■ 中央大学 後楽園キャンパス 木曜日 3時限 13:20〜15:00 |
日程 | 講義テーマ・所属名・講師名 | 講義テーマ概要 |
4月11日 | ITシステム構築におけるセキュリティの在り方 | ITシステムを構築するうえで、セキュリティは必ず求められる必須の要素となります。様々なサイバー攻撃が発生する中、効率的にセキュリティを高めるための考え方・ポイントを、事例を交えながらご紹介します。 |
日本ユニシス |
4月18日 | CSIRT起点による組織マネージメントとセキュアデザイン技法 | サイバーセキュリティの必要性が言われている中、断片的な対応で実効性のない対策が課題となっている。 そこで本講義ではCSIRT運用の中で培った組織デザインとシステム全体を横断する非機能デザインを取り上げ、サイバー攻撃の攻撃全体像紹介とグループ演習を通してサイバーセキュリティの大局観について学ぶものとする。 |
富士通 |
4月25日 | 企業が直面するサイバーリスク・プライバシー管理と次世代テクノロジーの取り組み | サイバー攻撃によるサービスの停止、内部犯行による情報の盗難が、企業にとって大きな課題です。また、IoT (もののインターネット)、AIに代表されるように新しいテクノロジーがセキュリティ技術にも大きな影響を与え始めています。一方で、個人情報にかかわる法律の改正、施行が起こり、いかに個人のプライバシーを確保するかも大きな課題です。この講義では、安全・安心なサイバー社会を目指すために、企業が果たすべき役割と、教育・研究分野が取り組むべき人材育成、新しい技術について解説を行います。 |
日本アイ・ビー・エム |
5月9日 | 最新のセキュリティ技術と数学・アルゴリズム・H/Wの基本 | 最新の暗号技術とサイバー攻撃検知技術の動向を紹介する。また、それらの技術のみならずあらゆるIoT時代のコンピュータ処理のベースとなる数学・アルゴリズム・H/Wの基本を解説する。 |
三菱電機 |
5月16日 | 新しい金融サービスとサイバーリスク | 新しい金融サービスであるFinTechサービス、仮想通貨の台頭、サイバーリスク保険の販売、キャッシュレス社会への変革など金融機関は大きな転換期を迎えています。その反面、仮想通貨取引所で起こったサイバー事故は大きな社会問題となりました。この講義では、安全・安心な新しい金融サービスへの変革を目指すために、企業が果たすべき役割をセキュリティの観点から解説します。この講義は、2018年に大学で実施した寄付講座のコンテンツを維新して提供します。 |
日本アイ・ビー・エム |
5月23日 | 認証基盤の進展と技術動向 | ICTシステムのセキュリティを理解するためには、認証とアクセス制御(認可)の方式を把握することが基本となります。本講義では、分散コンピューティングにおける認証基盤のアーキテクチャの歴史を振り返った後、デジタル変革(DX)の時代における認証基盤の進展、技術動向について説明します。日本の個人情報保護法の改正、EUの一般データ保護規則(GDPR)の制定などの法制度や日本政府の Society5.0等の動向を俯瞰した後、デジタル変革(DX)、ハイブリッドクラウド、データ利活用の時代に求められる次世代認証基盤のセキュリティ要件を説明します。また、NIST SP800-63-3 の Digital Identity Modelや W3C等で検討されている標準化動向がデーター利活用や個人情報保護の面で認証基盤にどのような影響があるのか、従来型の認証基盤のモデルと何が違うのか、技術面から解説します。 次にプラットフォーマーの次世代認証基盤に関する動向、事例や認証基盤に適用されるブロックチェーン技術、 W3Cの Decentralized Identity等の要素技術について説明し、今後の動向を概観します。 本講義により、認証、認可の基礎や次世代認証基盤の動向に関して、鳥瞰図的な セキュリティアーキテクトとしての素養を育成することを狙いとしています。 |
富士通 |
5月30日 | IoTを支えるセキュリティ技術 | 社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。 |
日立製作所 |
6月6日 | 情報セキュリティの基盤技術 暗号技術の最新動向 −こんなに身近になった暗号− | 暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では、個人のプライバシー保護や企業機密保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。 本講義では、PCや携帯電話、ICカードなど、実は我々が暗号を日常的に使っていることを具体的な応用例で示すと共に、暗号に求められる安全性とは何かについてわかりやすく説明します。また最近注目されているクラウドやIoT向けの新しい暗号技術についても解説します。 |
三菱電機 |
6月13日 | バイオメトリック認証技術 | 生体認証技術は,ヒトの身体的または行動的特徴を用いて個人を認証する技術であり,携帯電話やスマートフォン,パソコンなどの個人端末へのアクセスコントロールからNational IDやボーダーコントロールなどの社会基盤としての本人確認技術として幅広く普及が進んでいる.本講義では,手のひら静脈認証と指紋認証を例に基礎的な原理(センシング,特徴抽出,照合)から,実社会での適用例について紹介するとともに,個人のプライバシーに配慮した生体情報保護技術や生体情報を暗号鍵として利用する生体暗号技術などの最近の技術動向について紹介する. |
富士通研究所 |
6月20日 | 製品セキュリティとPSIRT活動 | 重要インフラシステムや様々なIoT機器がネットワークにつながり、サイバー攻撃の影響が年々増大する中で、企業が提供する製品・システム・サービスのセキュリティの確保の重要性が増している。 本講義では、製品セキュリティを確保するための取り組みと、PSIRTの活動について紹介する。 |
東芝デジタルソリューションズ |
6月27日 | IoTシステムセキュリティ | 重要インフラで用いられる制御システムやIoTを支える組み込みシステムに関するセキュリティ技術を紹介する。 本稿では近年の重要インフラやIoTでおきているサイバーセキュリティインシデント事例を紹介し、それに対する対策方法を講義する。 様々な分野に置いてサイバーセキュリティ人財が必要となっている状況、および、その技術的な面白さや意義、やりがいを伝えたい |
東芝 |
7月4日 | 量子もつれ光子対を用いた量子鍵配送(量子暗号通信)技術 | 究極の秘匿通信を可能にする量子鍵配送(量子暗号)システムの概要と、それを支える量子もつれ光源/光ファイバ伝送/単一光子検出技術について解説する。特に、量子鍵配送技術のキーとなる量子もつれ光子対にみられる不思議な振る舞いについて紹介したい。 |
沖電気工業 |
7月11日 | 安全システム・制御システムの信頼性技術 | 国際安全規格(IEC61508)でもとめられる安全性設計の考え方とユーザから求めら得る高稼働率の考え方を踏まえ、安全システム・制御システムの信頼性技術のキーポイントや課題について外観する。 |
横河電機 |
7月18日 | サイバーセキュリティインシデント その検出と対応に関するIT企業での取り組み | サイバーセキュリティの脅威が広がる中で、様々なセキュリティ対策を施しても、100%予防することは難しくなっています。現在、重要視されているサイバーセキュリティ脅威の検出とインシデント対応について、IT企業での取り組み事例を交えながらご紹介します。 |
日本ユニシス |