Part2技術 省電力機器の導入による環境負荷削減

コンポーネントレベルの省エネ技術

メモリやハードディスクドライブ(HDD)などは、集積度を上げることがそのまま省エネにつながっている。従来と同一容量を、より少ないパーツで実装することができれば、当然消費電力は大幅に削減されることになる。右図に示す例では、メモリは従来機器に比べておよそ半分、HDDでは8割の省エネを実現している。

CPUや電源などは、新技術の導入によって省電力化を実現している。

特に、処理性能の向上が求められているCPUは、高性能化に伴って増加する消費電力に歯止めをかけるため、マルチコア化とコアごとの電力管理、リーク電流を減らすための新素材の採用など、さまざまな新技術を採用している。その結果、処理能力の向上に比べて、消費電力の伸びは小さくなる傾向にある。

また、CPUやHDDに電力を供給する電源ユニットも、高効率化が進んでおり、現行機は従来機に比べ、変換効率が5〜10%向上している。

消費電力削減例

消費電力削減例

サーバシステムレベルの省エネ技術

サーバシステムレベルの省電力化では、ブレードサーバと仮想化が最近注目を集めている。ブレードサーバとは、CPUやメモリ、ストレージなどを実装した、ブレード(刃)のように薄い基板を、必要な枚数だけ筐体に差し込んで構成するサーバである。電源やファンなどを複数のブレードで共有することが可能であり、省電力化につながっている。また、プロセッサリソースを柔軟に各アプリケーションに割り当てる仮想化技術も、ブレードサーバと親和性が高く、図に示す例では、両者を組み合わせることにより約6割の消費電力削減を実現している。

消費電力削減例

消費電力削減例

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この内容は2009年3月現在のものです。