JEITA
2023年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 上期
2023年
JEITA講座運営WG

《 2023年度 JEITA講座「IT最前線」講義テーマ 上期 》


【 上期 】


 ■ 岐阜大学 工学部 月曜日 4時限 14:45〜16:15
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
4月24日量子コンピュータでできること最近、量子コンピュータに関するニュースを見かけることが多いと思います。しかし、量子コンピュータが、なぜ、何のために、どのように動くのかなど、わからないことだらけだと思います。また、量子の響きから夢の万能計算機だと考えてしまいますが、その有効範囲は限定的である一方、ある種の問題に従来では考えられない速度で処理を行うことができます。本講演では、量子コンピュータの動作原理と利用法、及び今後の技術動向に関してなるべくわかりやすく解説します。
日本電気
5月1日高齢社会を支えるテクノロジージェロンテクノロジー、Agetechと呼ばれる高齢社会を支える技術に関する国内外の研究開発動向を紹介します。具体的には、介護ロボットやIoT・AIによる高齢者の見守り、VRによる認知症ケア、デジタル・インクルージョン(高齢者自身のデジタル機器利用実態)等を取り上げます。講師が実践してきた介護現場での実証試験等の事例を交え、今後の展望や課題を議論します。
ユニアデックス
5月8日組込みソフトウェア開発の実際と展望携帯電話、ゲーム機、家電に搭載される組込みソフトウェアの構造や開発方法が、PC用ソフトウェアとどのように違うのか。各機器の特性に応じて求められる要求とは何か。また近年ますます複雑化していく組込みソフトウェア開発の課題と、新しい開発手法について解説します。
三菱ケミカルグループ
5月15日SNS分析を企業活動に活かすツイッターやブログ、消費者の関心事に特化したコミュニティや掲示板などのソーシャルメディアへのつぶやきや投稿を収集し、企業の商品やサービスの評判やニーズを分析するソーシャルメディア分析が、企業の注目を集めています。この講義ではこのソーシャルメディア分析の基本的な概念を再確認し、それを実現するテキストマイニングを中心とするテクノロジーの概要とそのエッセンスを抑えながら、実際の利用例や活用検討のためのフレームワークなどを元に企業活動での活用について学んでいただきます。
日本アイ・ビー・エム
5月22日視線からの人の認知を解き明かす目は口ほどにものを言うということわざ通りに、視線は人の様々な情報を教えてくれる。近年は安価な視線計測デバイスが開発され、様々な分野での視線の活用が急速に進んでいる。最新の研究事例を基に視線と認知の関係について紹介し、その活用方法を議論する。
BIPROGY
5月29日モビリティ最新動向人や物の移動に関わるモビリティについて、自動運転等の新しい技術や移動をサービスとして捉えるMaaSという新たなキーワードが注目されています。また自動車業界は100年に1度の変革時期を迎えていると言われ、CASEというキーワードで技術革新を迫られています。本講義では、モビリティに関する新しい潮流について事例を交えながらその最新動向をご紹介します。
ユニアデックス
6月5日機械学習とその安全・安心な活用、特にバイオメトリクスについて近年人工知能の一分野である機械学習の進展が著しく、様々な分野での活用が進んでいる。この機械学習技術についてその概要とともに、世界各国で議論が進む人工知能の安全・安心な活用について説明する。続けて、人工知能技術の一応用であるバイオメトリクス、特に顔・指紋などの技術動向、IC旅券や出入国管理などへの応用などについて述べる。
日本電気
6月12日COVID-19における技術適用COVID-19対策で行われたAIや通信技術など利活用して感染拡大を制圧した様々な技術について分析と解説を行い、システム設計や技術適用の実例にそって分析検証します。上海市では日本でも話題になっている健康QRコードを始め、過密化しない交通機関のラッシュコントロール、通学教育を凌駕するリモート教育システムなど、様々な業種や技術がクロスオーバーすることで一気に感染拡大を封じ込めました。これらの技術や取組みなどについて、電子情報通信学会誌で連載した技術解説記事をもとに解説を行います。また、ニュースなどでは見聞することのできない生の現場の声をお届けします。
