平成15年11月6日
社団法人 電子情報技術産業協会
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1.はじめに
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社団法人 電子情報技術産業協会サーバ・WS事業委員会(委員長・牧野友明氏)では、メインフレームコンピュ−タ、ミッドレンジコンピュータ、
ワークステーションに関する市場動向の実態を把握するため、その出荷状況を
調査し、平成15年度上半期出荷実績をまとめた。
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2.メインフレームコンピュータの出荷実績
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全体の状況
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メインフレームコンピュータの平成15年度上半期国内出荷は、台数で448台(前年同期比68%) 、金額で1,234億円(同65%)となった。
価格帯別にみると、大型クラス(2億5千万円以上)では台数で71台(同39%)、金額で748億円(前年同期比55%)となった。
中型クラス(4千万円以上2億5千万円未満)では台数で243台(同64%)金額で418億円(同81%)となった。
小型クラス(4千万円未満)では台数で134台(同144%)、金額で68億円(同215%)となった。
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(2) |
産業別出荷状況 |
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平成15年度上半期産業別出荷状況の金額ベース上位5業種をみると、1位「サービス関係」(構成比35%)、2位「国家公務及び政府関係機関」(同20%)、3位「製造業」(同12%)となり、4位「金融関係」(同12%)、5位「地方公務」(同12%)の順となった。
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3.ミッドレンジコンピュータの出荷状況
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(1) |
全体の状況
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ミッドレンジコンピュータの平成15年度上半期の出荷状況は、台数で87,011台(前年同期比100%)、金額で2,346億円(同78%)となった。また、UNIX系サーバ、NOSサーバのオープンサーバ合計では台数で84,319台(同101%)、金額で2,085億円(同80%)となった。
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価格帯別出荷状況
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出荷状況を価格帯別に見ると、100万円未満では台数で64,984台(前年同期比102%)、金額で581億円(同93%)となった。
100万円〜300万円未満では台数で10,308台(同123%)、金額で326億円(同99%)となった。
300万円〜1,000万円未満では台数で8,550台(同78%)、金額で604億円(同84%)となった。
1,000万円〜4,000万円未満では台数で2,705台(同98%)、金額で467億円(同74%)となった。
4,000万円以上では台数で464台(同87%)、金額で368億円(同52%)となった。
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(3) |
OS別サーバ機の出荷状況
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出荷状況をOS別にみるとUNIX系サーバは台数で25,887台(前年同期比99%)、金額で1,443億円(同75%)となった。
NOSサーバは、台数で58,432台(同101%)、金額で643億円(同92%)となった。
独自OSサーバは、台数で2,122台(同102%)、金額で258億円(同68%)となった。
OS別の構成比を金額ベースでみるとUNIX系サーバが全体の62%、NOSサーバが27%となり、独自OSサーバが11%となった。
また、UNIX系サーバおよびNOSサ−バを価格帯別にみると次のようになった。
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@ |
UNIX系サーバ
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UNIX系サーバの100万円未満は台数で10,267台(前年同期比107%)、金額で85億円(同156%)となった。
100〜300万円未満は台数で5,648台(同141%)、金額で183億円(同123%)となった。
300万円〜1,000万円未満では台数で7,254台 (同75%)、金額で470億円(同78%)となった。
1,000万円〜4,000万円未満では台数で2,331台(同102%)、金額で387億円(同74%)となった。
4,000万円以上では台数で387台(同89%)、金額で318億円(同53%)、となった。
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A |
NOSサーバ
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100万円未満では、台数で54,717台(前年同期比101%)、496億円(同87%)となった。
100〜300万円未満では、台数で3,344台(同115%)、金額で108億円(同121%)、となった。
300万円〜1,000万円未満では台数で307台(同60%)、金額で19億円(同57%)となった。
1,000万円〜4,000万円未満では台数で64台(同119%)、金額で20億円(同236%)となった。
なお、昨年度から当協会にIAサーバ連絡会を設置し、パーソナルコンピュータ統計に含まれていた「サーバ」とミッドレンジコンピュータの統計に含まれていた「NOSサーバ」をIAサーバとして、出荷統計調査を開始した。
IAサーバの平成15年度上半期国内出荷は144,888台(前年同期比120%)、システム金額で1,131億円(同91%)となった。
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(4) |
産業別出荷状況
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平成15年度上半期産業別出荷状況の金額ベース上位3業種をみると、1位「製造業」(構成比31%)、2位「サービス関係」(同21%)、3位「公共関係」(同21%)となった。
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4.ワークステーションの出荷状況
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総出荷状況
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平成15年度上半期のワークステーションの出荷状況は、台数では31,259台(前年同期比85%)、金額で245億円(同66%)の実績となった。
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金額クラス別出荷状況
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出荷実績をクラス別に見ると、100万円未満では台数で25,143台(前年同期比96%)、金額で102億円(同97%)となった。
100万円〜300万円未満では台数で5,004台(同55%)、金額で104億円(同56%)となった。
300万円以上では台数で1,112台(同87%)金額で39億円(同47%)となった。
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(3) |
産業別出荷状況
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平成15年上半期産業別出荷状況の金額ベース上位3業種をみると、1位「製造業」(構成比55%)、2位「公共関係」(同15%)、3位「サービス関係」(同15%)となった。
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5.平成15年度の見通しについて
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メインフレームコンピュ−タは、減少傾向が続くが、高度の信頼性を要求される社会インフラとして依然、根強い需要があると見込まれる。
ミッドレンジコンピュ−タは、IT投資の中核としての需要が見込まれ、経済環境の改善が企業投資の回復に及ぼす影響を加味し、台数では前年同期比105%、金額では前半の単価変動を考慮し85%と予測している。
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