JEITA
2021年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 下期
2021年
JEITA講座運営WG

《 2021年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 下期 》


【 下期 】
 ■ 中央大学  木曜日 3時限 13:20〜15:00
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
9月30日ブロックチェーンとは何だろうか最近のエポックメイキングな技術としてブロックチェーンがある。「ブロックチェーンは社会を変える」と言われているが本当だろうか。本講義ではブロックチェーンの基本的な考え方および構造を解説した後、ブロックチェーンが社会に与えるインパクトについて議論したい。
沖電気工業
10月7日企業におけるデータマイニング技術の活用および期待近年、企業情報システムが増加し、様々な業務において企業活動データ、ログなどが蓄積されてきている。販売管理やクレームの処理において、これら蓄えられたデータをデータマイニング技術によりデータ分析し、企業活動へフィードバックする事例などについて説明する。
三菱電機インフォメーションシステムズ
10月14日宇宙機の軌道力学概説人工衛星をはじめとする宇宙機を扱うシステムにおける土台となる技術が、宇宙機の軌道を計算し、将来の位置を予測する軌道力学である。軌道計算を正確に行うためには、時系、座標系、摂動といった宇宙空間特有のモデルが必要となる。講義では、宇宙機の軌道の書類や特徴、軌道に及ぼす摂動と呼ばれる外乱の種類や特徴、軌道計算といった軌道力学の基礎的な知識をできるだけ数式を使わずに、直感的かつ定量的な把握に重点を置いて説明する。
 また、日本の宇宙開発が本格的に始動した1970年代初頭から今日に至るまで、日本の宇宙開発の経緯と軌道力学技術の進展を関連付けて説明する。最近ニュースの話題に出ることもあるスペースデブリ、衛星測位システム等についても、軌道力学の観点から見た特徴や難しさについて説明する。
富士通
10月21日量子コンピューティング最新動向最近新聞やTVなどで、膨大な計算が一瞬で解ける、通信暗号が破られる、といった量子コンピュータの話題が取り上げられています。実際に、量子コンピュータの開発がどこまで進んでいるのか?またどんなことに使えるのか?について最新の動向をご紹介します。
ユニアデックス
10月28日現実世界とデジタル世界の融合最近では総称してXRと呼ばれることが多くなったVR/AR/MRは使用するデバイスによって何ができるのかが違って来ます。安価なデバイスの出現や無料で使える開発環境により誰でもがXRアプリを作ることもできるようになり身近な存在となって来ていますが、面白いだけでなく役に立つXRアプリの要件とは何なのかを考えます。また徐々に増えて来ているフィードバックデバイスにより視覚以外の感覚器を使ったXRアプリも可能になりつつあります。その先にはどのような世界があるのかを考察します。
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング
11月4日人間特性に基づく公共機器・ オフィス機器のインタフェース研究人間工学や認知科学の知見をベースに、人間特性を考慮した使いやすく、わかりやすいシステムを設計するため、インタフェースの研究開発を行っており、その取り組みを紹介する。特に、ATMや複合機の事例を通し、UD(ユニバーサルデザイン)、UX(ユーザエクスペリエンス)といった観点から高齢者等の操作支援について解説する。また、最新の感情推定技術を用いたインタフェースの研究開発の事例も紹介する。
沖電気工業
11月11日OSS×クラウド先進的な仕組みが最初にオープンソースソフトウェア(OSS)として世の中に出てくる時代となり、企業は無償を理由にOSSを採用するだけでなく、ビジネス上の戦略的意図をもってOSSを扱うようになった。また、OSSとクラウドを組み合わせ、俊敏性のあるITサービスの提供、ひいては新たなビジネスを立ち上げるようになった。本講義では、企業がどのようにOSSとクラウドを活用しビジネスを展開しているかを解説する。
三菱電機インフォメーションシステムズ
11月18日企業における情報共有 〜AIで進化するデジタル環境〜企業における情報共有やコラボレーションの方法は時代とともに変化しています。ソーシャルメディアの技術や考え方が、企業内にも次々と導入されて、さらにAIを使った対話型のコラボレーション支援も広がりつつあります。この講義では、AIを中心とする最先端の技術の紹介ならびに事例やIBM社内の身近な例を紹介しながら、企業内情報共有基盤の動向について紹介します。
