解 説

1. 制定の目的
 電子機器及び装置は急速な発展をしており、より小型、高性能化が進んでいる。スイッチング電源は、小型・軽量化の要求に答える直流電源として、いろいろな分野で広く使用されている。
(一社)電子情報機器産業協会電源部品事業委員会傘下のスイッチング電源技術分科会では、これまで種々の規格の標準化を検討しており、用語の統一化もそのひとつである。

2.改定の目的
 前回改正(RCR-9101C)から7余年が経過し、現在用いられている関連用語との差異が大きくなってきたため、用語集全体の見直しを行うこととした。

3. 審議の経過
 2023年8月のスイッチング電源技術分科会にて、新たな語句の追加にとどまらず、用語の定義明確化をはかることを今回の改定方針とした。
 その後、追加・見直しの検討を進め、2024年3月に改正内容を確定し、標準化専門委員会への報告を経て、2024年6月にRCR-9101Dの発行に至った。

4. 参考規格

5. 当技術レポートの審議は、スイッチング電源技術分科会が行なった。その委員は次のとおりである。

<スイッチング電源技術分科会(2024年度)>

主 査	志甫 健治	コーセル(株)
副主査	高井 優		菊水電子工業(株)
副主査	溝口 晃		四変テック(株)
委 員	寺本 進		(株)オリジン
	齊藤 篤史	(株)オリジン
	前川 和徳	四変テック(株)
	箱田 康徳	新電元工業(株)
	押方 哲也	新電元工業(株)
	眞水 敏之	(株)タムラ製作所
	竹上 栄治	TDKラムダ(株)
	増田 務		TDKラムダ(株)
	島 孝一		ニチコン(株)
	中島 秀明	富士電子(株)

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