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平成28年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 後期
平成28年
JEITA講座運営WG

《 平成28年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 後期 》


【 下期 】
 ■ 立命館大学 びわこ草津キャンパス 水曜日 7、8時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月12日電子カルテが拓く未来の医療 安心安全な医療の実現、病院経営の改善と効率化、地域の医療供給体制全体の効率化など今日の医療が抱える課題解決のキーテクノロジーとして電子カルテが注目を集めている。電子カルテを始めとする医療情報のIT化について、歴史及び現状、目的と機能、将来の方向性について紹介する。
富士通高橋 俊哉
10月19日ナレッジマネジメント 企業の競争力の源泉である知識資産を有効に活用し、新たな知を創造するナレッジマネジメント手法について、イノベーション創出をテーマに事例を交えて紹介する。また、企業に求められる人,財像について伝える。
東芝中山 康子
10月26日ITと地球環境 〜持続可能な社会の実現に向けて〜 人類共通の緊急課題である地球環境問題。講義を通じてその現状を認識するとともに、課題解決に向けた電機電子業界の取り組み、特に製品・サービスにおける取り組みを解説する。そして、一見、地球環境との関わりが無さそうなITが、実は最重要課題である地球温暖化を解決に導く可能性を秘めていることについて論じる。
富士通功刀 昭志
11月2日システムエンジニアの仕事
--地球シミュレータの構築を通して--
 世界一高速なスーパーコンピュータの構築事例を通して、システムエンジニアの仕事を紹介し、コンピュータ技術だけでなく、企業での業務には問題解決とプロジェクトマネージメントの能力が必要であることを示す。
 講義の前半では、システムエンジニアの業務概要を紹介し、顧客の課題解決のためにICT技術を駆使していることを紹介し、後半では地球シミュレータ構築時の苦労話を通してプロジェクトマネージメントの方法を紹介する。
日本電気撫佐 昭裕
11月9日拡張現実(AR)と状況認識(センサーネットワーク)を用いた観光支援・地域活性化 拡張現実(AR)・状況認識(センサーネットワーク)の例示し、観光支援や地域活性化に向けた活用について述べる。日本ユニシスでの実証実験(目玉おやじロボットを使ったデジタル妖怪探し、タイトラベルナビ)や事例(デジタル妖怪スタンプラリー)を紹介する。また、地域メッシュネットワークでの情報収集や配信について紹介する。
日本ユニシス中川 靖士
12月14日企業における情報共有 〜エンタープライズ・ソーシャルウェア〜 企業の中で仕事をするときどうやって情報共有をしているか興味ありませんか?
 企業内の情報共有やコラボレーションの方法は時代とともに変化しています。最近は、TwitterやSNSなどのソーシャルメディアの技術や考え方が、企業内にも次々と導入されています。この講義では、事例やIBM社内の身近な例を紹介しながら、企業内情報共有基盤の動向や製品について紹介します。
日本アイ・ビー・エム行木 陽子


 ■ 中央大学 後楽園キャンパス 木曜日 3時限 13:00〜14:30
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月6日企業における情報共有 〜エンタープライズ・ソーシャルウェア〜 企業の中で仕事をするときどうやって情報共有をしているか興味ありませんか?
