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JEITA 計測トレーサビリティ専門委員会

直流抵抗 巡回比較試験 実施要領



平成21年8月27日
(社)電子情報技術産業協会
計測トレーサビリティ専門委員会

1.目的

本試験は、企業・機関にて使用されている 標準抵抗器 を仲介器として各社持ち回り校正を実施することによって、各社校正システムの技術的能力が維持されていることを確認する。

2.参加対象

計測トレーサビリティ専門委員会会員、および参加を希望する企業で、直流抵抗器の校正業務を行っている企業を対象に実施する。

3.巡回比較試験の実施形態

1)巡回比較試験の実施機関
名 称:(社)電子情報技術産業協会 計測トレーサビリティ専門委員会 巡回比較試験WG
所在地:東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館7F

2)巡回用仲介器
下記を仲介器として使用する。
表
なお、本仲介器は、(独)製品評価技術基盤機構 認定センター殿よりの借用品。

3)技能試験の形態
測定比較スキームとして運用し、参照機関を計量標準総合センターとし、仲介器を参加企業へ巡回するラウンドロビン方式とする。
付与される値は、参照値とし、参照機関にて確定される値を利用する。
なお、その試験精度は、0.5 ppm 程度を予想。
実績統計量の計算方法 は、En数で計算し、その実績の評価は、得られたEn数により、以下とする。

 |En| ≦ 1 :満足、|En| > 1 :不満足

4)校正点
直流抵抗 100Ω を校正点とする。

5)校正方式
通常、企業における直流抵抗の精度維持は、1Ω、10kΩの直流抵抗器を基準としてその値を拡張している形態が多い。
本技能試験は、この校正値の拡張に関する技能を評価する事を目的とする。
ただし、100Ωの直流抵抗器を基準した当該巡回比較試験への参加を妨げない。

6)技術専門家
 当該巡回試験の円滑な運営のために、技術的な専門家として、独立行政法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター 計測標準研究部門 電磁気計測科長 中村安宏様より、同科電気標準第2研究室の坂本泰彦様を、技術アドバイザーとして推薦を受ける。

4.実施スケジュール

1)巡回方式
図

2)仲介器の搬送・保管
仲介器は、専用輸送箱(アルミケース)に入れて宅配便により搬送してください。
仲介器は、借用品なので、くれぐれも取扱いに注意して責任を持って搬送してください。

《仲介器引渡確認方法》
搬送者は、運送業者へ仲介器を引渡し後、別紙−1「仲介器引渡確認書」の“1.搬送者“の欄に必要事項を記入して、次の参加者に、件名:仲介器搬送通知書にて、電子メールしてください。 なお、その際、Cc欄に、事務局、進捗委託先、技術担当も追加してください。
次の参加者は、電子メールにて受け取った「仲介器引渡確認書」の“2.受け取り者“の欄に必要事項を記入して、搬送者に、件名:仲介器受領通知書にて、電子メールしてください。なお、その際、Cc欄に、事務局、進捗委託先、技術担当も追加してください。
参加企業の仲介器の搬送責任は、受取者から確認の電子メールを受け取るまでとし、添付された「仲介器搬送確認書」で確認されます。

  注)仲介器の運搬を運送業者へ委託する場合は、発送する側が運送料をご負担願います。

《仲介器の保険について》
 仲介器には、実施機関により、仲介器の利用中、及び、仲介器の輸送中の災害について、保険が適用されます。
 仲介器に災害なので異常等が生じたときは、直ちに事務局まで連絡をしてください。

3)測定日数(搬送日を含む)
参加企業1社当たり1週間とします。

図

  なお、詳細の日程は、参加企業・機関数が決定次第連絡いたします。
  宅配便での輸送の為、金曜日に確実に次の参加者に到着するようご配慮をお願いいたします。

4)校正
参加企業・機関の通常行っている校正方法にて実施してください。
なお、事前準備やその他の事項(事後処理)は、別紙−2「校正方法について」の手順に従ってください。
校正点のうち、特定の校正点のみ実施する場合は、校正結果の報告書記載欄の参加しない校正点に斜線を入れて提出してください。

