日時
2024年2月9日(金)13:30 ~ 17:30
当協会(JEITA)では、ソフトウェアエンジニアリング技術の革新と新市場の創出に向けた活動を推進していくため、「ソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会」を設置して、調査・研究活動を行っております。今回、当専門委員会の活動の一環として、関連する企業等における有識者の方々のご協力を得まして、ソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップを下記のとおり開催することと致しました。つきましては、当協会の会員企業はもとより、当該分野にご関係・ご関心の各位におかれましては、是非、このワークショップに参加いただければ幸いと存じますので、ここにご案内申し上げます。
2024年2月9日(金)13:30 ~ 17:30
リモート開催(ZOOM)
300名
無料
下記の参加申込ページに所定事項を記入して申込をしてください。
お申込受付後、当日のアクセスURLを自動返信いたします。
投影画面の録音、録画、撮影はご遠慮願います
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)事業戦略本部 事業推進部 吉田・栗山
Eメール: itt3\jeita.or.jp
(メールアドレスをコピー&ペーストする際は、\を@に変更してください)
2022年11月末にOpenAI社から大規模言語モデル(LLM)に基づく対話型生成AIの1つであるChatGPTが公開され世界に大きな驚きを与えてから、早くも一年が過ぎました。その間にも生成AIの技術は急速な進化を続け、言語だけでなく画像や音声などの情報も扱うマルチモーダルAIへと発展しています。米国IT企業を中心に開発競争が激化する一方、日本国内でも独自のLLMを開発する動きが出てきています。他方でハルシネーションと呼ばれる「嘘」を生成する特性や、回答の公平性、生成するコンテンツの著作権などの未解決の課題もあり、生成AIがもたらす未来への大きな期待と不安が交錯しています。
生成AIの効果が期待される業務の1つにソフトウェアエンジニアリングがあります。LLMを用いてソースコードやテスト、ドキュメントなどを生成できることが知られており、その能力は平均的なエンジニア程度とも言われます。しかし生成AIによりソフトウェア開発が効率化されることは、人月単価で受注をしてきた旧来のSI事業にとっては事業存続の脅威でもあります。生成AIが登場したことで、ソフトウェア産業の在り方や生み出す価値を問われているとも言えるでしょう。
本ワークショップでは、急速に進展する生成AIの技術動向、それがソフトウェアエンジニアリングにどう活用されるのか、ソフトウェア産業がどう変化していくのか、我々はどう生成AIと向き合っていくべきかを議論します。皆さんのご参加と活発な議論を期待しています。
時間 | テーマおよび講師 |
---|---|
13:15 ~ 13:30 | --- 接続確認等 --- |
13:30 ~ 13:35 |
リアルタイム
開会の挨拶
北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授
JEITAソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会 委員長 二木厚吉 氏 |
13:35 ~ 14:25 |
事前収録
基調講演 『コンピュータ・サイエンスの役割』講演資料
現代のコンピュータ・サイエンスは、20世紀半ばに発明されたデジタル計算機の理論と応用を科学的な観点から促進するために、学術の1分野として打ち立てられた。その後60年経ち、多くの計算が、統計モデリングや数理最適化など、より抽象的な枠組みで記述されるようになり、そのような計算をより効率的に実行するハードウェアや様々なツールが考案されつつある。このような流れに伴い、コンピュータ・サイエンス及びその工学的応用であるソフトウェア工学にも変化が求められている。本講演では、 コンピュータ・サイエンスの歴史を振り返り、今後それがどのように進化していくかを議論する。
花王株式会社 エグゼクティブフェロー 株式会社プリファードネットワークス 取締役 東京大学 特任教授 丸山宏 氏 |
14:25 ~ 14:30 | --- 休憩 --- |
14:30 ~ 15:10 | 事前収録 技術講演1 『NECの生成AIとソフトウェア・システム開発への活用』講演資料 日本電気株式会社 ソフトウェア&システムエンジニアリング統括部 プロフェッショナル 矢野尾一男 氏 |
15:10 ~ 15:50 |
事前収録
技術講演2 『生成AIとともに日立が実現するAI Transformation』
株式会社日立製作所 Generative AIセンター センター長、 Chief AI Transformation Officer 吉田順 氏 講演資料 株式会社日立製作所 研究開発グループ 主管研究長、 北陸先端科学技術大学院大学 産学連携客員教授、静岡大学 客員教授 小川秀人 氏 講演資料 |
15:50 ~ 16:30 | 事前収録 技術講演3 『富士通の生成AI技術: ソフト開発特化型生成AIと富岳LLM』講演資料 富士通株式会社 人工知能研究所 リサーチディレクター 小林健一 氏 |
16:30 ~ 16:40 | --- 休憩 --- |
16:40 ~ 17:30 |
リアルタイム
総合討議(拡張Q&A)
発表者と参加者とで、生成AIがソフトウェアエンジニアリングに与える影響について議論します。 皆様の質問をチャットにて受付します 司会進行:
JEITAソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会 幹事
小川秀人 氏
登壇者:
丸山宏 氏、矢野尾一男 氏、吉田順 氏、小林健一 氏
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