 企業内の情報共有やコラボレーションの方法は時代とともに変化しています。最近は、TwitterやSNSなどのソーシャルメディアの技術や考え方が、企業内にも次々と導入されています。この講義では、事例やIBM社内の身近な例を紹介しながら、企業内情報共有基盤の動向や製品について紹介します。
日本アイ・ビー・エム行木 陽子
10月13日地上デジタル放送とワンセグ受信技術日本の地上デジタル放送(ISDB-T)技術の特徴を説明した後、携帯電話搭載のワンセグ受信機技術(開発経緯など)を解説いたします。具体的には、以下の項目について講義を行う予定です。
 ・日本の地上デジタル放送概要
 ・ISDB-T放送技術の特徴とその概要
 ・ISDB-Tデジタル伝送技術の概要
 ・放送開始までの標準化の経緯
 ・ワンセグ受信機技術開発時における課題
 ・NECにおけるワンセグ携帯電話開発の苦心談等
 ・今後の展望
日本電気加藤 明
10月20日ITと地球環境 〜持続可能な社会の実現に向けて〜 人類共通の緊急課題である地球環境問題。講義を通じてその現状を認識するとともに、課題解決に向けた電機電子業界の取り組み、特に製品・サービスにおける取り組みを解説する。そして、一見、地球環境との関わりが無さそうなITが、実は最重要課題である地球温暖化を解決に導く可能性を秘めていることについて論じる。
富士通功刀 昭志
10月27日震災後の新しい社会(クラウド、SNSとの関わり) 東日本大震災の混乱の中、情報共有・伝達手段にクラウドやSNSは新たな可能性を提示してくれました。実際に富士通が被災地において、クラウド環境をどのように構築したか、またSNSの利用によって、情報の拡散と共有が迅速になり、またその動きが社会に新しい価値を提供しはじめています。
富士通濱田 真輔
11月10日ワクワクを!!つなぐ
 - 技術、想い、志
 - 地域、全国津々浦々から世界へ
(世界一への挑戦と、 其れを支えた技術・人財について)
 獲得困難なスパコン性能 「世界一」へ挑戦し続けることにより、蓄積された世界最高峰の 「技術開発力」と言う資産、これがどの様な開発者たち、仕事のプロセスで生まれて来たのか?
 今や企業の「人財」となった開発者たちが、日々どの様に考え、行動し、困難を克服して来たのかを交えながら 「技術開発力」の源泉について説明する。
 上記事例を含めた説明を通し、開発者として要求される人材像、必要となる技術スキルや、実際の現場 (部品サプライヤー、製造工場、設置工事現場等)を支える人たちの現場力(チームワーク)の重要性を理解して貰い、今後、進路を考える上での指針として戴きたい。
富士通伊東 広樹
11月17日企業におけるデータマイニング技術の活用および期待 近年、企業情報システムが増加し、様々な業務において企業活動データ、ログなどが蓄積されてきている。販売管理やクレームの処理において、これら蓄えられたデータをデータマイニング技術によりデータ分析し、企業活動へフィードバックする事例などについて説明する。
三菱電機インフォメーションシステムズ菅野 幹人
11月24日クラウド技術を活用した企業ウェブサイトの構築と運営 企業ウェブサイトは、製品・サービス・会社情報の発信手段から、顧客とのコミュニケーションツールとしての役割を経て、ビジネスに必要不可欠な販売促進支援ツールへと進化しつつある。
 また、近年、個人情報保護法等の法整備等の社会的環境の変化から、企業ウェブサイトは、よりレベルの高い情報セキュリティ、システムの信頼性向上、新サービス導入が可能な柔軟性等が求められるようになった。
 このような課題に対し、「三菱電機オフィシャルウェブサイトの構築・運営」を題材に、講師が直接取り組んでいるクラウド技術を活用したシステム構築、品質、情報セキュリティ、ITサービスのマネジメントシステムについて述べるとともに、そこで使用されている新しい技術について解説する。
三菱電機インフォメーションシステムズ磯西 徹明
12月1日実トラブルから学ぶ ICTシステム構築に必要な基本知識・原理原則 言語や技術などの知識教育、専門教育ではなく、ICTシステムの構築について、いろいろな観点から広く捉える講義です。
 実際に起こったトラブル事例や身近な例や使いながら、基本的でかつ本質的な考え方を知ってもらうのが本講義の狙いです。
 まず、ICTシステムが大規模な社会システムになってきたことと、そのため高い信頼性や高い品質が求められるいることを身近なトラブル事例等を通じて感じてもらいます。
 本講座のメインとして、設計・構築技術の観点から、実際に起こった身近な社会システムトラブルの2〜3を題材に、システムのしくみ、どこでなにが起こったのか、原因は?、対策は?、などを分析し、システム構築の基本となる技術的な点や考え方についてのいろいろな視点からの原理原則を知ってもらいます。