5)結果の提出
結果の提出は、校正終了後2週間以内に、別紙−3「校正結果報告書」を雛形として作成し、指定されたパスワードを設定し、事務局に電子メールしてください。なお、その際、Cc欄に、進捗委託先、技術担当も追加してください。

a) 校正条件について
@温湿度など5項目を挙げていますが、参加企業・機関の不確かさ評価において必要と思われる要因を追加・削除して下さい。
A参照機関の校正の温湿度環境条件は 温度:23℃±1℃、湿度:50%±20% です。
B設定温度、制御温度範囲は参加企業・機関が保持している設備の条件で構いませんが、できるだけ次の環境条件以上で校正することを推奨いたします。
・推奨環境条件 温度:23℃±2℃、湿度:50%±20%

b) 校正結果シートについて
必要により、複数回測定を行って測定結果の統計処理を実施し、その結果を「4.1校正結果シート」に記入して下さい。

c) 校正の不確かさについて
ISO GUM(Guide to the expression of Uncertainty in Measurement)に基づく不確かさの算出を実施してください。また、不確かさの算出方法を「6.不確かさの算出方法」に記入して下さい。(形式自由)

d) 結果の電子データでの提出のお願い
結果報告書作成の事務処理効率化のため、別紙−3「校正結果報告書」はできるだけ電子データ(Word、Excelなど)での提出をお願いしております。ご参加の企業の情報管理規則の許す範囲でご協力をお願いいたします。

[各様式ダウンロード]

 ■ 直流抵抗巡回比較試験 参加募集のご案内
 ■ 直流抵抗 巡回比較試験( JCPTPR-109 )参加申込書
 ■ 別紙−1「仲介器引渡確認書」
 ■ 別紙−2「校正方法について」
 ■ 別紙−3「校正結果報告書」


6)結果の評価
報告された結果をもとに、ISO/IEC GUIDE 43-1 付属書Aに記載された統計手法のEn数によって実施します。

図

参照機関の測定値(Xref)は、中間点での参照機関による校正値を採用します。
ただし、巡回前確認、及び、巡回後確認で、Xrefの変化を考慮する必要が生じた場合は、技術アドバイザーとの協議の下にこれを行います。

7)結果の報告
持ち回りが終了し参加企業から結果が集まり次第、結果報告書を作成し、参加企業へ送付いたします。
なお、報告書は、機密保持のため参加企業は公表せずランダムに付けた識別番号で作成します。自社の識別符号は当該企業のみに個別にお知らせいたします。

8)結果の修正等について
 報告された結果は、明らかな記載ミス等以外修正を受け付けません。
 また、結果の変造、談合等を避けるため、測定結果についての情報交換を一切行わないでください。

・お願い事項
今までの経緯において、巡回比較試験の結果を学会や関連機関に発表・投稿する場合があります。
その場合も前述の機密保持のため参加企業・機関名は公表せず識別番号で発表します。
ただし、今回は実施する巡回比較試験が独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター殿が公募する技能試験プログラムの対象であることから、結果とあわせて参加企業・機関名を同認定センターに報告します。その場合も同認定センターにより報告結果の機密は保持されます。

・JCSS登録事業者および登録申請予定事業者の方へ
JCSS登録事業者は、登録をされている特定二次標準器、常用参照標準又はワーキングスタンダードを使用し、登録している校正手順で、可能な限り登録されている最高測定能力に近い校正不確かさで校正を実施してください。
また登録申請予定者は、登録を予定している特定二次標準器、常用参照標準又はワーキングスタンダードを使用し、登録申請を予定している校正手順で、可能な限り登録申請を予定している最高測定能力に近い校正不確かさで校正を実施してください。
さらに、当該巡回比較試験での報告書には、利用した校正手順書の文書名、文書番号、版数、及び、不確かさ算出プログラムの文書名、文書番号、版数を記載ください。
なお、JCSS登録事業者には、報告された結果により同認定センターより問合せ等がある場合があります。

5.連絡先

事務局:
 (社)電子情報技術産業協会(JEITA)
 インダストリ・システム部企業グループ 金丸 洋介
 〒101-0065 東京都千代田区西神田3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館7F
 E-mail: y-kanamaru@jeita.or.jp TEL:03-5275-7261 FAX:03-5212-8122

進捗委託先:
 有限会社 トリプルワン
 代表者名: 坂井 雅之
 〒259-1117 神奈川県伊勢原市東成瀬4-2-3-603
 E-mail: sakai.masayuki@palette.plala.or.jp TEL:0463-92-5054  FAX:0463-92-5054

【技術的内容についての問い合わせ先】
技術担当:
(社)電子情報技術産業協会(JEITA)産業・社会システム部
 計測トレーサビリティ専門委員会 巡回比較試験WG主査
 NECパーチェシングサービス(株)市川 雅一
 〒183-8502 東京都府中市住吉町5-22-5
 E-mail: m-ichikawa@uf.jp.nec.com; TEL: 042-354-2752 FAX: 042-354-2755


以上

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