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平成22年度(平成22年4月〜平成23年3月)
わが国におけるサ−バ・ワ−クステ−ションの出荷実績
平成23年5月31日
一般社団法人 電子情報技術産業協会
サ−バ事業委員会
平成22年度(平成22年4月〜平成23年3月)におけるサ−バ・ワ−クステ−ションの出荷実績は、以下のとおりとなった。サ−バ事業委員会
需要の中心であるIAサ−バは、台数では前年を上回り、金額でもほぼ前年規模を確保した。UNIXサ−バおよびワ−クステ−ションの出荷実績は以下のとおりとなったが、平成22年度より調査対象会社に変更があったので前年同期比、前年度比は記載していない。メインフレ−ムは台数・金額とも前年を下回った。
平成23年度以降の見通しについて
日本経済は、新興国向け事業の拡大等により好業績を上げる企業がある一方で、国内の消費は依然として停滞しており回復が見られず、さらに東日本大震災の影響もあり極めて不透明な状況にある。
IT投資は、官民とも業種を問わず絞り込みや効率化を図る一方でクラウドコンピュ−ティングやスマートコミュニティ等、社会を取りまくインフラ環境の大きな変革への対応を進めていくことが想定される中、新たなサ−バの需要が喚起されることが期待できる。
クラウドコンピュ−ティングの進展に伴い、データセンタの構築・増強を含めたクラウド対応システムの構築や新たに発生するサ−ビスに対応するためのサ−バ導入が見込まれる。また、大震災を契機に電力不足への対応が急務となり、省電力のための最新機器への更新が進むと見られる。更に、事業継続計画(BCP)への関心が高まり、システム環境の分散配備、バックアップ等の新たな構築需要が見込まれるほか、省スペ−ス化、省電力化のためのサ−バ統合等での需要の拡大も見込まれる。
IAサ−バは、各企業での部門サ−バからデータセンタへの集約を含めたクラウド対応、さらには、企業の中核となるシステムに至るまで幅広い需要の中心として拡大が見込まれる。
UNIXサ−バは、企業の基幹システムを担う需要はあるが下位クラスへのシフトも予想される。
メインフレームは、高度の信頼性を要求される社会インフラシステムの中核として、今後も一定の需要が見込まれる。
■ 平成22年度 第4四半期・平成22年度総出荷
■ 平成22年度 上半期・下半期総出荷
■【価格帯別】出荷台数・金額(平成22年度)
■【産 業 別】出荷台数・金額(平成22年度)
【出荷自主統計参加会社】