 また、実際にソフトウエア開発を行う上での基本的な考え方についても経験をベースに説明します。
 具体的には、大規模ソフトウエア開発には何が求められているのか、プロジェクトはどう作りどう進めるのか、どうマネジメントするのかなどについて基本的なことを説明します。近年、身近になってきた海外の人たちと協働でのシステム開発の留意点なども説明します。
 プロジェクトマネジメント、ソフトウエアエンジニアリングの基礎とも言えます。
 時間があれば、最後に、これから就職を考えている学生さんに、ICT業界での仕事についてやどういう人材が求められているかを話します。
富士通福冨 秀則
12月8日企業内ネットワークの最新技術とアーキテクチャー 企業内ネットワークで実際に使用されているネットワーク技術に基づいて、最近のトレンドやアーキテクチャ(設計の考え方)を解説する。
以下、例として、
・企業内ネットワークの動向。企業内ネットワークの特徴、データセンターネットワークの最新技術、ルーティング、高信頼設計、ネットワークセキュリティなど。
・ネットワークアプリケーションの性能分析手法。ネットワーク遅延が性能に与える影響、分析手法、パフォーマンス向上の手法、など。
・企業内ネットワークの設計・構築プロジェクトの実際。要件定義、プロジェクトマネージメン、ドキュメンテーション、テストなど。
日本アイ・ビー・エム佐藤 正和
12月15日情報の収集とその活用
(大規模災害や安全保障時における迅速で正確な状況把握のための画像センサとインテリジェンスの生産)
 大規模災害やテロ等の非常事態に対して素早く適切に対処するためには、迅速かつ正確な状況把握とインテリジェンス(意思決定に必要な知識)の生産が必要不可欠です。大学で学んだ知識や研究成果で、この需要に応えることができます。
 本講義では、状況把握のために人工衛星や航空機に搭載される電子の目(画像センサ)の威力を紹介します。さらに、収集した様々な情報(インフォメーション)からインテリジェンスを生産する仕組み、インテリジェンスを生産する上で人が陥りやすい誤りとそれを防止する方法等について、システム構築に必要な事項を分かり易くお話しします。
日本電気村田 稔
12月22日スマートグリッドを実現するIoT無線ネットワーク技術 最近話題になっている「スマートグリッド」を実現するための無線通信技術を紹介する。日本や各国のスマートグリッドの動向を紹介し、それを支える無線通信技術の概要と、法令制度化動向、国際標準化動向なども紹介する
沖電気工業福永 茂
1月12日画像認識技術 画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。
東芝岡田 隆三
1月19日オープンデータを活用した都道府県幸福度調査
〜データから考える地方創生
 人口減少、高齢化が進む中、地域が自らの創意工夫によって活力を取り戻す地方創生の取り組みが進められています。データを通じて地域を客観的に分析し、強みや弱み、どこに課題があるのか等を示し、地方創生のヒントを探る取り組みを紹介します。
日本ユニシス横田 賀恵
1月26日OSS×クラウド 仮想化技術が定着してクラウドの時代となり、オープンソースソフトウェア(OSS)を取り巻く状況が変化している。
 Linuxやリレーショナルデータベース、Webサーバなどの従来領域に加えて、OpenStackやHadoopなどにより新たな領域が生まれている。また、それらの導入目的もコスト低減から、『攻めのIT』による新製品・新サービスの創出やビジネスモデル変革などに移りつつある。
 これらの状況を踏まえて、本講義では、無償で入手できるOSSの周辺で、IT企業やユーザ企業、クラウド事業者らがどのようなビジネスを展開しているかを解説する。
三菱電機インフォメーションシステムズ小林 敦


 ■ 電気通信大学 火曜日 5時限 16:15〜17:45
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月18日最近の国際標準化活動の動向とビジネスへの活かし方 〜国際標準化の現場での経験を踏まえた脱ガラパゴス対策〜 情報通信技術分野において、国際標準を主導することがビジネス展開において、より重要になってきている。従来から現在までの国際標準化の戦略変化を概観し、標準化で勝つための技術戦略の在り方を学ぶ。
沖電気工業千村 保文
10月25日プログラム解析技術概説と応用プログラムスライシング技術を中心としたプログラム解析技術の概説と適用例