日本アイ・ビー・エム
11月25日感情コンピューティング(Affective Computing)の紹介と活用感情コンピューティング(Affective Computing)の歴史、技術、事例、学術動向を紹介する。さらに、感情そのものについて理解を深める。最後に、日本ユニシスの活用に向けた取組み(研究や実証実験)について紹介する。
日本ユニシス
12月2日グラフデータベースで見えてくる世界 〜「つながり」を可視化しようカーナビの経路検索やSNSビッグデータの検索はどんな仕組みになっているでしょうか。最近ではデータの「つながり」を意識した、ネットワークやグラフ構造を扱った「グラフ型データベース」が脚光を浴びています。また、最近の人工知能の躍進とも合わせて知識データベースの基盤としても期待されています。
どんな考え方でできているのか? どんな用途に向いているのか? 実例やデモを交えてお話します。
日本IBM システムズ・エンジニアリング
12月9日IoT時代の商品づくり 〜これからの「ものづくり」に求められるもの〜IoTの時代が到来し、様々な機器がインターネットに接続され、情報発信することが当たり前になった。米国での「第四の産業革命」、ドイツのIndusty 4.0など新しいものづくりが推進され、ものづくりとITを融合した、全く新しい価値を持った商品(サービス)が出現し、多くの産業で従来主流であった商品やサービスが姿を消しかねない状況である。
様々な社会課題に対しても、様々なデータとITテクノロジーを活用したソリューションの実現が期待されている。
日本では、政府主導でデジタル化によって経済発展と社会的課題の解決を両立する社会Society 5.0に向けた取組みが始まった。
このような動きの中で、日本が得意としてきたものづくり産業とIT企業にはどのような取組みが求められているのか? いくつかの事例を通して新たな動きを紹介した上で、IT技術者の視点から、グループディスカッションを通して、様々な課題や可能性について受講生とともに考える。
富士通ミッションンクリティカルソフトウェア
12月16日画像認識技術画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。
東芝
12月23日未来社会を支える次世代ネットワークと新たなデジタルビジネスの潮流2020年、日本において次世代無線ネットワークである“5G”サービスが始まりました。5Gネットワークは、高速性など機能面が注目されていますが、実際には新たなデジタルビジネスを実現するための重要な社会インフラの役割を担っています。今回は、5Gネットワーク中心に次世代ネットワークに関するトレンド情報、新たなデジタルビジネスの展開について解説します。
ユニアデックス
1月13日データの価値を最大化する3つのポイントデータをビジネス価値に変えるためには、目的や課題を明確化し、最適な手法による分析結果を素早く意思決定につなげることが重要です。様々なプロジェクトで得た知見をもとに、データの価値を最大化する3つのポイントをご紹介します。
日本ユニシス

 ■ 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス 火曜日 4時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月8日システムエンジニアの仕事
--スーパーコンピュータの構築を通して--
大規模スーパーコンピュータシステムの構築事例を通して、システムエンジニアの仕事を紹介し、コンピュータ技術だけでなく、企業での業務には問題解決とプロジェクトマネージメントの能力が必要であることを示す。
講義の前半では、システムエンジニアの業務概要を紹介し、顧客の課題解決のためにICT技術を駆使していることを紹介し、後半では地球シミュレータ構築時の苦労話を通してプロジェクトマネージメントの方法を紹介する。
日本電気
10月15日感情コンピューティング(Affective Computing)の紹介と活用感情コンピューティング(Affective Computing)の歴史、技術、事例、学術動向を紹介する。さらに、感情そのものについて理解を深める。最後に、日本ユニシスの活用に向けた取組み(研究や実証実験)について紹介する。
日本ユニシス
10月22日企業における情報共有
〜AIで進化するデジタル環境〜
