IT× 医療・ヘルスケア
もっと手軽に健康管理
「医療・ヘルスケア」の分野では、ITの発展によって、今大きな変化が起きています。 特に身体に装着して身体情報を計測・収集する「ウェアラブル端末」が注目を集めています。 こうした機器を活用することで、個人でも効果的な健康管理を行うことが可能になりつつあります。 ウェアラブル端末では、脈拍、血圧、体温、脳波、動作の内容・強度などを測定することができるため、こうしたデータに基づいて、 毎日の健康状態のほか、運動量や睡眠の状態などを記録・分析することも可能です。 また、このようなデータを大規模に収集・分析することで、個人の特性に合わせた健康管理のアドバイスなども実現できると期待されています。 ウェアラブル端末の登場によって、誰もが手軽に健康管理を行えるような時代が、もうすぐそこまで来ているのです。
未来の医療・ヘルスケアを支えるIT
健康管理のほか、医療に関する場面でもITが活用されています。例えば、人工知能の活用によって、
これまでに医者が行ってきた医療診断をロボットが行えるようになる可能性について議論も行われています。
また、離れた場所から医者が遠隔で手術を行う技術なども研究されており、ここでもロボットやITが先進技術の中心となっています。
ロボットは、医療に限らず幅広い場面で活用できると期待されており、特に介護分野での活用は有望です。
介護に必要な力仕事をロボットによってもっとラクに行ったり、高齢者の見守りにロボットを活用したりするなど、これからの日本の超高齢化社会の中で、
ロボットは大いに活躍できる可能性があります。
ロボットを動かすのはITであることを考えると、未来の医療・ヘルスケアの技術の中心にも、やはりITがあるといえます。