日立製作所四野見 秀明
11月1日データベース技術の最新動向と今後の展望 近年ビッグデータを背景として、データベース技術は大きな技術変革が起こっている。RDB時代までの変遷から、近年の大規模データ処理におけるHadoop、NoSQL、NewSQLなどの技術動向、およびデータ設計や運用における変革について、日本ユニシスの取り組みとともに紹介する。
日本ユニシス中山 陽太郎
11月8日IoT時代の商品づくり 〜これからの「ものづくり」に求められるもの〜 IoTの時代が到来し、様々な機器がインターネットに接続され、様々な情報を発信することが当たり前になりつつある。米国では第四の産業革命、ドイツではIndusty 4.0をキャッチフレーズに、新しい形でのものづくりが推進されている。特に、米国ではこれまでになかったビジネス価値を創造する新たな商品(サービス)が提案され、実現されている。このような時代の中で、ものづくりを得意としてきた日本の企業にはどのような取組みが求められているのか? いくつかの事例を通して、このような新たな動きを説明した上で、グループディスカッションを通して受講者に様々な課題や可能性について検討・議論してもらう。
富士通阿部 欣成
11月29日IoTを支えるセキュリティ技術 社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。
日立製作所渡辺 大
12月6日FINTEC Now! 高度IT化した金融サービスの最前線 欧米諸国及び日本で展開されているFINTECHの最新動向を紹介し、その中から使用されているIT技術(Cloud, Analytics, Mobility, Social, Security)を解析します。
日本アイ・ビー・エム陳 建和
12月13日有機エレクトロニクス 企業における有機エレクトロニクス関連の技術開発について紹介する。特に有機ELを中心として、有機電子材料・デバイスの基本、メカニズムから最新の応用研究まで解説する。
東芝高須 勲
12月20日ビッグデータ処理を大幅に加速するコンピューティングプラットフォーム Field Programmable Gate Array(FPGA)はユーザが自分自身で設計したシステムを、その場で実装できる便利なデバイスである。従来、FPGAはシステム評価を行うためのプロタイプ用途に使われてきたが、近年、ビッグデータ処理の複雑なアルゴリズムの解法や、加速のための用いられる場合も増えてきた。本講義ではFPGAの解説とその最新の応用方法に関して述べる。
日本電気中村 祐一
1月10日Microservices - クラウド・コンピューティングにおける新たなアプリケーション開発のスタイル - クラウド・コンピューティングは、IT基盤に限らず、アプリケーションの利用形態や開発スタイルの変革まで影響を及ぼす、フルスタックのITのイノベーションである。そのため、基盤に限らず、クラウドに見合ったアプリケーション開発スタイルを取らないことには、クラウドに期待されるスピーディで低コストなITシステム構築というメリットを享受することは難しい。
 そのような中で、昨今、クラウド・アプリケーションの開発スタイルとして注目を浴びているのがMicroservicesである。Microservicesとは、アプリケーションを独立した小さなサービスとして実装することで、アプリケーションのメンテナンス性を確保すると共にITシステムのインクリメンタル開発を実現するアーキテクチャー・スタイルである。クラウド基盤上のアプリケーションをMicroservicesアーキテクチャーに基づいて開発することで、スピードと低コストというクラウドの価値の最大化が期待されている。
 本講では、Microservicesの登場の背景としてクラウド・コンピューティングの本質を概観した上で、Microservicesの全体像と特徴、そして主要なパターンを解説する。
日本アイ・ビー・エム樽澤 広亨


 ■ 津田塾大学 小平キャンパス 木曜日 4時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
9月29日スマートグリッドを実現するIoT無線ネットワーク技術 最近話題になっている「スマートグリッド」を実現するための無線通信技術を紹介する。日本や各国のスマートグリッドの動向を紹介し、それを支える無線通信技術の概要と、法令制度化動向、国際標準化動向なども紹介する。
沖電気工業福永 茂
