■ 電気通信大学 西10号館2階・233大会議室 火曜日 5時限 16:15〜17:45 |
日程 | 講義テーマ・所属名・講師名 | 講義テーマ概要 |
10月11日 | セレンディピティの効用 〜企業社会において適職に出会う能力を磨くには〜 | "理系の工学系大学院の院生向け、文系の経済学部の学部生向けに「セレンディピティの重要性」と、実際に具体的に今日からどのようなことを行えばセレンディピティが高められるのか、ということをこれまで講義をさせていただいています。研究の場では「セレンディピティ」によりノーベル省級の研究成果が成し遂げられ、ビジネスの場でも「セレンディピティ」により新たな企画やマーケティングが生み出されています。ですが、「セレンディピティ」はたまたまの偶然ではなく、「身につけることができる能力」で特別なひとだけのものではなく、誰にでもできるものです。この講義では講演者の実例や他の事例などを紹介しながら、「具体的かつ論理的なセレンディピティの身につけかた」をご紹介します。特に、理系の院生/学部生のみなさまに好評をいただいています。 *講演者の実際の企業での具体例、当時の資料などが含まれますので、契約上、資料の公開、配布はできませんのでご了承ください。 |
BIPROGY |
10月25日 | プログラム解析技術 〜プログラムスライシング技術を中心に〜 | ソフトウェア再利用、保守のためにはシステムを理解することが必要です。正確な理解のためのプログラム解析の必要性を説明し、プログラムスライシング技術を中心としたプログラム解析技術の手法と、その適用例について講義します。 |
日立製作所 |
11月1日 | 人体に適用したセンサーデータ分析の実例 | 近年普及しているスマートウォッチなどの小型携帯機器に搭載されているセンサーからは膨大な量の情報が生み出されています。現状ではこれらのセンサーデータの活用はまだ十分に進んでいませんが、労務管理や健康管理への応用が広がりつつあります。フーリエ解析やウェーブレット解析などのディジタル信号処理技術を用いてセンサーデータを分析することで人間の動作や身体の状態を可視化したり、識別できるようになります。本講義ではディジタル信号処理の技術を簡単に紹介し、ディジタル信号処理技術におけるデータ解析の実際と応用事例として林業における作業識別による労務管理への活用を目指した研究を取り上げます。 |
BIPROGY |
11月8日 | ITシステム開発に学ぶロジカルシンキング | ITシステムは基本的にロジックで動いており、その処理の流れは極めて論理的です。一方で、コストや時間の制約の関係で、すべてを論理的に整合させての開発が不可能で、論理的ではない判断を下す必要がある場合もあります。このようにITシステムの開発は正確なロジックの学習と、制約やコストの制限の中での最適化という両方の側面がある。本講義ではITシステムの開発や失敗例からロジカルシンキングを学ぶ |
日本電気 |
11月15日 | SNS分析を企業活動に活かす | ツイッターやブログ、消費者の関心事に特化したコミュニティや掲示板などのソーシャルメディアへのつぶやきや投稿を収集し、企業の商品やサービスの評判やニーズを分析するソーシャルメディア分析が、企業の注目を集めています。この講義ではこのソーシャルメディア分析の基本的な概念を再確認し、それを実現するテキストマイニングを中心とするテクノロジーの概要とそのエッセンスを抑えながら、実際の利用例や活用検討のためのフレームワークなどを元に企業活動での活用について学んでいただきます。 |
日本アイ・ビー・エム |
11月22日 | 国際化・多様化する社会での求められる多面性 | 一つの専門分野の学問や業務を続けるには、常に最前線の知見が求められるばかりでなく、停滞・陳腐化するリスクも考慮する必要があります。国際化・多様化する社会や市場において、研究開発や創造的な仕事に就くにあたり、一つの分野に拘らず、様々な経験をプラスに転じ、かつ他にはない価値をいかに創造していくかについてこれまでの研究開発経験や、海外での勤務体験を通じた具体例を交えながらお話しします。たとえば、かつて隆盛を極めた技術がどうして沈下していったのか、近年話題となっているあらたな技術や市場の展開で、どのようにして生き残っていくかについて、求められてくる考え方の解説を行います(講義趣旨に添い、対応可能です) |
