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(ご参考)ネットワークストレージに関する平成17年度市場規模について


〔RAID(*1)を中心としたSAN/NAS(*2)等のメインフレームからオープンサーバまでをホストコンピュータとする外付けのストレージ製品(内蔵型は除く)〕

 平成17年度のネットワークストレージの市場規模は、従来から容量の伸びを牽引してきたデータベースなどの構造型データが引き続き伸びたことに加え、電子メールや、ビデオ、イメージなどの非構造型データの急激な伸びにより、容量は前年度比171.9%と大幅に増加した。ただし、メインフレームコンピュータの減少が影響し金額は前年度比93.8%と減少した。
 なお、平成18年度以降はオープンサーバの増加に伴い、ネットワークストレージの金額市場規模も増加するものと見込まれる。

グラフ

国内ネットワークストレージ市場(金額/容量)
〔単位:TB,億円、%〕
  平成
14年度
前年度比 平成
15年度
前年度比 平成
16年度
前年度比 平成
17年度
前年度比
金額 3,400 87.9 2,989 87.9 2,658 88.9 2,492 93.8
容量 26,000 139.0 36,500 140.4 52,925 145.0 90,978 171.9


(*1)
RAID:RAIDは、Redundant Arrays of Independent Disksの略。
装置の重要ユニットを冗長化するとともにデータを複数のディスクドライブに分散書き込みし冗長性を持たせ、単一のディスクドライブ障害時でもデータ喪失がないようにする技術を用いた記憶装置。

(*2)
SAN:SANは、Storage Area Networkの略。
ディスクやテープ装置などのストレージを、高速なファイバチャネルで接続したネットワーク。マルチサーバ環境を構成する複数のシステムからアクセスが可能。

NAS:NASは、Network Attached Storageの略。
LANに直接接続するファイルシステムを持ったストレージ装置。NASは独立したファイルサーバとして機能し、各アプリケーションサーバ、クライアントは、NAS上のファイルをローカルファイルと同様にアクセス可能。




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