● | ソフトウェア事業基盤専門員会の活動の出発点となった課題認識は、『擦り合わせなるものが日本の開発力の強みと言われているが、 急激に増大している開発規模や短納期化の中で、「擦り合わせ」が強みになっているのであろうか』であった。
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● | この課題認識に基づいた2005年度から2011年度までの活動内容の要点と今年度(2013年度)の活動について報告した。 2005年度からの3年間は「品質」をメインテーマに、 2008年度からの3年間は「開発スピードアップ」をテーマにしてきた。 その活動を通して重要であったアーキテクトについて 2011年度から活動をしてきている。
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● | 2010年度までの活動での課題やそれを解決するための提言では、「アーキテクチャ設計」が弱く、さらにそのための「アーキテクト」が必要であることが何度も出てきた。 そこで2011年度から始まる3年間の活動では、このアーキテクトそのものをテーマにしている。このテーマで2011年度と2012年度にワークショップを開催し、 今年はアーキテクトに関するワークショップの3回目に当たる。 今回のワークショップでは、「アーキテクトはどのように育てるのか」と題して、昨年度までの議論を深堀するところから始めていきたい。 |
● | 以上からこのワークショップをスタートし、開発者視点に立脚して、組込み系ソフトウェア開発におけるアーキテクトについて、 参加された方々との議論の中から明らかにしたい旨が当専門委員会委員長 五味氏より紹介された。 |
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JEITAソフトウェア事業基盤専門委員会委員長 五味氏(OKI) |