富士通
6月19日衛星システムと宇宙ビジネスの概要と動向通信放送・地球観測・測位・安全保障等、近年、衛星の利用シーンや関連ビジネスが拡大している。講義では、これらの衛星システムの概要及び国内外の最新動向を紹介する。また測位やリモートセンシングなどの衛星利用ビジネスや商用衛星開発ビジネスに関し、その概要及び国内外の最新動向を紹介する。
三菱電機
6月26日コミュニケーションAIの技術と応用人とAIがコラボ―レーションするコミュニケーションAIの基盤技術、特に自然言語処理や音声処理の技術と応用について企業での製品化の体験と共に紹介する。
東芝デジタルソリューションズ
7月3日画像認識技術画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。
東芝
7月10日スーパーコンピュータ入門現在の代表的なスーパーコンピュータの活用事例を概観しながら代表的なスーパーコンピュータの特徴を示し、SIMD演算とメモリ性能の重要性を紹介する。
高速計算を今後必要とする学生へのコンピュータアーキテクチャの入門とした位置づけの内容である。
日本電気
7月24日ホワイトハッカーによる脆弱性診断:サイバー攻撃からシステムをどのように守る?サイバー攻撃の被害は、ここ数年大幅に増加しています。攻撃手法の高度化、セキュリティ脅威の多様化により、セキュリティ製品の導入だけでは防ぐことができません。ホワイトハッカーの疑似的な攻撃によって脆弱性を検出する「脆弱性診断」の実施が重要です。サイバーセキュリティの基礎や脆弱性診断のポイントなどを解説するとともに、ペネトレーションテストやクラウドセキュリティ診断といった最新のサイバーセキュリティ動向についてもご紹介します。
BIPROGY

 ■ 中央大学 後楽園キャンパス 木曜日 3時限 13:20〜15:00
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
4月13日最新のセキュリティ技術と数学・アルゴリズム・H/Wの基本最新の暗号技術とサイバー攻撃検知技術の動向を紹介する。また、それらの技術のみならずあらゆるIoT時代のコンピュータ処理のベースとなる数学・アルゴリズム・H/Wの基本を解説する。
三菱電機
4月20日現代社会における暗号技術暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。本講義では、スマートフォンやICカードなど身近な暗号の応用例や、最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術、また企業における暗号研究開発とその楽しさ、さらには暗号利用の制限の是非をめぐる論争など、現代社会における暗号のもつさまざまな側面をわかりやすく解説します。
三菱電機
4月27日デジタル社会とサイバーセキュリティ
〜急速なサイバーセキュリティの変化をひも解く〜
サイバーセキュリティの必要性が言われている中、断片的な対応で実効性のない対策が課題となっている。
そこで本講義ではCSIRT運用の中で培ったセキュリティ・バイ・デザインを取り上げ、サイバー攻撃の攻撃全体像紹介と演習を通してサイバーセキュリティの大局観について学ぶものとする。
富士通
5月11日安全分析手法「STAMP/STPA」入門講座IoTが普及するにつれて、自動車や家電などさまざまなモノがつながり、利便性が向上しています。しかしこのようなシステムにはソフトウェアが複雑に組み込まれるため、従来のハザード分析手法だけでは事故原因の分析が難しくなっています。このようなシステムに対して、現在米国では、マサチューセッツ工科大学のLeveson教授が考案した、システム理論に基づく新しい安全分析手法STAMP/STPAが普及しつつあります。本講座では、前提知識となるシステム理論、従来手法と比較したSTAMP/STPAのメリット、考え方と分析手法について解説します。
