JEIDA-37とは

更新日:2017.06.15


JEIDA-37(第4版)序文より

 情報処理機器の安全性(人体保護、火災防止など)については、情報処理機器の普及・一般化に伴い、わが国はもちろん国際的にも重要な問題として取り上げられており、IEC規格を初め、UL、CSA、VDEなどの規格は、情報処理機器に対する安全規格としてよく知られている。一方、わが国においては、従来、情報処理機器を対象とした特別な統一規格はなく、各社独自に対処していたが、その必要性は業界・ユーザだけでなく社会的な要請として認識される段階に至ったため、当協会では昭和53年度(1978年度)から委員会を設置して調査活動に入り、昭和60年(1985年)3月に「情報処理機器の安全規格JEIDA-37 第1版」を作成制定し、関係先からの要請に応えた。しかし、その後も安全の問題に関する課題は際限がなく、国際規格化活動も活発化してきた。
 当協会ではこれに呼応して審議を進めた結果、IEC60950(情報処理機器安全及び事務機械安全の規格)のうち情報処理機器の安全に整合したJEIDA-37の第2版を平成3年、第3版を平成8年(1996年)に、さらにこの度、第4版を作成制定することができた。
 この規格が、情報処理機器を設計する上で安全に関する国内統一の指針となれば幸いである。


トップページへ戻る