■ 中央大学 後楽園キャンパス3号館3階3300室 木曜日 3時限 13:20〜15:00 |
日程 | 講義テーマ・所属名・講師名 | 講義テーマ概要 |
4月14日 | バイオメトリック認証技術 | 生体認証技術は、ヒトの身体的または行動的特徴を用いて個人を認証する技術であり、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの個人端末へのアクセスコントロールからNational IDやボーダーコントロールなどの社会基盤としての本人確認技術として幅広く普及が進んでいる。本講義では、いくつかの生体認証方式を例に挙げ、基礎的な原理(センシング,特徴抽出,照合)から、実社会での適用例について紹介するとともに,個人のプライバシーに配慮した生体情報保護技術や生体情報を暗号鍵として利用する生体暗号技術などの最近の技術動向について紹介する。 |
富士通 |
4月21日 | 現在社会におけるセキュリティリスクとセキュリティ対策技術 | "現代社会で発生している事件に関する公的レポート及び具体的なサイバー犯罪に関するレポートを元に、情報セキュリティにおける一般的なリスク及びその対策方法について解説する (内容の詳細度合い、深さ等、事前にご要望を頂ければ内容を調節します)" |
日本アイ・ビー・エム |
4月28日 | 最新のセキュリティ技術と数学・アルゴリズム・H/Wの基本 | 最新の暗号技術とサイバー攻撃検知技術の動向を紹介する。また、それらの技術のみならずあらゆるIoT時代のコンピュータ処理のベースとなる数学・アルゴリズム・H/Wの基本を解説する。 |
三菱電機 |
5月12日 | 製品セキュリティとPSIRT活動 | 重要インフラシステムや様々なIoT機器がネットワークにつながり、サイバー攻撃の影響が年々増大する中で、企業が提供する製品・システム・サービスのセキュリティの確保の重要性が増している。本講義では、製品セキュリティを確保するための取り組みと、PSIRTの活動について紹介する。 |
東芝 |
5月19日 | CPSセキュリティ | サイバーフィジカルシステムを構成する制御機器、IoT機器、組み込み機器に関するセキュリティ技術を紹介する。本稿ではサイバーフィジカルシステム、特に、制御システムやIoT機器でおきているサイバーセキュリティインシデント事例を紹介し、それに対する対策方法を講義する。 |
東芝 |
5月26日 | EU GDPRに見る個人情報保護の原則と情報システムにおける実装 | "2018年5月に施行が開始されたEU GDPR(一般データ保護規則)の原則と概要を紹介し、日本における個人情報保護の動向、情報システム開発において考慮すべき要件について議論する。 |
日本アイ・ビー・エム |
6月2日 | 人工知能とその応用、特に生体による個人認証について | 近年人工知能のうち機械学習技術の進展が著しく、様々な分野での活用が進んでいる。この機械学習技術についてその概要を説明するとともに、その応用について述べる。またその一応用として、生体認証技術特に顔・指紋・虹彩などの技術動向、IC旅券や出入国管理などへの応用及び社会実装に当たっての課題について述べる。 |
日本電気 |
6月9日 | 企業が直面するサイバーリスク・プライバシー管理と次世代テクノロジーの取り組み | サイバー攻撃によるサービスの停止、情報の盗難が、企業にとって大きな課題です。また、IoT、AIに代表されるように新しいテクノロジーに対しても、サイバー攻撃の懸念が高まっています。一方で、個人情報にかかわる法律の改正、施行が全世界的に起こり、個人のプライバシーの確保は社会的な課題となっています。この講義では、安全・安心なサイバー社会を目指すために、企業が果たすべき役割と、教育・研究分野が取り組むべき人材育成、新しい技術について解説を行います。 |
日本アイ・ビー・エム |
6月16日 | システム理論に基づく安全分析手法「STAMP/STPA」入門講座 | "IoTが普及するにつれて、自動運転車やスマート家電などさまざまなモノがつながり、利便性が向上しています。しかしこのようなシステムには人、ソフトウェアが関わるため、従来のハザード分析手法だけでは事故原因の分析が難しくなっています。このようなシステムに対して、現在米国では、マサチューセッツ工科大学のLeveson教授が考案した、システム理論に基づく新しい安全分析手法STAMP/STPAが普及しつつあります。本講座では、前提知識となるシステム理論、従来手法と比較したSTAMP/STPAのメリット、考え方と分析手法について解説します。" |
BIPROGY |
6月23日 | 現代社会における暗号技術 | 暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。本講義では、スマートフォンやICカードなど身近な暗号の応用例や、最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術、また企業における暗号研究開発とその楽しさ、さらには暗号利用の制限の是非をめぐる論争など、現代社会における暗号のもつさまざまな側面をわかりやすく解説します。 |
三菱電機 |
6月30日 | IoTを支えるセキュリティ技術 | 社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。 |
日立製作所 |
7月7日 | 人体に適用したセンサーデータ分析の実例 | 近年普及しているスマートウォッチなどの小型携帯機器に搭載されているセンサーからは膨大な量の情報が生み出されています。現状ではこれらのセンサーデータの活用はまだ十分に進んでいませんが、労務管理や健康管理への応用が広がりつつあります。フーリエ解析やウェーブレット解析などのディジタル信号処理技術を用いてセンサーデータを分析することで人間の動作や身体の状態を可視化したり、識別できるようになります。本講義ではディジタル信号処理の技術を簡単に紹介し、ディジタル信号処理技術におけるデータ解析の実際と応用事例として林業における作業識別による労務管理への活用を目指した研究を取り上げます。 |
BIPROGY |
7月14日 | 新しい金融サービスとサイバーリスク | 新しい金融サービスであるFinTechサービス、仮想通貨(暗号通貨)・デジタル通貨の台頭、キャッシュレス社会への変革など金融機関は大きな転換期を迎えています。その反面、仮想通貨取引所で起こったサイバー事故、キャッシュレス決済の不正利用は大きな社会問題となりました。この講義では、安全・安心な新しい金融サービスへの変革を目指すために、企業が果たすべき役割をセキュリティの観点から解説します。 |
日本アイ・ビー・エム |
7月21日 | オンライン時代のサイバーセキュリティ | サイバーセキュリティの必要性が言われている中、断片的な対応で実効性のない対策が課題となっている。そこで本講義ではCSIRT運用の中で培ったセキュリティ・バイ・デザインを取り上げ、サイバー攻撃の攻撃全体像紹介と演習を通してサイバーセキュリティの大局観について学ぶものとする。 |
富士通(株) |