10月6日IoTの基本や動向を押さえ、企業経営への活用のアプローチを学ぶ 昨今、世を賑わしているIoT(Internet of Things、モノのインターネット)。2020年には500億のモノがネットにつながると言われ、しかしながら調査によれば「IoTを"理解している"は11.1%、"まったく理解できていない"が67.3%」(クラウドWatch 2015/10/2)だとの充分な理解が浸透していない状況であるとも言われています。このITをドライバーとするビジネス変革の一大トレンドは、正しく理解し、動向を押さえ、個々の企業での活用をいち早く検討することが、業界や業界の垣根を超えた競争において大きな差別化につながります。当講義では、IoTの話題や本質、最新動向を網羅的に捉えながら、企業における様々なIoT活用事例や、企業経営にIoTを活用するためのフレームワークなどを学ぶことで、学生の皆様が、今後のご研究や社会の出て、IoTをビジネスや企業の現場で活用するための知識やヒント・ノウハウをご提供します。
日本アイ・ビー・エム石井 旬
10月13日IoT時代の商品づくり 〜これからの「ものづくり」に求められるもの〜 IoTの時代が到来し、様々な機器がインターネットに接続され、様々な情報を発信することが当たり前になりつつある。米国では第四の産業革命、ドイツではIndusty 4.0をキャッチフレーズに、新しい形でのものづくりが推進されている。特に、米国ではこれまでになかったビジネス価値を創造する新たな商品(サービス)が提案され、実現されている。このような時代の中で、ものづくりを得意としてきた日本の企業にはどのような取組みが求められているのか? いくつかの事例を通して、このような新たな動きを説明した上で、グループディスカッションを通して受講者に様々な課題や可能性について検討・議論してもらう。
富士通阿部 欣成
10月20日モーションセンサーを活用したNUI NUI(ナチュラルユーザーインターフェイス)は、マウスが中心であった従来のGUIに次ぐ、より自然な方法による機械との対話を表すキーワードである。
 空中のジェスチャ操作はNUIの一つであり、Microsoft Kinectをはじめとするモーションセンサーを利用することで実現できる。本講義では、モーションセンサーの活用パターンおよび実用例を紹介する。
日本ユニシス坂本 啓法
10月27日ナレッジマネジメント 企業の競争力の源泉である知識資産を有効に活用し、新たな知を創造するナレッジマネジメント手法について、イノベーション創出をテーマに事例を交えて紹介する。また、企業に求められる人,財像について伝える。
東芝中山 康子
11月3日バイオメトリクスによる個人認証技術とその応用 個人認証技術として近年注目を浴びるバイオメトリクスについて、特に顔・指紋・静脈などの技術動向や技術課題、それぞれのベンチマークテスト動向、国際標準化動向、IC旅券や出入国管理やビッグデータなどへの応用について述べる。
日本電気坂本 静生
11月17日多様性の時代
 - 女性のキャリアについて考える -
企業のグローバル化やダイバーシティが進むにつれ、専門知識を持った女性の活躍を期待する企業が増えています。

 講義では、前半30分で講師自身の経験を踏まえ女性のキャリアの考え方の一例を示し、後半は3テーマに分けて学生同士のディスカッションを行い発表してもらう形式にで行います。
日本アイ・ビー・エム行木 陽子
11月24日IT業界におけるグローバル・コミュニケーションの実際
〜英語を活かすキャリア構築〜
 日本国内で仕事をしていると、例え外資系企業であっても英語を使ったコミュニケーションの機会が意外に少ない。IT業界でも、IT先進国の米国から最先端技術や手法を学ぶことは非常に多いし、ITシステム開発の現場でも、中国、インド、東欧等、より低コストの労働力を利用するケースが益々増えてきている。グローバルなビジネス・シーンでは、一般に英語が共通語として使用されるが、日本国内では未だに翻訳や通訳が介在することが多い。その結果、スムースなコミュニケーションを阻害し、時にミス・コミュニケーションを生む等、ビジネスにかかるコストを押し上げている。本講義では、グローバル化がIT業界に与える影響と課題を提示し、その解決策としてグローバル・コミュニケーション・スキルの重要性を論じる。また、講師の米国赴任や国際標準化機関における専門委員の経験を元に、グローバル・コミュニケーション・スキルの習得方法のヒントやIT業界におけるキャリア・パスを例示する。グローバル・コミュニケーションそのものはIT業界に特化したスキルという訳では無く、グローバル化の波にさらされている他の業界でも役立つものである。本講義では、IT業界を例にするが、他の業界を志望する学生も視野に入れて、IT特有の用語はなるべく排除し、分かりやすく解説する。
日本アイ・ビー・エム樽澤 広亨
