考えるのですか。

(赤穂さん) 私たちのような先端技術を扱う部門では、未来を考えることは非常に重要です。内部で○年後の未来像について議論することもあります。 でも、いざ考えろと言われても、なかなか思いつかないものなので、日頃から常に「未来はどうなるのか」を考えるようにしています。 未来について考えるときによく思うのが、未来は「誰かがつくるものだ」ということです。つまり「誰かがこうしたい」と思ったことが実現された結果が未来であり、 技術が自然に進化した結果が未来になるのではないのです。だから、「自分が今こうしたい」と思っていること、これも次の未来として実現される可能性があります。 「世の中の人々はどうしたいと思っているのか」「自分はどうしたいのか」、こうした思いがいつか未来に実現するのだと思っています。

IT× 移動・交通

(大田さん) 「これを実現したい」と思ったときに、どのようにすれば実現できるのか、その具体的な方法を考えるのがいちばん難しいところです。 「現在」を「未来」に近づけるためには、いろいろな課題を乗り越える必要があります。 多くの場合、それは自分の力だけでは解決できず、様々な専門家の力を結集することが必要です。 人と人とがつながり、力を合わせることで、新しいものが生み出されていきます。 自分の力で考え、自ら率先して動くことは非常に重要なのですが、最終的に自分ひとりだけの力では何も実現できないということを、社会人になってから強く感じるようになりました。

また、社会人になってからは、自分がつくった製品が世の中に出て、それが社会で使われるということに対して、強い責任を感じるようになりました。 面白そうだと思って飛び込んだ世界ですが、とても面白い反面、大きな責任が伴うということを日々の業務の中で強く感じています。 「未来をつくる」ということは、その「未来」に対して責任を負うということなのだと言えるかもしれません。

ソフトウェアの可能性と未来

ソフトウェアに関する仕事のなかで最も面白いと感じることは何ですか。

(大田さん) 自分のプログラミングによってパソコンや機械を制御し、動かすということに昔から興味がありました。 考えたとおりに機械をコントロールすることは非常に難しいのですが、難しいだけに、それが実現できたときの達成感には何とも言えないものがあります。 この面白さは昔から変わりません。 (赤穂さん) ソフトウェアも含めて一つのモノを作り、動かすということは本当に面白いといつも感じています。 高校までの勉強ではモノづくりの機会が少なく、その面白さを実感することは難しいのですが、私は大学に入ってモノづくりを経験し、 その面白さに大きな影響を受けました。特に、モノを制御するソフトウェアによって、実際にロボットなどを動かすことができると、想像以上の感動があります。 モノが動く前と動いた後では、本当に文字通り「世界が変わる」のです。そこにあるモノをコントロールすることができるようになり、まったく違った世界が開けてきます。

ソフトウェアにはどのような可能性があると思いますか。

(大田さん) 今の社会にはいろいろな機械や機器がありますが、これらにはすべてその動作を制御するためのソフトウェアが搭載されています。 携帯電話から家電、自動車まで、大きな機械に見えるものも、現在ではほとんどソフトウェアによって制御されているといっても過言ではありません。 今の世界はソフトウェアによってできていると言っても間違いではないと思います。ソフトウェアが、私たちの社会を動かしているのです。

IT× 移動・交通

(赤穂さん) ソフトウェアの開発は、昔は容易なものではありませんでしたが、今では、多少の知識があれば誰でも携帯電話のアプリがつくれるようになりました。 ソフトウェアを使うこともつくることも、昔よりずっと簡単になり、ソフトウェアの存在そのものが身近になっています。 そして、簡単で身近なものになったからこそ、ソフトウェアによってできることは格段に広がり、また、ソフトウェアが社会に与える影響も格段に大きなものになっていると思います。 私たちの生活になくてはならないものになればなるほど、ソフトウェアの可能性は広がっていきます。それはこれからも無限に広がり続けるのではないでしょうか。

これからのソフトウェアエンジニアに求められるものは何ですか。

(大田さん) これからの未来を実現し、未来社会を支えるソフトウェアを生み出すエンジニアには、「最先端を追い求める」という気持ちが必要です。 常に新しい技術や知識を学び、最先端の領域に興味を持ち続けることが、未来をつくるソフトウェアエンジニアにとって最も重要な姿勢であると思います。

(赤穂さん)

新しいものは、まったくの無から生まれるものではなく、今あるものの組み合わせだと言われることがあります。 新しいものを生み出すためには、いろいろなアンテナを張り、技術や知識の新しい組み合わせを考え出すことが必要です。 組み合わせたら面白い技術は、今でもたくさん眠っています。眠っている可能性を掘り起こし、新しい組み合わせによって、 歴史の流れの上に未来という新しい「花」を咲かせること。これが、ソフトウェアエンジニアの役割なのではないかと私は思っています。

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