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わが国におけるサ−バ・ワ−クステ−ションの平成21年度
(平成21年4月〜平成22年3月)出荷実績


平成22年6月1日
社団法人 電子情報技術産業協会
サーバ事業委員会



 平成21年度(平成21年4月〜平成22年3月)のサ−バ・ワ−クステ−ションの出荷実績は、以下のとおりとなった。上半期は、国内景気の低迷による投資抑制等の影響により、サ−バの台数・金額とも、対前年減となった。下半期は、需要の中心であるIAサ−バが台数で前年同期を上回り、年度でも、台数では、ほぼ前年実績と同規模を確保するまでに回復した。
 メインフレ−ムは、台数・金額とも、年度でほぼ前年規模を確保した。IAサ−バの内数であるブレ−ドサ−バは、着実な需要があり、上半期・下半期とも前年を上回った。


◆ 平成22年度以降の見通しについて

 国内経済は、依然として不透明な部分もあるが、今年に入って明るい兆しも見えてきており、緩やかな回復 が期待される。企業のIT投資も、回復していくことが見込まれる。
 UNIXサ−バは、企業の基幹システムを担うサ−バとしての需要はあるが、下位クラスを中心にIAサ−バへの需要分散等もあって、総額としては減少が続くと予想される。オ−プンサ−バの需要の中心であるIAサ−バは、IT投資の回復とともに、各企業向けの中核サ−バとして普及が拡大することが期待される。各企業がIT投資の効率化を進めていく中で、サ−バ統合や省スペ−ス化の要望が高まり、ブレードサ−バのさらなる導入が進むと予想される。クラウドコンピュ−ティングの進展に伴い、新たに発生するサ−ビスに対応するため、サ−バ導入の需要拡大が見込まれる。さらに、環境対策でもIT投資の需要があり、省電力化のためのサ−バリプレ−ス需要やグリ−ンIT対応のサ−バ投資が期待できる。
 メインフレームは、高度の信頼性を要求される社会インフラシステムの中核として、今後も一定の需要が見込まれる。


 平成21年度 第4四半期・21年度総出荷

 平成21年度 上半期・下半期総出荷

 【価格帯別】出荷台数・金額(平成21年度)

 【産業別】出荷台数・金額(平成21年度)

 出荷自主統計参加会社



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