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インドネシアの医療事情を把握するため調査団を派遣しました。
※調査レポートを掲載しました。
JEITA医療ITイノベーション戦略研究会/医療IT海外調査検討タスクフォースでは、成長著しいインドネシアに調査団を派遣し、現地の医療事情を調査致しました。
今回の調査では、6つの医療施設とインドネシア保健省等の政府機関を訪れました。公立病院は、限られた予算の中で十分とは言えない医療機器を持たざるを得ない状況でしたが、そこで働くドクターやスタッフは非常に意識が高くとても頼もしい存在でした。一方、私立病院はまるでホテルのような設備を備え、富裕層を中心に充実した医療サービスを提供していました。
インドネシアでは、2014年1月1日より今ある労働者社会保障制度(JAMSOSTEK)、貧困者向けの健康保険制度(JAMKESMAS)、公務員向けの保険制度(ASKES)、軍人及び警察官向けの健康保険制度(ASABRI)などを段階的に統合していき、2019年までに国民皆保険を達成する方針ですが、まだ詳細は明らかになっていないようでした。
今回訪問した公立病院で約3割、私立病院では実に7割の患者が自己負担であり、医療は社会保障ではなく、まだまだ自分でお金を支払って受けるサービスの段階であると感じました。今後、政府がどのように国民皆保険を具体化していくのか注視していく必要があります。
写真左上から時計回りに
1)公立病院のカルテ保管庫
2)私立病院の豪華な入院病棟
3)公立病院の医療機器
4)Pusyanduで子供の体重を測るボランティアスタッフ
調査レポート
インドネシア調査報告書(PDF 1.4MB)
調査期間
2013年12月8日(日)〜12日(木)
訪問先
医療施設
・Posyandu Cibabat Cimahi(保健ポスト)
・Puskesmas Cibabat(保健センター)
・Cibabat Hospital(クラスB公立病院)
・Cicalengka Hospital(クラスC公立病院)
・Siloam Hospitals LippoVillage(私立病院)
・Kaikoukai Clinic(日系診療所)
政府系機関
・インドネシア保健省(MoH)
・インドネシア投資調整庁(BKPM)
・JETROインドネシア