BIPROGY
5月18日製品セキュリティとPSIRT活動重要インフラシステムや様々なIoT機器がネットワークにつながり、サイバー攻撃の影響が年々増大する中で、企業が提供する製品・システム・サービスのセキュリティの確保の重要性が増している。本講義では、製品セキュリティを確保するための取り組みと、PSIRTの活動について紹介する。
東芝
5月25日CPSセキュリティサイバーフィジカルシステムを構成する制御機器、IoT機器、組み込み機器に関するセキュリティ技術を紹介する。本稿ではサイバーフィジカルシステム、特に、制御システムやIoT機器でおきているサイバーセキュリティインシデント事例を紹介し、それに対する対策方法を講義する。
東芝
6月1日企業が直面するサイバーリスク・プライバシー管理と次世代テクノロジーの取り組みサイバー攻撃によるサービスの停止、情報の盗難が、企業にとって大きな課題です。また、IoT、AIに代表されるように新しいテクノロジーに対しても、サイバー攻撃の懸念が高まっています。一方で、個人情報にかかわる法律の改正、施行が全世界的に起こり、個人のプライバシーの確保は社会的な課題となっています。この講義では、安全・安心なサイバー社会を目指すために、次世代の技術者が果たすべき役割とその新しい技術について解説を行います。また、不足するセキュリティ技術者問題において、教育・研究分野で取り組むべきテーマについて解説します。
日本アイ・ビー・エム
6月8日バイオメトリック認証技術生体認証技術は、ヒトの身体的または行動的特徴を用いて個人を認証する技術であり、携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの個人端末へのアクセスコントロールからNational IDやボーダーコントロールなどの社会基盤としての本人確認技術として幅広く普及が進んでいる。本講義では、いくつかの生体認証方式を例に挙げ、基礎的な原理(センシング,特徴抽出,照合)から、実社会での適用例について紹介するとともに、個人のプライバシーに配慮した生体情報保護技術や生体情報を暗号鍵として利用する生体暗号技術などの最近の技術動向について紹介する。
富士通(株)
6月15日機械学習とその安全・安心な活用、特にバイオメトリクスについて近年人工知能の一分野である機械学習の進展が著しく、様々な分野での活用が進んでいる。この機械学習技術についてその概要とともに、世界各国で議論が進む人工知能の安全・安心な活用について説明する。続けて、人工知能技術の一応用であるバイオメトリクス、特に顔・指紋などの技術動向、IC旅券や出入国管理などへの応用などについて述べる。
日本電気
6月22日日本アイ・ビー・エム新しい金融サービスであるFinTechサービス、仮想通貨(暗号通貨)・デジタル通貨の台頭、QRコード決済などキャッシュレス社会への変革が加速しています。その反面、仮想通貨取引所で起こったサイバー事故、キャッシュレス決済の不正利用、通信キャリアのサービス停止による混乱は大きな社会問題となりました。この講義では、安全・安心な新しい金融サービスへの変革を目指すために、次世代を担う技術者が知っておくべきセキュリティ課題、それを解決するための技術について解説します。
日本アイ・ビー・エム
6月29日現在社会におけるセキュリティリスクとセキュリティ対策技術現代社会で発生している事件に関する公的レポート及び具体的なサイバー犯罪に関するレポートを元に、情報セキュリティにおける一般的なリスク及びその対策方法について解説する。(内容の詳細度合い、深さ等、事前にご要望を頂ければ内容を調節します。)
日本アイ・ビー・エム
7月6日IoTを支えるセキュリティ技術社会インフラや自動車分野では、機器をネットワークにつなぐことで、システムの高度な管理やユーザの利便性向上を目指しています。その一方で、ネットワーク接続に伴い、これらのシステムはセキュリティリスクに晒されることになりました。本講義では、情報セキュリティを支える暗号技術を中心として、IoTシステムにおけるセキュリティ技術を概観します。
日立製作所
