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家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関する
ガイドライン第3版の公開
2022年7月8日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
情報端末事業委員会 プリンター専門委員会
プリンター技術分科会 委員長 佐本 賢治

 当分科会では関連企業の理解協力の下,消費者がプリンター本体購入時の商品選択において各プリンターの印刷コストを正しく比較検討できるように,印刷コストの表示に関する統一基準を策定し,2006年から標題のガイドラインを運用してまいりました。
 本ガイドラインにおいては,印刷コストを算出するためのイールド測定方法としてISO/IEC 24711およびISO/IEC 29102を,イールド測定用の原稿としてISO/IEC 24712,ISO/IEC 19752およびISO/IEC 29103を利用しておりましたが,2019年12月にモノクロ専用インクジェットプリンターのイールド測定方法およびイールド測定用の原稿に関する国際規格(ISO/IEC 22505)が発行されたことを受け,本ガイドラインの改定をおこない,第3版として発行いたします。



 家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン第3版の本文については,添付PDFファイルをご覧ください。

家庭用インクジェットプリンターの
印刷コスト表示に関するガイドライン第3版


 <第3版の主な改定内容>

1) モノクロ専用インクジェットプリンターの場合,A4サイズ(文書印刷)のイールド測定方法はISO/IEC 22505に従うこと。

2) 家庭用以外のインクジェットプリンターにおいても,本ガイドラインで使用しているイールド測定に関する国際規格又は国内規格が適用可能なインクジェットプリンターについては,本ガイドラインを適用することができる。

3) 2022年5月現在,インクボトル方式のイールド枚数の算出方法に関する国際規格又は国内規格が存在しないため,本ガイドラインではインクボトル方式のインクジェットプリンターにおける印刷コスト算出及びコスト表示は適用範囲に含めない。

4) ただしインクボトル方式のインクジェットプリンターの印刷コストを独自の方法で算出する場合,測定に使用するチャートについては本ガイドラインに示されたものと同じチャートを使用し,使用したチャートを明記することを推奨する。

5) その他、ガイドラインをよりわかりやすいものとするための表現の修正。




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