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<セミナー>
「自動運転車社会における責任問題は
どう解決すべきか?」

 自動車の自動運転における研究開発は、日夜、進化を続け、安全機能などの一部の機能が実用化されています。今後、さらなる研究開発がスピードを増していき、自動運転機能が次々に実現していくでしょう。
 また、公共交通機関やテーマパークなどで自動運転車を用いたサービスが実用段階に向けて運用が始められています。自動運転車が身近で走っている環境が当たり前になる日が近いかもしれません。
 しかし、人工知能(AI)を核としたシステムが運転を行う完全自動運転では、システム側が責任を負うとされており、今後の実用化では、責任の所在を明確にしていく必要があります。
 当セミナーでは、自動運転車社会が実現されるにあたって、責任を明確に規定するために、人工知能の進化、法的課題・規制緩和の解決、損害保険の在り方についてピックアップし、今後、どのような観点での議論が必要なのかを考察します。
 また、自動運転車による事故が発生したことを想定し、法廷でどのようなやり取りが行われるのか、「模擬裁判」にて実演します。
 ご関係・ご関心の各位におかれましては、ぜひ、ご参加いただければ幸いと存じます。

■ 日  時 平成29年2月23日(木)14:00〜17:15(受付開始 13:15〜)
■ 場  所 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
      〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ
[>> 会場へのアクセス(公式WEB)]

■ 主  催 (一社)電子情報技術産業協会 ITS事業委員会/自動走行システム研究会
■ 共  催 (特非)ITS-Japan、(一財)日本ADR協会
■ 定  員 400名(定員になりしだい締め切らせていただきます。)
■ 参 加 費
 ・4,000円(税込)/名
 ・学生(大学生以下) 無料
※参加費のお支払いは、当日現金でお願いいたします。領収書を発行いたします。
■ 申込方法
(1) 下記の「受講申込フォーム」に必要事項をご記入の上、送信してください。
 (受付システムについては(株)ビズクリエイトのサービスを使用しているため、JEITA外部のサーバに移動します。)


□ 受講申込フォーム □

(2) お申込み内容の確認後、折り返し「参加申込完了メール」が送信されます。メールをプリントアウトし、セミナー当日に会場受付へご提出ください。(お持ちでない場合は、名刺を1枚頂戴いたします。)
(3) 参加費は当日会場受付にてお支払い頂きますのでご準備をお願い致します。(領収書を発行いたします)

■ 申込期限 平成29年2月20日(月)(必着)
ただし、申込期限までに定員に達した場合は、その時点で締め切らせて頂きます。



「自動運転車社会における責任問題はどう解決すべきか?」プログラム

14:00 〜 14:30 
 社会に浸透する人工知能
  立命館大学 情報理工学部 情報コミュニケーション学科 准教授 服部 宏充 氏

人間が現実的な脅威を感じるほどに社会への浸透が進む人工知能技術の動向と、自動車の知能化・自律化に向けた応用の可能性について解説します。
多くの人々にとって不可欠である自動車がその機能や有り様を変えつつある今、社会の中で自律的に機能する自動車はどのように振る舞うべきか、そして社会はどのように対応すべきかを検討します。

14:30 〜 15:00 
 法的課題と法整備の最前線
  明治大学 法科大学院 教授 中山 幸二 氏

自動運転が普及するにあたって、国内法律(道路交通法、自動車損害賠償保障法、製造物責任法など)の改正ないし緩和(法解釈の変更)の必要性、国際法(ジュネーブ条約、ウィーン条約など)の動向と日本の対応、日米独の法体系の違いと調和の可能性について、要点を集約して提示します。

15:00 〜 15:30
 自動運転社会における自動車保険・損害保険会社の役割
  損害保険ジャパン日本興亜株式会社 リテール商品業務部 商品企画グループ
特命課長 吉田 英徳 氏

自動運転車普及期に求められる自動車保険とは、どのようなものでしょうか。社会生活・経済活動に密着した新技術の普及には、適切な賠償資力を確保する保険制度が不可欠です。
本セミナーでは、諸外国の自動車損害賠償保障制度を紹介しつつ、日本の現行制度と比較を行うことで、自動運転車の普及期に自動車保険が果すべき役割について考察していきます。
また、損害保険実務の観点から、自動運転時代に向けた検討課題を考察します。

15:30 〜 15:45  休憩(15分)

15:45 〜 17:15
模擬裁判  「自動運転社会で想定される紛争解決方法」

自動運転が普及するにあたり、紛争解決の場においても、車載機に保存されたデータが重要な役割を果たすことが想定されます。
裁判所においては車載機に保存されたデータの証拠提出がどのように求められるのか、「仲裁」という当事者間合意をもとにした非公開手続における証拠提出の仕方を、デモンストレーションを踏まえて概観し、自動運転車社会における新たな紛争解決方法の模索を図る講演です。
本講演は、明治大学法科大学院教授の中山幸二のほか、新進気鋭の研究者及び弁護士を中心とした「自動運転・法的インフラ研究会」がデモンストレーション等を担当します。

 閉 会


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