7月13日ホワイトハッカーによる脆弱性診断:サイバー攻撃からシステムをどのように守る?サイバー攻撃の被害は、ここ数年大幅に増加しています。攻撃手法の高度化、セキュリティ脅威の多様化により、セキュリティ製品の導入だけでは防ぐことができません。ホワイトハッカーの疑似的な攻撃によって脆弱性を検出する「脆弱性診断」の実施が重要です。サイバーセキュリティの基礎や脆弱性診断のポイントなどを解説するとともに、ペネトレーションテストやクラウドセキュリティ診断といった最新のサイバーセキュリティ動向についてもご紹介します。
BIPROGY
7月20日EU GDPRに見る個人情報保護の原則と情報システムにおける実装"2018年5月に施行が開始されたEU GDPR(一般データ保護規則)の原則と概要を紹介し、日本における個人情報保護の動向、情報システム開発において考慮すべき要件について議論する。(内容の詳細度合い、深さ等、事前にご要望を頂ければ内容を調節します。)
日本アイ・ビー・エム


 ■ 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス クリエーションコア1階 月曜日 3時限 13:00〜14:30
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
4月10日組込みソフトウェア開発の実際と展望携帯電話、ゲーム機、家電に搭載される組込みソフトウェアの構造や開発方法が、PC用ソフトウェアとどのように違うのか。各機器の特性に応じて求められる要求とは何か。また近年ますます複雑化していく組込みソフトウェア開発の課題と、新しい開発手法について解説します。
三菱ケミカルグループ
4月17日「ユーザ中心による画面設計方法
〜ユーザエクスペリエンスの実現を目指して〜」
ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンス(UX)の高い画面を実現するためには、ユーザ中心設計が必要不可欠となります。本講義では、ユーザビリティやUXの基本的な考え方から、ユーザにとって魅力的な画面を作成するための実践手法を、事例を交えながら体系的に説明します。
BIPROGY
4月24日安全分析手法「STAMP/STPA」入門講座IoTが普及するにつれて、自動車や家電などさまざまなモノがつながり、利便性が向上しています。しかしこのようなシステムにはソフトウェアが複雑に組み込まれるため、従来のハザード分析手法だけでは事故原因の分析が難しくなっています。このようなシステムに対して、現在米国では、マサチューセッツ工科大学のLeveson教授が考案した、システム理論に基づく新しい安全分析手法STAMP/STPAが普及しつつあります。本講座では、前提知識となるシステム理論、従来手法と比較したSTAMP/STPAのメリット、考え方と分析手法について解説します。
BIPROGY
5月1日現代社会における暗号技術暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。本講義では、スマートフォンやICカードなど身近な暗号の応用例や、最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術、また企業における暗号研究開発とその楽しさ、さらには暗号利用の制限の是非をめぐる論争など、現代社会における暗号のもつさまざまな側面をわかりやすく解説します。
三菱電機
5月8日COVID-19における技術適用COVID-19対策で行われたAIや通信技術など利活用して感染拡大を制圧した様々な技術について分析と解説を行い、システム設計や技術適用の実例にそって分析検証します。上海市では日本でも話題になっている健康QRコードを始め、過密化しない交通機関のラッシュコントロール、通学教育を凌駕するリモート教育システムなど、様々な業種や技術がクロスオーバーすることで一気に感染拡大を封じ込めました。これらの技術や取組みなどについて、電子情報通信学会誌で連載した技術解説記事をもとに解説を行います。また、ニュースなどでは見聞することのできない生の現場の声をお届けします。
