<組込み系ソフトウェア・ワークショップ2010:資料室>
日本型組込み開発における強みと弱み
〜新しい日本型組込み開発とは〜
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■ 全員参加102人ワークショップ概要 ■
全員参加 102人ワークショップ:
日本型組込み開発における強みと弱みとは?
- 上記のテーマを中心に様々な視点から議論が展開された。
- 当日は130名を越える参加者で活発な議論が行われた。
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司会の山田氏 |
アドバイザの渡辺氏 |
- このワークショップでは、参加者全員に3色のカードが配られ、それで意思表示を行った。
- カード提示で表明された意思や、参加者やアドバイザの意見がリアルタイムにスクリーンに表示された。
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アドバイザの金子氏 |
アドバイザの方々 |
- ワークショップ参加申し込み時に、日本の強みと弱み、そして擦り合わせ(インテグラル)開発は日本の強みか弱みかという事前アンケートを実施し、120名以上の方からアンケートの回答が得られた。
- 事前アンケートの回答の中では、「ハードとソフトが一体となった強み」、「擦り合わせ技術」など多岐に渡る回答があった。
- ワークショップでは、これらを元に、日本の強みと弱みを見つけるための議論が進められた。
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会場風景 |
カードで意思表明 |
- 事前アンケートの回答結果を元にした質問や、参加者からその場で表明された項目について司会の山田氏から質問がなされた。
- 参加者は、カードで意思表示をするときに、隣同士で意見を交換することにより、より鮮明な意思表示が行われた。
- その結果のいくつかを以下に紹介する。
- 強み
- エンジニアの美意識、こだわり
- なんとなくで進める、なんとなくでも進められる
- 日本人は集団、徒党を組むと強い
- 弱み
- 企画力
- アイディアや企画力が弱い
- 戦略が弱い
- ビジネスセンスが弱い
- ソフトウェア工学力
- アーキテクトがいない
- アーキテクチャ設計力
- なんでも擦り合わせで行う
- 一つの製品は作れるが10年後の製品は作れない
- 擦り合わせと組み合わせは両方やる必要がある
- 専門性の無さ、個人になると弱い
- 日本では突出した個人を嫌う(出る杭は打たれる)
- 学校でプログラミングしか教えない
- 判断力
- 時間一杯まで、活発な意見交換が行われた。
- 議論の概要は、上図「議論の概要」をクリックで表示。
©JEITA,2010
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