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1.BEMSが注目される背景

 近年、国内の電気料金は大きく上昇しており、電力コストの増大は経営上の大きな課題として認識されています。特に事務所・ビル、店舗等は以前からエネルギー消費割合が大きく、政府や産業界においてもBEMSの持つ省エネルギー効果への期待が高まっています。
 資源エネルギー庁の試算によると、BEMSの活用等により、2030年には国内で約235万kL相当のエネルギー削減が可能と試算されています。

2.BEMSとは

 BEMSは、事業所・ビル、店舗など建物全般のエネルギー使用状況の見える化に加え、建物の空調・照明などの設備機器や蓄電池を制御することで、最適なエネルギー運用を支援するシステムです。
 最近ではクラウドを活用したシステムも増えてきており、初期費用の低減により中小規模ビルへの導入も可能になってきています。

主な機能一覧



イメージ図

3.BEMSの活用イメージ

 見える化→分析→対策(制御・運用改善)→運用→効果確認のサイクルを回すことにより、人手では困難な省エネ対策が可能となり、継続的な省エネの取組みを支援します。

4.BEMSの導入効果

 JEITAグリーンIT委員会「BEMS導入促進WG」では、BEMSをビルや店舗に導入した場合の各設備等のエネルギー削減効果を試算し、2014年度に報告書をとりまとめました。
設備や運用方法等にもよりますが、約10%のエネルギー削減効果が期待できます.
オフィスビル、店舗の2020年、2030年のエネルギー削減ポテンシャル等については、報告書をご覧ください。
(報告書はTOPページからダウンロードできます) 

5.JEITAグリーンIT委員会 「BEMS導入促進WG」 の活動

 BEMS導入促進WGは2014年度に設置され、以下の事業を実施しています。

(1)BEMSによる省エネ効果の算定とアピール
         オフィスビルと店舗へのBEMS導入による省エネ効果の試算を行い、報告書にとりまとめました。          (2014年度)。 TOPページよりダウンロードできます。

(2)BEMS導入に係る業界共通的な課題の洗い出しと、対応についての検討
         政府の補助金制度等の情報収集、販促への活用状況の調査等を行い、BEMS導入にあたっての
         業界共通的な課題点を洗い出し、対応について検討しています。

(3)政府への意見具申
         BEMSによる省エネ効果および補助金制度等について、政府に意見を具申しました(2014年度)。

(4)ユーザ業界との対話
         ユーザ業界の団体と懇談、意見交換を実施しています。

(5)BEMSに係る広報活動
         セミナーや講演会でBEMSの効果について紹介しています。

6.製品と優遇制度のご紹介

 下記「グリーンIT製品ご紹介」のサイトで、各社のEMS(エネルギーマネジメントシステム)製品を
ご紹介しています。政府の補助金等の情報も掲載していますので、ご活用ください。

■省エネ・節電に役立つグリーンIT製品のご紹介
      http://home.jeita.or.jp/greenit-pc/power_saving/index.html



【お問合せ先】

JEITA 環境部 グリーンIT担当
電話  03-5218-1054
メール greenit@jeita.or.jp

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