富士通
5月15日社会基盤システムにおけるシステム工学、数理技術システムの計画・評価や運用に不可欠な数理モデルの構築を、実際の企業研究での体験にもとづき講義する。応用例としては、社会基盤(特に、鉄道、電力、通信、水道といったライフライン)分野を具体的な対象としてモデリング手法の活用動向を解説する。
日立製作所
5月22日SNS分析を企業活動に活かすツイッターやブログ、消費者の関心事に特化したコミュニティや掲示板などのソーシャルメディアへのつぶやきや投稿を収集し、企業の商品やサービスの評判やニーズを分析するソーシャルメディア分析が、企業の注目を集めています。この講義ではこのソーシャルメディア分析の基本的な概念を再確認し、それを実現するテキストマイニングを中心とするテクノロジーの概要とそのエッセンスを抑えながら、実際の利用例や活用検討のためのフレームワークなどを元に企業活動での活用について学んでいただきます。
日本アイ・ビー・エム
5月29日ブロックチェーンとは何だろうか「インターネットに続く,世の中を変えるエポック技術」と言われて久しいブロックチェーンを、基本的な部分から応用事例までを学ぶことで「ブロックチェーンは社会をどのように変えるか?」を議論する。
沖電気工業
6月19日IT現場における「知的創造」と「品質確保」世の中のためになるコンピューターシステムを開発する上で必要となる、IT現場における知的創造と品質管理のノウハウを学習しましょう。
1.創造力養成
・発明のポイント
・ヒラメキのつくりかた

2.ソフトウェアの品質管理
・レビューについて
・テストの方法
・品質管理技法
・定量的、定性的品質評価の方法
富士通
6月26日画像認識技術画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。
東芝
7月3日AI処理を大幅に加速するコンピューティングプラットフォームAIに使われるアルゴリズム自体はずいぶん昔から提案されていたが、ムーアの法則による計算機の高速化によってようやく実用化された。一方で、AIを高度化するためには、より大規模なデータを使ったより複雑な処理が不可欠であり、そのためにはより高速な計算機が必要である。しかし、計算機の進化を支えてきたムーアの法則が破綻しつつある今、新しい計算機アーキテクチャによる高速化が必要である。本講義では、これからのAIの複雑化と、AIを支える計算機アーキテクチャについて述べる。
日本電気
7月10日コミュニケーションAIの技術と応用人とAIがコラボ―レーションするコミュニケーションAIの基盤技術、特に自然言語処理や音声処理の技術と応用について企業での製品化の体験と共に紹介する。
東芝デジタルソリューションズ

 ■ 横浜国立大学 理工学部講義棟A107 金曜日 4時限 14:40〜16:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
4月7日機械学習プロジェクトが起こるまでを体感しよう機械学習に関わる仕事と言われても具体的なイメージがわかない、スキルがないので関わりたくない、などといった学生の声が近年多く聞かれる一方で、文系卒・理系卒・学卒・院卒に関わらず多くの人々が何らかの意味で機械学習プロジェクトに関わる時代になりつつあります。機械学習プロジェクトに関わるのはエンジニアだけではありません。本講義では、機械学習プロジェクトに関わる様々な役割について解説し、プロジェクトが起こる様子を演習を通じて体感し、その難しさや面白さについて理解を深めます。
三菱ケミカルグループ
4月14日現代社会における暗号技術暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。本講義では、スマートフォンやICカードなど身近な暗号の応用例や、最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術、また企業における暗号研究開発とその楽しさ、さらには暗号利用の制限の是非をめぐる論争など、現代社会における暗号のもつさまざまな側面をわかりやすく解説します。
三菱電機
