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ユーザ調査から見るクラウド需要動向
クラウドコンピューティングの普及ストーリーと、導入に向けた課題、必要なソリューションなどの明確化を目的に、提供側の動向と先進ユーザ事例研究ならびにITユーザへのアンケート調査を実施し、次の調査結果を纏めた。なお、調査は2010年12月に実施したものである。
ユーザ調査から見るクラウド需要動向
・ | クラウドへの関心は高く、ここ1年で大幅に導入が進んだ。 SaaS 17%、PaaS 4%、HaaS 6%、プライベート 6% パブリック、プライベートともクラウド導入に対し過半数がコスト削減を期待していることが分かる。 |
・ | パブリックを利用する際の不安要素は、問題発生時の対応力、サービスの継続性、セキュリティなどである。プライベートを利用する際の不安要素は、要員不足、費用対効果、障害対応、レスポンスタイムなどである。 |
・ | 先進ユーザは全システムを視野に入れ、クラウド導入を検討している。メールなどのノンコア業務から導入が進むケースもあるが、基幹システムのクラウド化を視野に入れた例が見られる。 |
SaaS導入時の期待要素
・ | 65%がコスト効果を重視 |
・ | 3割以上が導入容易性、セキュリティ、保守・サポート、運用負荷軽減を重視 |
PaaS/HaaS導入時の期待要素
・ | SaaSと同様、過半数がコスト効果を重視 |
・ | 導入容易性よりも、セキュリティ、保守・サポート、運用負荷削減を重視 |
SaaS/PaaS/HaaS導入時の不安要素
・ | 導入、未導入とも、問題発生時のサービス事業者の対応力を最も不安視 |
・ | サービスの継続性、セキュリティ対策、ネットワーク経由のサービス提供への不安も高い |
プライベートクラウド構築時の懸念事項
・ | 要員不足、費用対効果、障害対応、レスポンスタイム、技術・製品が5大要素 |
出典: | 平成22年度 ITユーザトレンド2010ならびにクラウドコンピューティングの需要動向調査 |
価格: | 会員 5,250円 会員外 10,500円 |
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