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平成22年6月17日

社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会


2009年度
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について


 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)ソリューションサービス事業委員会は、2000年度よりソリューションサービス事業の啓蒙・普及促進を目指し、ソリューションサービスビジネスの環境の整備及びソリューションサービス品質の向上及び先進的ソリューションモデルの調査等の活動を行っている。
 2002年度からソフトウェア及びソリューションサービスの市場統計を実施しているが、このたび2009年度の市場規模調査結果を取りまとめた。

2009年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
 2009年度のソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は5兆1,618億円(前年度比90%)となった。
 2009年度の内訳を見てみると、SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆4,152億円(前年度比88%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、6,851億円(前年度比92%)、アウトソーシング、その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、2兆615億円(前年度比92%)である(表1参照)。

 2009年度は、金融ショックに始まる世界同時不況の影響をうけ、新規IT投資が抑制された結果SI開発が大幅な減少となり、他のセグメントともマイナス成長になった。2010年度は、引き続きIT投資に対する厳しい見方が続いているが、景気回復の兆しがみられることから、対前年度比プラス成長に転じると推測している。

 なお、2010年7月13日に開催する「ソリューションサービス事業委員会活動報告会」(主催:JEITA・ソリューションサービス事業委員会)にて報告する予定である。


(表1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場統計調査結果
表1


(グラフ1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市統計調査結果
グラフ1


<補足>

1.調査対象
調査対象はJEITA情報システム部会参画会社、計10社
沖電気工業、シャープ、東芝ソリューション、日本アイ・ビー・エム、NEC、日本ユニシス、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機

2.調査項目
調査項目はSI開発、ソフトウェア、アウトソーシング及びその他サービスの3分類。

@ SI開発
コンサルテーションからシステム構築を含むもので、通常、上流工程から下流工程と呼ばれている企画、設計、開発、納入までのSI全体。

A ソフトウェア
個別プログラムを除く製品としてのプログラム全般、オペレーティングシステム(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションパッケージ等。

B アウトソーシングおよびその他サービス
ハードウェア、ソフトウェアの保守サービス、リモート監視、ASP(Application Service Provider)、BPO(Business Process Outsourcing)を含むアウトソーシングサービス等。


本件に関するお問い合わせはインダストリ・システム部(TEL.03-5218-1057)までお願い致します。


以 上


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