企業における情報共有やコラボレーションの方法は時代とともに変化しています。ソーシャルメディアの技術や考え方が、企業内にも次々と導入されて、さらにAIを使った対話型のコラボレーション支援も広がりつつあります。この講義では、AIを中心とする最先端の技術の紹介ならびに事例やIBM社内の身近な例を紹介しながら、企業内情報共有基盤の動向について紹介します。
日本アイ・ビー・エム
10月29日電子カルテが拓く未来の医療安心安全な医療の実現、病院経営の改善と効率化、地域の医療供給体制全体の効率化など今日の医療が抱える課題解決のキーテクノロジーとして電子カルテが注目を集めてきた。
電子カルテを始めとする医療業界のICT化について、歴史及び現状、将来の方向性について紹介する。
富士通

 ■ 電気通信大学 オンライン 火曜日 5時限 16:15〜17:45
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月12日人工知能とその応用、特に生体による個人認証について近年人工知能のうち機械学習技術の進展が著しく、様々な分野での活用が進んでいる。この機械学習技術についてその概要を説明するとともに、その応用について述べる。またその一応用として、生体認証技術特に顔・指紋・虹彩などの技術動向、IC旅券や出入国管理などへの応用及び社会実装に当たっての課題について述べる。
日本電気
10月19日新しい金融サービスとサイバーリスク新しい金融サービスであるFinTechサービス、仮想通貨・デジタル通貨の台頭、キャッシュレス社会への変革など金融機関は大きな転換期を迎えています。その反面、仮想通貨取引所で起こったサイバー事故、キャッシュレス決済の不正利用は大きな社会問題となりました。この講義では、安全・安心な新しい金融サービスへの変革を目指すために、企業が果たすべき役割をセキュリティの観点から解説します。
日本アイ・ビー・エム
10月26日VRとAR入門
〜仮想体験を現実に作るには
ゲームやアトラクションとして発展してきたVR(仮想現実)やAR(拡張現実)は次世代の「体験型IT」であり、いよいよビジネスITの分野にも進出してきています。OculusQuestやHoloLensの発売により本格的な普及期に差し掛かりました。
この講義では要素となる基礎技術やVRとARの違いや共通点、開発方法の初歩を扱いながら、最近のトレンドやビジネスニーズを探っていきます。
日本IBM システムズ・エンジニアリング
11月2日オンライン時代のサイバーセキュリティ
〜セキュリティ・バイ・デザインを考える〜
サイバーセキュリティの必要性が言われている中、断片的な対応で実効性のない対策が課題となっている。
そこで本講義ではCSIRT運用の中で培ったセキュリティ・バイ・デザインを取り上げ、サイバー攻撃の攻撃全体像紹介と演習を通してサイバーセキュリティの大局観について学ぶものとする。
富士通
11月9日有機エレクトロニクス企業における有機エレクトロニクス関連の技術開発について紹介する。有機電子材料・デバイスの基本、メカニズムから解説し、有機トランジスタ、有機EL、センサー、太陽電池などの最新の応用研究まで紹介する。
東芝
11月16日計量計測トレーサビリティ概論円滑で公正な経済活動のためには正しい計量は不可欠である。そのために必要な計量単位や計量器が社会に供給され維持されている。その供給・維持の仕組みについて説明する。
横河電機
11月30日スーパーコンピュータ入門現在の代表的なスーパーコンピュータの活用事例を概観しながら代表的なスーパーコンピュータの特徴を示し、SIMD演算とメモリ性能の重要性を紹介する。
高速計算を今後必要とする学生へのコンピュータアーキテクチャの入門とした位置づけの内容である。
日本電気
12月7日COVID-19における技術適用COVID-19対策で行われたAIや通信技術など利活用して感染拡大を制圧した様々な技術について分析と解説を行います。
上海市では日本でも話題になっている健康QRコードを始め、過密化しない交通機関のラッシュコントロール、通学教育を凌駕するリモート教育システムなど、様々な業種や技術がクロスオーバーすることで一気に感染拡大を封じ込めました。これらの技術や取組みなどについて、電子情報通信学会誌で連載を予定している技術解説記事をもとに解説を行います。また、ニュースなどでは見聞することのできない生の現場の声をお届けします。
富士通研究所
12月14日情報セキュリティの基盤技術
暗号技術の最新動向 −こんなに身近になった暗号−
暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。
本講義では、スマートフォン、ICカード、車など、実は我々が暗号を日常的に使っていることを具体的な応用例で示すと共に、最近注目されているクラウドやIoT向けの新しい暗号技術についてわかりやすく解説します。
三菱電機
12月21日国内外のスマートシティに関する取り組みについてJEITA 情報政策委員会 国際活動WGで行った国内外のデータ活用型スマートシティ構築に関する現地調査に関して関連する未来洞察やオープンデータなどの話題を交えて紹介する。
日本ユニシス
1月11日ダイバーシティ&インクルージョン
〜多様性の時代に求められる人材と企業戦略〜
新たな価値を提供するビジネスモデルの立ち上げ、業界や産業構造を変えるイノベーションの実現には、多様な人材の確保しとその個性や能力を生かせる組織作りが必要です。ダイバーシティ&インクルーションは、イノベーション実現のための重要な鍵として位置付けられます。
この講義では、産業界の動向を踏まえ、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性を紐解き、多様性の時代に求められる人材像について解説していきます。
日本アイ・ビー・エム
1月25日企業におけるデータマイニング技術の活用および期待近年、企業情報システムが増加し、様々な業務において企業活動データ、ログなどが蓄積されてきている。販売管理やクレームの処理において、これら蓄えられたデータをデータマイニング技術によりデータ分析し、企業活動へフィードバックする事例などについて説明する。
三菱電機インフォメーションシステムズ
1月4日数式を(あまり)使わない量子計算量子計算機は、その計算モデルが(これまでの)古典的計算機と大きく異なる。量子計算機でのアルゴリズム設計やプログラム開発には、その計算モデルを理解する必要がある。その計算モデルを直感的に理解できるようになることを(できるだけ)数式を使わずに目指す。
日本ユニシス
2月1日EU GDPRに見る個人情報保護の原則と情報システムにおける実装2018年5月に施行が開始されたEU GDPR(一般データ保護規則)の原則と概要を紹介し、日本における個人情報保護の動向、情報システム開発において考慮すべき要件について議論する。
(内容の詳細度合い、深さ等、事前にご要望を頂ければ内容を調節します)
日本アイ・ビー・エム

 ■ 東北大学 青葉山キャンパス 木曜日 4時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月7日VRとAR入門
〜仮想体験を現実に作るには
ゲームやアトラクションとして発展してきたVR(仮想現実)やAR(拡張現実)は次世代の「体験型IT」であり、いよいよビジネスITの分野にも進出してきています。OculusQuestやHoloLensの発売により本格的な普及期に差し掛かりました。
この講義では要素となる基礎技術やVRとARの違いや共通点、開発方法の初歩を扱いながら、最近のトレンドやビジネスニーズを探っていきます。
日本IBM システムズ・エンジニアリング
10月14日感情コンピューティング(Affective Computing)の紹介と活用感情コンピューティング(Affective Computing)の歴史、技術、事例、学術動向を紹介する。さらに、感情そのものについて理解を深める。最後に、日本ユニシスの活用に向けた取組み(研究や実証実験)について紹介する。
日本ユニシス
10月21日加速するDXを支えるAI/ロボット最前線ニューノーマル、サスティナブルな社会の実現に向けて、私たち企業は変革が迫られています。小売企業様でも、圧倒的な人手不足により業務の改革・DX(デジタルトランスフォーメーション)推進が求められています。本講義では、AI/ロボット技術の概要、最新トレンドなどを紹介するともに、小売企業様と取り組んでいるAI/ロボット活用事例をご紹介いたします。また、技術の特性を理解しどう業務へ適用するかといった活用ポイントを苦労話や動画を交えてお伝えします。
日本ユニシス
10月28日宇宙機の軌道力学概説人工衛星をはじめとする宇宙機を扱うシステムにおける土台となる技術が、宇宙機の軌道を計算し、将来の位置を予測する軌道力学である。軌道計算を正確に行うためには、時系、座標系、摂動といった宇宙空間特有のモデルが必要となる。講義では、宇宙機の軌道の書類や特徴、軌道に及ぼす摂動と呼ばれる外乱の種類や特徴、軌道計算といった軌道力学の基礎的な知識をできるだけ数式を使わずに、直感的かつ定量的な把握に重点を置いて説明する。
