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2006年度
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について

平成19年6月14日
社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会


 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)ソリューションサービス事業委員会(委員長:伊藤大挙・富士通総研)は、2000年度よりソリューションサービス事業の啓蒙・普及促進を目指し、ソリューションサービスビジネスの環境の整備、ソリューションサービス品質の向上及び先進的ソリューションモデルの調査等の活動を行っている。
 このたび、ソリューションサービス事業委員会では、2006年度の市場規模調査結果を取りまとめた。

2006年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
 2006年度のソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は5兆3,850億円(前年度比101%)となった。2006年度のハードウェア全体(サーバ、ワークステーション、パソコン)の市場規模が、2兆4,380億円であるのと比較すると、約2倍の市場規模となっている。
 2006年度の内訳を見てみると、SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆4,189億円(前年度比94%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、7,689億円(前年度比112%)、アウトソーシング、その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、2兆1,972億円(前年度比107%)となった。
 ソリューションサービス市場の45%を占めているSI開発はやや伸び悩みとなったが、ソフトウェアおよびアウトソーシング、その他サービスは順調に伸びている。(表1参照)
 ソフトウェア・ソリューションサービス市場は、積極的なITの活用やITの更なる進展によって、2007年度は2〜3%の伸びを予想しており、5兆5,000億円程度に達すると見込んでいる。今後、IT投資全体におけるソフトウェアおよびソリューションサービスの比重が一層増していくものと思われる。

参考:2006年度のIT全体市場について
 2006年度のIT全体の市場規模(ハードウェア、ソフトウェア、SI開発、アウトソーシング等)は7兆8,230億円となり、ソフトウェア及びソリューションサービスが全体の約7割を占め、ハードウェア(メインフレーム、サーバ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ)が3割となっている。


(表1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場統計調査結果
表1


(グラフ1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市統計調査結果
グラフ1


<補足>

1.調査対象

 調査対象はJEITA情報システム部会参画会社、計11社(一部推定値を含む)
 セイコーエプソン、沖電気工業、シャープ、東芝、日本IBM、日本電気、日本ユニシス、日立製作所、富士通、松下電器産業、三菱電機

2.調査項目

 調査項目はSI開発、ソフトウェア、アウトソーシング及びその他サービスの3分類。

@ SI開発
 コンサルテーションからシステム構築を含むもので、通常、上流工程から下流工程と呼ばれている企画、設計、開発、納入までのSI全体。

A ソフトウェア
 個別プログラムを除く製品としてのプログラム全般、オペレーティングシステム(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションパッケージ等。

B アウトソーシングおよびその他サービス
 ハードウェア、ソフトウェアの保守サービス、リモート監視、ASP(Application Service Provider)、BPO(Business Process Outsourcing)を含むアウトソーシングサービス等。

参考@:ハードウェア(サーバ・ワークステーション、パーソナルコンピュータ)出荷実績
単位:億円
表2

平成19年4月26日(広報)わが国におけるパーソナルコンピュータの平成18年度第4四半期出荷実績
平成19年5月24日(広報)わが国におけるサーバ・ワークステーションの平成18年度出荷実績


参考A:国内IT市場規模
 (グラフ2)国内IT市場規模
グラフ2


参考B: 国内IT市場規模構成比グラフ3


本件に関するお問い合わせはインダストリ・システム部までお願い致します。

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