4月21日社会基盤システムにおけるシステム工学、数理技術システムの計画・評価や運用に不可欠な数理モデルの構築を、実際の企業研究での体験にもとづき講義する。応用例としては、社会基盤(特に、鉄道、電力、通信、水道といったライフライン)分野を具体的な対象としてモデリング手法の活用動向を解説する。
日立製作所
4月28日エンタープライズAI
〜実社会におけるAI本格活用のために〜
これまでの実社会におけるAIの活用は、特定領域での限定的な活用や、試験的な利用・実証実験止まりとなるケースが多かったと言われます。AI関連の様々なテクノロジーの進化や適用ユースケースが増え、今後企業や社会全体でAIを本格展開し、徹底したAI活用を行う時代を迎えます。その際にAI本格展開を実現するための新たな考え方や仕組みが必要と言われ、学習の更なる効率化やAIの透明性・信頼性、AI運用の自動化などが盛んに議論されています。このAIの本格展開のための仕組みを「エンタープライズ AI」として、その構成要素、技術解説、動向などをご紹介し、実社会におけるAI本格活用の推進のための実践的な知識をご提供します。JEITA講座以外の大学においても同一のタイトル・内容での講義の実績があります。
日本アイ・ビー・エム
5月12日宇宙機の軌道力学システム概説人工衛星をはじめとする宇宙機を扱うシステムにおける土台となる技術が、宇宙機の軌道を計算し、将来の位置を予測する軌道力学である。軌道計算を正確に行うためには、時系、座標系、摂動といった宇宙空間特有のモデルが必要となる。講義では、宇宙機の軌道の種類や特徴、軌道に及ぼす摂動と呼ばれる外乱の種類や特徴、軌道計算といった軌道力学の基礎的な知識をできるだけ数式を使わずに、直感的かつ定量的な把握に重点を置いて説明する。
また、日本の宇宙開発が本格的に始動した1970年代初頭から今日に至るまで、日本の宇宙開発の経緯と軌道力学技術の進展を関連付けて説明する。最近ニュースの話題に出ることもあるスペースデブリ、衛星測位システム、衛星コンステレーション等についても、軌道力学の観点から見た特徴や難しさについて説明する。
富士通ディフェンスシステムエンジニアリング
5月19日シリコンフォトニクス技術の基礎と通信用超小型光モジュールへの応用近年、Si LSIの量産技術を光通信用デバイスに応用した、シリコンフォトニクス技術が注目を浴びている。これは、受光器や変調器などの多機能デバイスワンチップに集積し、LSI量産工程で生産することで低価格が期待できるといった特徴をシリコンフォトニクス技術が有しているためである。
講義では、シリコンフォトニクス技術の基礎的な説明からスタートし、最近の製品応用の動向についても概要を説明する。
沖電気工業
5月26日量子コンピュータ最新動向最近新聞やTVなどで、膨大な計算が一瞬で解ける、通信暗号が破られる、といった量子コンピュータの話題が取り上げられています。実際に、量子コンピュータの開発がどこまで進んでいるのか?またどんなことに使えるのか?について最新の動向をご紹介します。
ユニアデックス
6月2日デジタル社会とサイバーセキュリティ
〜急速なサイバーセキュリティの変化をひも解く〜
サイバーセキュリティの必要性が言われている中、断片的な対応で実効性のない対策が課題となっている。
そこで本講義ではCSIRT運用の中で培ったセキュリティ・バイ・デザインを取り上げ、サイバー攻撃の攻撃全体像紹介と演習を通してサイバーセキュリティの大局観について学ぶものとする。
富士通
6月9日衛星システムと宇宙ビジネスの概要と動向通信放送・地球観測・測位・安全保障等、近年、衛星の利用シーンや関連ビジネスが拡大している。講義では、これらの衛星システムの概要及び国内外の最新動向を紹介する。また測位やリモートセンシングなどの衛星利用ビジネスや商用衛星開発ビジネスに関し、その概要及び国内外の最新動向を紹介する。
三菱電機
