農業分野におけるITの利活用事例


農業に関連したさまざまな情報をGIS(地理情報システム)技術と連携させて
 統合的に管理・活用する仕組みを提供
■ 取組みの概要
長年培ったGIS技術を応用して、作付作物、耕作者、土壌分析結果、栽培履歴等、農地に関連したさまざまな情報を一元管理し、より良い農業生産に役立つ仕組みとして、統合型農業情報管理システムGeoMation Farmを2004年から提供している。提供機能は、圃場情報管理だけでなく、生産履歴管理、施肥設計、衛星画像利用解析、現場での情報活用を支援するモバイル圃場管理、GPSを活用した農業機械の位置管理等幅広く、農業協同組合を中心とした農業関連団体で利用して頂いている。
■ 取組みのきっかけ
お客様から、地図を使って輪作体系の維持に役立つ仕組みを作れないかという話を頂いたのが、農業ITに着目するきっかけとなった。
■ 取組みにあたっての課題と対応策
農業現場は、情報の記録・活用の重要性は認識しているがITの活用はそれほど進んでいない。情報を活用する仕組みが利用できても多くの場合単機能であり、さまざまな場面で同じ情報を活用できる仕組みが少ない。当社は、情報を統合的に管理・活用する仕組みを提供することで情報活用の道を広げるとともに、先進的な取り組みに熱意があるユーザにまずシステムを活用して頂き、そこから活用の輪を広げていく取り組みを行っている。
■ 取組みの成果
導入ユーザのメリットとして、(1)地域全体の栽培計画支援と乾燥施設等共有施設の有効活用、(2)農薬使用基準との自動照合、(3)小麦収穫順序最適化による小麦乾燥コストの削減、(4)施肥量の削減、(5)輪作体系の維持、(6)農地流動化促進等が挙げられる。 当社のユーザ数は年々増加し、2010年現在、農協を中心に、農業共済組合、自治体、食品関連企業を合わせて約40団体で活用され、また導入地域も、北海道だけでなく、東北、関東まで広がっている。
■ 今後の展開
例えば輪作体系を維持するだけの目的で農地毎の作物を記録したとしても、それは共有乾燥施設の有効利用にも、衛星画像解析にも、また農地毎の収量・品質のムラを把握して翌年の肥培管理にもつなげることが出来る。同じ情報をさまざまな場面で使える仕組みを提供し、よりいっそうIT農業の浸透に貢献していきたい。
■ 連絡先
株式会社日立ソリューションズ 広報・宣伝部 広報グループ 柴田
〒140−0002東京都品川区東品川4−12−7
03−5479−5013
03−5780−6455
koho@hitachi-solutions.com

[URL]
http://hitachisoft.jp/products/geomation/farm/

[参考]
農業機械の作業状況表示



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©JEITA,2011