Fujitsu R&D Center |
11月29日 | AIエンジニアが知っておきたい認知科学 | "ディープラーニングがブレイクスルーとなって、人工知能の技術革新が活況を呈しています。画像処理、言語理解、行動の習得など ヒトを超えるとの予測もちらほら聞こえてくるなか、AIは本当に「理解」しているのか、AIの判断は説明可能なのかといった観点も問われ始めています。では我々ヒトはどう「理解」しているか説明できるのでしょうか。ヒトやロボットの他にも、われわれのペットや野生の動物にも「知能」はあるのでしょうか。AIは「心」を持てるのでしょうか。 この講義では脳や動物行動学の研究の歴史を踏まえ、最近の人工知能のトレンドとの比較から見えてくるヒトや動物の相違点や人工知能への向き合い方を考えます" |
日本IBM システムズ・エンジニアリング |
12月13日 | 高齢社会を支えるテクノロジー | ジェロンテクノロジー、Agetechと呼ばれる高齢社会を支える技術に関する国内外の開発動向を紹介します。介護施設で活躍するロボットやセンシング・AIによる独居高齢者の見守り、VRによる認知症ケアなど実際の現場での適用事例を交えながら、今後の展望や課題について議論します。 |
ユニアデックス |
12月20日 | 今企業に求められるゼロトラストアーキテクチャとは | コロナ禍によって一気に拡大したテレワーク、データ利活用の推進、加速していくクラウド活用など、社会は常に変化し続けています。これに合わせて、企業におけるセキュリティも変革が求められていますが、適応しきれていないというのが現状ではないでしょうか。これからのセキュリティ対策に求められるゼロトラストアーキテクチャについて解説します。 |
BIPROGY |
1月17日 | 人工知能は電気羊の夢を見るのか?ー技術が社会に浸透してゆく道程を考える。 | 3度にわたりブームとなっている人工知能。その技術的変遷と、社会からの期待の変化を辿り、これからのAIが向かうべき方向、そしてAIをはじめとする新たな技術がキャズムを超え社会に浸透するために求められる取組みについて考察する。 |
BIPROGY |
1月24日 | シリコンフォトニクス技術の基礎と通信用超小型光モジュールへの応用 | 近年、Si LSIの量産技術を光通信用デバイスに応用した、シリコンフォトニクス技術が注目を浴びている。これは、受光器や変調器などの多機能デバイスワンチップに集積し、LSI量産工程で生産することで低価格が期待できるといった特徴をシリコンフォトニクス技術が有しているためである。 講義では、シリコンフォトニクス技術の基礎的な説明からスタートし、最近の製品応用の動向についても概要を説明する。 |
沖電気工業 |
1月31日 | 画像認識技術 | 画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。 |
東芝 |
2月7日 | OSS×クラウド | 先進的な仕組みが最初にOSS(オープンソースソフトウェア)として世の中に出てくる時代である。無償で誰でも入手できるOSSだが、IT企業やユーザ企業では、無償を理由にOSSを採用するのではなく、ビジネス上の戦略的意図をもってOSSを扱うケースが増えている。また、スマートフォンの普及が進み、クラウドサービスも充実してきたことで、スタートアップ企業などがOSSとクラウドサービスを積極的に組み合わせ、俊敏性のあるインターネットサービスの提供、ひいては新たなビジネスを立ち上げる勢いとなっている。本講義では、IT企業やユーザ企業、サービス事業者らがどのようにOSSとクラウドサービスを活用しているか、どのようにビジネスに活かしているかを概観する。 |
三菱電機インフォメーションシステムズ |