<組込み系ソフトウェア・ワークショップ2009:資料室>
組込み系ソフトウェア開発をスピードアップ!
〜 組込み系ソフトウェア開発のキモは何か?
組込み開発に影響を及ぼす多様な特性とは? 〜
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■ 全員参加101人ワークショップ概要 ■
全員参加 101人ワークショップ:
インテグラルとモジュラー、果たして組込み系ソフトウェア開発の目指す姿は?
- 上記のテーマを中心に様々な視点から議論が展開された。
- 当日は100名を越える参加者で活発な議論が行われた。
- ワークショップに先立ち、JEITA 委員による寸劇「新開発手法がやってきた日」が上演された。
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寸劇風景 |
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司会の山田氏 |
アドバイザの真野氏と立本氏 |
- このワークショップでは、参加者全員に3色のカードが配られ、それで意思表示を行った。
- カード提示で表明された意思や、参加者やアドバイザの意見がリアルタイムにスクリーンに表示された。
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アドバイザの鍵政氏と中川氏 |
アドバイザの渡辺氏 |
- ワークショップ参加申し込み時に、擦り合わせ(インテグラル)開発と組み合わせ(モジュラー)開発に関する事前アンケートを実施し、100名以上の方からアンケートの回答が得られた。
- 事前アンケートの回答の中では、「水平分業」「非機能要求」「ツール」の分野からの回答が多かった。
- ワークショップでは、これらを元に、組込みソフトウェア開発のキモを見つけるための議論を進められた。
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会場風景 |
カードで意思表明 |
- 事前アンケートの回答結果を元にした質問や、参加者からその場で表明された項目について司会の山田氏から質問がなされた。
- 参加者は、カードで意思表示をするときに、隣同士で意見を交換することにより、より鮮明な意思表示が行われた。
- その結果のいくつかを以下に紹介する。
- 擦り合わせ開発か?組み合わせ開発か?
- 実施状況: 擦り合わせ:半分弱、組み合わせ:半分弱、両方を半々:少数
- 割合は?: 過剰な擦り合わせ:半分、ちょうどいい:半分
- その後、理想的な割合についての議論があった。
- また、擦り合わせが2重構造になっている問題点が指摘された。
- ツール
- 設計ツール: 活用できている:少数、一応使っている:半分強、使っていない:半分弱
- 評価ツール: 活用できている:半分弱、一応使っている:半分弱、使っていない:小数
- その後、ツールがなぜ活用できないかの議論を行った。価格や生成コード量、性能面などが指摘された。
- また、ツールの活用についての議論を行った。成功事例の紹介、経営者層の巻き込みなどの意見が出た。
- 組込み系のキモとは?
- エンジニアリングのキモについて議論を行った。
キモを一言で表すと、上流設計の検証、アーキテクチャ設計、ツール活用。
- 続いて、ヒューマン視点のキモについて議論を行った。
設計と伝達、認識あわせ、スキルの高い技術者を如何に早く集めるかがキモ。
やはりコミュニケーションという意見が出た。
- ハードとソフトの擦り合わせのキモ。
ソフトはハードの立場になって、ハードはソフトの立場になってコミュニケーション。
- アドバイザが示したキモとは?
- 製品を知る。
- ハード出身の経営者に対して啓発する。
- 組込み系は横の繋がりがなくタコつぼなので、広くコミュニケーションが必要。
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議論の概要 上図をクリックで詳細表示 |
- 時間一杯まで、活発な意見交換が行われた。
- 議論の概要は、上図「議論の概要」をクリックで表示。
©JEITA,2009
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