12月1日コンタクトセンターにおける人工知能(IBM Watson)の活用 IBM Watson(ワトソン)とは、人間の自然言語を分析し、複雑な質問に対する回答を大量データから高速に求めることに特化した次世代の人工知能型コンピューティング・システムです。この技術をコンタクトセンターに活用することで、問合せ業務の効率化と顧客満足度の向上が図られます。また、音声認識・音声合成との組合せにより、セルフサービスで顧客対応をすることも可能になります。このようなコンタクトセンターにおける人工知能の活用について、分かり易く解説します。
日本アイ・ビー・エム行木 照雄
12月8日オープンデータを活用した都道府県幸福度調査
〜データから考える地方創生
 人口減少、高齢化が進む中、地域が自らの創意工夫によって活力を取り戻す地方創生の取り組みが進められています。データを通じて地域を客観的に分析し、強みや弱み、どこに課題があるのか等を示し、地方創生のヒントを探る取り組みを紹介します。
日本ユニシス横田 賀恵
12月15日情報システムのセキュリティ設計 情報システムのセキュリティ構築、とくにその設計技術を概観する。
 システムのセキュリティを高めることは暗号技術のみで成り立つものではないが、そのことはあまり認識されていない。そこで本講では、ソフトウェア工学とセキュリティ技術の学際領域であるこの分野の「いま」を、わかり易く講義する。
東芝ソリューション島田 毅
12月22日IoTを支えるセキュリティ技術 社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。
日立製作所渡辺 大
1月12日情報セキュリティの基盤技術
暗号技術の最新動向 −こんなに身近になった暗号−
 暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では、個人のプライバシー保護や企業機密保護という新しい役割を担い、いまや現代ネットワーク社会にとって必要不可欠なキーテクノロジーとなっています。
 本講義では、PCや携帯電話など、実は我々が暗号を日常的に使っていることを具体的な応用例で示すと共に、暗号の安全性とは何かについてわかりやすく説明します。また最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術についても解説します。
三菱電機松井 充
1月19日疑似体験から知るプロジェクトマネジメントの基礎 身近な事例を疑似体験することにより、プロジェクトマネジメントの基本的な考え方を知ることを目的にしています。大学院等で行われているPBLの導入編としても使えます。
 本講座は、講義形式でなく、身近な事例を、学生が自ら考え、他の人の考えも聞く体験をすることにより、結果として、PMBOKの各知識領域を知ることを目的としています。
富士通福冨 秀則
1月26日情報の収集とその活用
(大規模災害や安全保障時における迅速で正確な状況把握のための画像センサとインテリジェンスの生産)
 大規模災害やテロ等の非常事態に対して素早く適切に対処するためには、迅速かつ正確な状況把握とインテリジェンス(意思決定に必要な知識)の生産が必要不可欠です。大学で学んだ知識や研究成果で、この需要に応えることができます。
 本講義では、状況把握のために人工衛星や航空機に搭載される電子の目(画像センサ)の威力を紹介します。さらに、収集した様々な情報(インフォメーション)からインテリジェンスを生産する仕組み、インテリジェンスを生産する上で人が陥りやすい誤りとそれを防止する方法等について、システム構築に必要な事項を分かり易くお話しします。
日本電気村田 稔


 ■ 東北大学 木曜日 4時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
10月6日コンタクトセンターにおける人工知能(IBM Watson)の活用 IBM Watson(ワトソン)とは、人間の自然言語を分析し、複雑な質問に対する回答を大量データから高速に求めることに特化した次世代の人工知能型コンピューティング・システムです。この技術をコンタクトセンターに活用することで、問合せ業務の効率化と顧客満足度の向上が図られます。また、音声認識・音声合成との組合せにより、セルフサービスで顧客対応をすることも可能になります。このようなコンタクトセンターにおける人工知能の活用について、分かり易く解説します。
日本アイ・ビー・エム行木 照雄
10月13日オープンデータを活用した都道府県幸福度調査
〜データから考える地方創生
