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ソフトウェア輸出入統計調査  2000年実績
平成14年7月31日

社団法人 電子情報技術産業協会
社団法人 情報サービス産業協会
社団法人 日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会


1.はじめに

 社団法人 電子情報技術産業協会,社団法人 情報サービス産業協会,社団法人 日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会の3団体は共同にて、わが国におけるコンピュータソフトウェア(以下、ソフトウェアと称す。)の輸出入状況の実態を把握するためソフトウェア輸出入統計調査を実施し、このたび2000年の実績をとりまとめた。
 本調査は、規模、構造とも急速な変貌を遂げつつあるにもかかわらず、その多様な企業構成ゆえの困難さで、これまで十分な現況把握がなされてこなかったソフトウェア産業の実態を、可能な限りの精度を確保して明らかにしようとするものである。
 なお、今後の調査に関しましては、ソフトウェア輸出入の傾向を把握するという、当初の目的をほぼ達成できたとの認識のもとに終了させていただきます。


2.全体の傾向

 2000年のソウトウェアに関するわが国の輸出入の現状をみると、輸出は90億円(対前年比96.7%)、輸入は9,189億円(同127.6%)となった。輸入は輸出の102倍となり、前年の77倍に比べ、さらに格差が広がる結果を露呈した。

 地域別にみると輸出は構成比で43.8%を占める米国が39億円(前年比116.6%)となり、欧州の30億円(同196.3%)の順となった。アジアについては、98年が56億円(前年比4.2倍)と大きく伸びたが、99年、2000年と大幅に減少し2000年は18億円となった。
 一方、輸入は米国との取引が全体の9割を占める状況は変わらず、8,217億円と突出しており、そのうち、ベーシックソフトが米国からの輸入総額の40.8%を占める3,352億円となった。

 その他の地域については、欧州、アジアの順となり、欧州についてはアプリケーションソフトが欧州からの輸入の79.5%を占めている。アジアはカスタムソフトの比率が高く49.3%を占めている。


 ソフトウェア輸出入統計対比表
 ソフト分類別構成比(グラフ)
 地域別構成比
 ソフトウェア輸出統計表
 ソフトウェア輸入統計表
 ソフトウェア輸出入統計グラフ
 PC用ゲームソフト輸出入統計対比表
 ソフトウェア輸出入統計調査の回答対象



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