また、日本の宇宙開発が本格的に始動した1970年代初頭から今日に至るまで、日本の宇宙開発の経緯と軌道力学技術の進展を関連付けて説明する。最近ニュースの話題に出ることもあるスペースデブリ、衛星測位システム等についても、軌道力学の観点から見た特徴や難しさについて説明する。
富士通
11月4日量子コンピュータでできること最近、量子コンピュータに関するニュースを見かけることが多いと思います。しかし、量子コンピュータが、なぜ、何のために、どのように動くのかなど、わからないことだらけだと思います。また、量子の響きから夢の万能計算機だと考えてしまいますが、その有効範囲は限定的である一方、ある種の問題に従来では考えられない速度で処理を行うことができます。本講演では、量子コンピュータの動作原理と利用法、及び今後の技術動向に関してなるべくわかりやすく解説します。
日本電気
11月11日アフターコロナに形成されるデージテタルワールドを支えるサービスと技術コロナ禍が様々な分野で社会に変革の好機をもたらしている。遠隔操業、テレワーク、オンライン教育など、今までデジタル化できない「聖域」も一気デジタルワールドに溶け込もうとしている。本講義では、対面できなくなってからオンサイトの代わりにリモートを使うのではなく、デジタルファーストのサービス形態が展開されると共に、信頼関係、臨場感を重視しつつ、デジタル化こ価値を届ける技術も論じる。
日本アイ・ビー・エム
11月18日COVID-19における技術適用COVID-19対策で行われたAIや通信技術など利活用して感染拡大を制圧した様々な技術について分析と解説を行います。
上海市では日本でも話題になっている健康QRコードを始め、過密化しない交通機関のラッシュコントロール、通学教育を凌駕するリモート教育システムなど、様々な業種や技術がクロスオーバーすることで一気に感染拡大を封じ込めました。これらの技術や取組みなどについて、電子情報通信学会誌で連載を予定している技術解説記事をもとに解説を行います。また、ニュースなどでは見聞することのできない生の現場の声をお届けします。
富士通研究所
11月25日SNS分析を企業活動に活かすツイッターやブログ、消費者の関心事に特化したコミュニティや掲示板などのソーシャルメディアへのつぶやきや投稿を収集し、企業の商品やサービスの評判やニーズを分析するソーシャルメディア分析が、企業の注目を集めています。この講義ではこのソーシャルメディア分析の基本的な概念を再確認し、それを実現するテキストマイニングを中心とするテクノロジーの概要とそのエッセンスを抑えながら、実際の利用例や活用検討のためのフレームワークなどを元に企業活動での活用について学んでいただきます。
日本アイ・ビー・エム
12月2日情報セキュリティの基盤技術
暗号技術の最新動向 −こんなに身近になった暗号−
暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。
本講義では、スマートフォン、ICカード、車など、実は我々が暗号を日常的に使っていることを具体的な応用例で示すと共に、最近注目されているクラウドやIoT向けの新しい暗号技術についてわかりやすく解説します。
三菱電機
12月9日新しい金融サービスとサイバーリスク新しい金融サービスであるFinTechサービス、仮想通貨・デジタル通貨の台頭、キャッシュレス社会への変革など金融機関は大きな転換期を迎えています。その反面、仮想通貨取引所で起こったサイバー事故、キャッシュレス決済の不正利用は大きな社会問題となりました。この講義では、安全・安心な新しい金融サービスへの変革を目指すために、企業が果たすべき役割をセキュリティの観点から解説します。
日本アイ・ビー・エム
12月16日ブロックチェーンとは何だろうか最近のエポックメイキングな技術としてブロックチェーンがある。「ブロックチェーンは社会を変える」と言われているが本当だろうか。本講義ではブロックチェーンの基本的な考え方および構造を解説した後、ブロックチェーンが社会に与えるインパクトについて議論したい。
沖電気工業

 ■ 津田塾大学 オンライン 火曜日 5時限 16:20〜17:50
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
9月7日ダイバーシティ&インクルージョン
〜多様性の時代に求められる人材と企業戦略〜
