「俊敏性を要求されるITサービス開発・運用」の日米事例調査
「平成30年度 調査報告書」の公表について
一般社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会
ITサービスビジネス環境整備専門委員会
ソリューションサービス事業委員会 ITサービスビジネス環境整備専門委員会(以下、「本専門委員会」)では、ITサービスの利用者と提供者の共通の評価指標に着目し、リスクマネジメントやSLA/SLMを中核テーマとして調査・研究活動を行ってきました。
近年、IT関連業界において急激に環境が変化しています。それに伴い、企業における情報システム部門は、事業・業務の効率化を図るために単にIT化を進めるだけでなく、事業環境の変化や事業方針・戦略の変化に応じて社内の業務部門に貢献できる組織として、ITサービスを提供することが求められています。
ビジネス環境変化のスピードが非常に速くなっていく中、ビジネスにおいて重要な位置づけにあるITサービスも環境変化に俊敏に対応する必要があります。本専門委員会では、2017年度に顧客要求に適合するサービスを素早く開発し、運用後の変化に対して柔軟に対応する進め方と、その際に想定される課題について検討しました。
2018年度には、2017年度に検討した「俊敏性を要求されるITサービス開発・運用」の進め方と課題について、アジャイル開発やDevOpsに取り組んでいる国内の先進的な企業の事例調査を実施しました。併せて米国調査結果を加味し、「俊敏性を要求されるITサービス開発・運用」の取り組みと課題の妥当性を検証しました。
本専門委員会が検討したITサービスを俊敏に開発・運用するための進め方を参考にすることで、ITサービスの利用者に対して継続的に高い価値を提供することができ、企業の事業目標達成に貢献することを期待します。
以上