JEITA HOME
<CEATEC JAPAN 2007インダストリアルシステムトラック講演:資料室>
組込み系ソフトウェア開発の課題分析と提言
〜 大規模化、短納期化、多機種開発にどのように立ち向かうべきか 〜(JEITA 活動報告)
メニュー
■ 紹介 ■
 ソフトウェア事業委員会では、ソフトウェア産業の地位向上と国際競争力強化に向けた施策提言、ソフトウェア開発の基盤強化へ向 けた取組み、ソフトウェアリソースに関する調査分析など、ソフトウェア産業共通課題の解決に向けた調査分析・提言の活動を行って います。
 当事業委員会の下に設置されているソフトウェア事業基盤専門委員会では、我が国の強みの源泉であり価値創出のキーであると言わ れている「組込み機器のソフトウェア(組込み系ソフトウェア)」に焦点を当て、この分野での開発力向上等の基盤強化のための活動に 取組んでいます。昨年度(2006 年度)は、特に品質の問題に焦点を絞り込み、アンケート調査による実態把握、課題分析、課題解決に 向けての提言を行いました。また、この活動の中でドイツのフラウンホーファー協会IESE 研究所を2 回訪問し意見交換を行いました。
 その活動成果をもとに、IESE 研究所の協賛を得て、7 月3 日に『組込み系ソフトウェア開発の課題分析と提言』と題した 「IESE/ JEITA 共同ワークショップ」 を虎ノ門パストラルホテルで開催しました。
 今回のCEATEC JAPAN 2007 での講演は、前半はソフトウェア事業基盤専門委員会の2006 年度活動報告が行われました。2006 年 度にソフトウェア事業基盤専門委員会が実施したアンケート調査(組込み系ソフトウェア開発における品質確保のための品質施策およ び開発プロセスに関するアンケート調査)の分析結果と今後に向けての提言について報告が行われました。
 後半は、「IESE/ JEITA 共同ワークショップ」で行われた『組込み系ソフトウェア開発の今後の進むべき道とは』と題したパネルデ ィスカッションでの討議結果を発展させたものであり、組込み系ソフトウェアの現状と開発現場で起こっている事例の紹介が行われた 後に、現状認識の重要性、今後の進むべき方向、日本の強みとしてのプロアクティブな擦り合わせへの挑戦が述べられました。
 最後の質疑応答では、82 名の参加者の中から、組込み系ソフトウェアの産業構造にも及ぶような質問まで行われ、大規模化・複雑化、 短納期化、多機種開発化する組込み系ソフトウェア開発の現状打破に向けてどう立ち向かうかということに対する関心の深さと熱心さ が感じられました。

メニュー
©JEITA,2007