藤田保健衛生大学 古賀佑彦教授

 出典:「解明困難な人体への影響 心配し過ぎは無用だ」
           週刊ダイヤモンド (1996年8月17・24合併号)
 
 



 
  電磁波や電磁界が健康にどう影響するかの研究は、日本でも、個々の学者レベルでは行われてきた。私も提唱者の一人となり、防御の観点からの研究組織として「電磁界の健康影響専門研究会を1995年に設立した。
   電磁波の影響で、一番関心の高いのは、はたしてこれがガンの引き金になるかどうか、ということだ。世界中、色々な研究調査が行われているが、因果関係はまだつかめていないし、関係がないとも言い切れない。
    しかし、もし万が一将来、因果関係が解明されたとしても、その危険度はタバコや化学物質等の他の要因よりも、極めて低いリスクしかないだろう。



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