 人口減少、高齢化が進む中、地域が自らの創意工夫によって活力を取り戻す地方創生の取り組みが進められています。データを通じて地域を客観的に分析し、強みや弱み、どこに課題があるのか等を示し、地方創生のヒントを探る取り組みを紹介します。
日本ユニシス横田 賀恵
10月20日ビッグデータ処理を大幅に加速するコンピューティングプラットフォーム Field Programmable Gate Array(FPGA)はユーザが自分自身で設計したシステムを、その場で実装できる便利なデバイスである。従来、FPGAはシステム評価を行うためのプロタイプ用途に使われてきたが、近年、ビッグデータ処理の複雑なアルゴリズムの解法や、加速のための用いられる場合も増えてきた。本講義ではFPGAの解説とその最新の応用方法に関して述べる。
日本電気中村 祐一
10月27日電子カルテが拓く未来の医療 安心安全な医療の実現、病院経営の改善と効率化、地域の医療供給体制全体の効率化など今日の医療が抱える課題解決のキーテクノロジーとして電子カルテが注目を集めている。電子カルテを始めとする医療情報のIT化について、歴史及び現状、目的と機能、将来の方向性について紹介する。
富士通高橋 俊哉
11月10日震災後の新しい社会(クラウド、SNSとの関わり) 東日本大震災の混乱の中、情報共有・伝達手段にクラウドやSNSは新たな可能性を提示してくれました。実際に富士通が被災地において、クラウド環境をどのように構築したか、またSNSの利用によって、情報の拡散と共有が迅速になり、またその動きが社会に新しい価値を提供しはじめています。
富士通濱田 真輔
11月24日現実世界とデジタル世界の融合 拡張現実(AR:Augmented Reality)とは、実写の世界にデジタルの情報を重ね合わせて利用者をサポートするインターフェイスです。この技術、歴史は古いのですが位置情報を取得する仕組みと携帯デバイスの高性能、低価格化に伴い、今では誰もが手にすることのできるインターフェイスとなってきています。本講義ではARについて様々な例をあげてご理解いただくだけでなく、この技術が皆さんの身近なところで、どのように応用できるか?といった今後の展望についても検討していきます。
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング井手田 信
12月1日拡張現実(AR)と状況認識(センサーネットワーク)を用いた観光支援・地域活性化 拡張現実(AR)・状況認識(センサーネットワーク)の例示し、観光支援や地域活性化に向けた活用について述べる。日本ユニシスでの実証実験(目玉おやじロボットを使ったデジタル妖怪探し、タイトラベルナビ)や事例(デジタル妖怪スタンプラリー)を紹介する。また、地域メッシュネットワークでの情報収集や配信について紹介する。
日本ユニシス中川 靖士
12月8日情報システムのセキュリティ設計 情報システムのセキュリティ構築、とくにその設計技術を概観する。
 システムのセキュリティを高めることは暗号技術のみで成り立つものではないが、そのことはあまり認識されていない。そこで本講では、ソフトウェア工学とセキュリティ技術の学際領域であるこの分野の「いま」を、わかり易く講義する。
東芝ソリューション島田 毅
12月15日IoTを支えるセキュリティ技術 社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。
日立製作所渡辺 大
12月22日センサーネットワークを実現する無線マルチホップセキュリティ技術 近年、M2M(Machine-to-machine)エリアネットワークとして注目されているセンサーネットワークと、それを支える無線マルチホップセキュリティ技術を紹介する。920MHz帯を利用したセンサーネットワークの実用化に向けての取り組み、および、基本となるセキュリティ機能について説明し、無線マルチホップネットワークへの応用について研究事例と共に紹介する。
沖電気工業八百 健嗣
1月5日情報セキュリティの基盤技術 暗号技術の最新動向 −こんなに身近になった暗号− 暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では、個人のプライバシー保護や企業機密保護という新しい役割を担い、いまや現代ネットワーク社会にとって必要不可欠なキーテクノロジーとなっています。
 本講義では、PCや携帯電話など、実は我々が暗号を日常的に使っていることを具体的な応用例で示すと共に、暗号の安全性とは何かについてわかりやすく説明します。また最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術についても解説します。
三菱電機松井 充