1) 開発の背景と狙い
ピッキングによる空き巣などの犯罪が増加しており、玄関など住宅の開口部における防犯セキュリティの確保が大きな社会的問題となっています。指紋による個人認証により家族ひとり一人を判別した上で玄関ドアのオートロックを開錠させることによって、玄関ドアから鍵穴をなくしてピッキングの被害を防止することができます。家族ひとり一人のIDを確認することができるので、誰が帰宅したか知らせるメールを自動発信することができます。
2)技術的なポイント特徴
生体認証技術の発展により、従来オフィスや研究所でしか使われなかった指紋照合装置が、私たちの生活に、より身近なものとなりました。
ボタン型個人IDキーと指紋認証の2段階ドアロック解除システムを採用し、安全性を高めています。指紋の照合は画質補正を伴う相関方式を採用し、99.9%以上の指紋照合率と最長でも5秒程度の照合スピードを実現しています。
電源は乾電池のため、大掛かりな配線工事が不要であり、停電時にドアが開かなくなるといった心配がありません。
また、セパレートタイプなので、お客様の好みにマッチするハンドルのデザインが選べます。
仕様
- 供給電源 単3リチウム乾電池4本
- バッテリー寿命 2年(1日10回使用)
- 使用温度範囲 −10℃〜60℃
- 登録指数 15指
- 照合時間 Min1秒、Max5秒
- 本人拒否率 0.1%以下
- 他人受入率 1/10万以下
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