新たな価値を提供するビジネスモデルの立ち上げ、業界や産業構造を変えるイノベーションの実現には、多様な人材の確保しとその個性や能力を生かせる組織作りが必要です。ダイバーシティ&インクルーションは、イノベーション実現のための重要な鍵として位置付けられます。
この講義では、産業界の動向を踏まえ、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性を紐解き、多様性の時代に求められる人材像について解説していきます。
日本アイ・ビー・エム
9月14日AIエンジニアが知っておきたい認知科学ディープラーニングがブレイクスルーとなって、人工知能の技術革新が活況を呈しています。画像処理、言語理解、行動の習得など ヒトを超えるとの予測もちらほら聞こえてくるなか、AIは本当に「理解」しているのか、AIの判断は説明可能なのかといった観点も問われ始めています。では我々ヒトはどう「理解」しているか説明できるのでしょうか。ヒトやロボットの他にも、われわれのペットや野生の動物にも「知能」はあるのでしょうか。
 この講義では脳や動物行動学の研究の歴史を踏まえ、最近の人工知能のトレンドとの比較から見えてくるヒトや動物の相違点や人工知能への向き合い方を考えます。
日本IBM システムズ・エンジニアリング
9月21日AI・機械学習のビジネス適用と課題
〜機械学習プロジェクトキャンバスを通じて〜
ビジネス現場におけるAI・機械学習の適用は、いわゆるPoC祭りとなっているケースも多く、最終的な定着まで見据えたプロジェクト組成になっていないケースが散見される。本講義ではAI・機械学習プロジェクトの成功率を高めるためのフレームワークである機械学習プロジェクトキャンバスを紹介し、問題の在処と解決策を探りたい。
三菱ケミカルホールディングス
9月28日人間特性に基づく公共機器・ オフィス機器のインタフェース研究人間工学や認知科学の知見をベースに、人間特性を考慮した使いやすく、わかりやすいシステムを設計するため、インタフェースの研究開発を行っており、その取り組みを紹介する。特に、ATMや複合機の事例を通し、UD(ユニバーサルデザイン)、UX(ユーザエクスペリエンス)といった観点から高齢者等の操作支援について解説する。また、最新の感情推定技術を用いたインタフェースの研究開発の事例も紹介する。
沖電気工業
10月5日スマートデバイスを用いたヘルスケアの動向と行動変容への取り組み近年、スマートデバイスが普及し、日常生活の中で個人の歩数や脈拍、血圧などのデータを計測することが容易になってきている。本講義では、スマートデバイスやそこから得られるバイタルデータ、ヘルスケア分野への活用方法などについて、最新の製品や事例を挙げてわかりやすく紹介する。
日本ユニシス
10月12日COVID-19における技術適用COVID-19対策で行われたAIや通信技術など利活用して感染拡大を制圧した様々な技術について分析と解説を行います。
上海市では日本でも話題になっている健康QRコードを始め、過密化しない交通機関のラッシュコントロール、通学教育を凌駕するリモート教育システムなど、様々な業種や技術がクロスオーバーすることで一気に感染拡大を封じ込めました。これらの技術や取組みなどについて、電子情報通信学会誌で連載を予定している技術解説記事をもとに解説を行います。また、ニュースなどでは見聞することのできない生の現場の声をお届けします。
富士通研究所
10月19日IoTを支えるセキュリティ技術社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。
日立製作所
11月2日ITシステム開発に学ぶロジカルシンキングITシステムは基本的にロジックで動いており、その処理の流れは極めて論理的です。一方で、コストや時間の制約の関係で、すべてを論理的に整合させての開発が不可能で、論理的ではない判断を下す必要がある場合もあります。このようにITシステムの開発は正確なロジックの学習と、制約やコストの制限の中での最適化という両方の側面がある。本講義ではITシステムの開発や失敗例からロジカルシンキングを学ぶ。
日本電気
11月9日Work, Life,+Digital 〜 デジタル化で変わる私たちの生活と働き方〜AIやIoT、ロボット等のデジタル技術は身近な生活における活用が進み、男女を問わず、仕事と生活のバランスを考慮する上でこうした技術をうまく使いこなすことがポイントとなっています。本講義では、妊娠・出産、子育てや介護といった学生がこれから直面するライフステージにおけるデジタル化の事例を紹介し、それらが人々の働き方やキャリア選択に与えるインパクトについて考えます。
ユニアデックス