6月16日安全分析手法「STAMP/STPA」入門講座IoTが普及するにつれて、自動車や家電などさまざまなモノがつながり、利便性が向上しています。しかしこのようなシステムにはソフトウェアが複雑に組み込まれるため、従来のハザード分析手法だけでは事故原因の分析が難しくなっています。このようなシステムに対して、現在米国では、マサチューセッツ工科大学のLeveson教授が考案した、システム理論に基づく新しい安全分析手法STAMP/STPAが普及しつつあります。本講座では、前提知識となるシステム理論、従来手法と比較したSTAMP/STPAのメリット、考え方と分析手法について解説します。
BIPROGY
6月23日量子コンピュータでできること最近、量子コンピュータに関するニュースを見かけることが多いと思います。しかし、量子コンピュータが、なぜ、何のために、どのように動くのかなど、わからないことだらけだと思います。また、量子の響きから夢の万能計算機だと考えてしまいますが、その有効範囲は限定的である一方、ある種の問題に従来では考えられない速度で処理を行うことができます。本講演では、量子コンピュータの動作原理と利用法、及び今後の技術動向に関してなるべくわかりやすく解説します。
日本電気
6月30日有機エレクトロニクス企業における有機エレクトロニクス関連の技術開発について紹介する。有機電子材料・デバイスの基本、メカニズムから解説し、有機トランジスタ、有機EL、光・放射線センサー、近年注目を浴びているペロブスカイト太陽電池などの最新の応用研究まで紹介する。
東芝
7月7日IoTシステム構成論:無線通信方式を中心にIoTシステムは様々な技術を利用して構築する「ICT技術の総合格闘技」である。本講義ではIoTシステムの重要コンポーネントである無線通信技術について、特に使う側の視点に立って講義をする。一般的な無線通信の講義に加えて、IoTシステムで重要な消費電力や電池サイズの観点にも言及する点である。
沖電気工業
7月14日企業で働くこと
−IT企業の事例−
SEとはどのような職種かを紹介し、キャリアパス事例を提示する。また、社会人基礎力にどのようなものがあり、学生時代に習得したスキルがどのように活かせるのかを示唆し、今後のキャリア形成の一助としていただく。
日本電気

 ■ 東京電機大学 東京千住キャンパス 金曜日 4時限 15:30〜17:10
日程講義テーマ・所属名・講師名講義テーマ概要
4月21日画像認識技術画像認識技術は安全安心を始めとした様々な産業分野でコア技術になることが期待されている。コンピュータビジョンやパターン認識技術のITSやセキュリティ等での具体的な適用事例を通し、画像認識技術の基礎的な知識と最近のトピックスについて解説する。
東芝
4月28日AI処理を大幅に加速するコンピューティングプラットフォームAIに使われるアルゴリズム自体はずいぶん昔から提案されていたが、ムーアの法則による計算機の高速化によってようやく実用化された。一方で、AIを高度化するためには、より大規模なデータを使ったより複雑な処理が不可欠であり、そのためにはより高速な計算機が必要である。しかし、計算機の進化を支えてきたムーアの法則が破綻しつつある今、新しい計算機アーキテクチャによる高速化が必要である。本講義では、これからのAIの複雑化と、AIを支える計算機アーキテクチャについて述べる。
日本電気
5月12日現代社会における暗号技術暗号技術は、かつては軍事・外交がその主要な活躍の舞台でしたが、現在では個人のプライバシー保護という新しい役割を担い、いまや暗号なしでは一日たりとも私たちの生活が成り立たない時代となりました。本講義では、スマートフォンやICカードなど身近な暗号の応用例や、最近注目されているクラウド向けの新しい暗号技術、また企業における暗号研究開発とその楽しさ、さらには暗号利用の制限の是非をめぐる論争など、現代社会における暗号のもつさまざまな側面をわかりやすく解説します。
三菱電機
5月26日社会基盤システムにおけるシステム工学、数理技術システムの計画・評価や運用に不可欠な数理モデルの構築を、実際の企業研究での体験にもとづき講義する。応用例としては、社会基盤(特に、鉄道、電力、通信、水道といったライフライン)分野を具体的な対象としてモデリング手法の活用動向を解説する。
日立製作所
6月9日ユーザー企業のDXを実現するアーキテクチャーITを使う立場であるユーザー企業がデジタル変革(DX)を実現していく上で考えていかなくてはいけないもの、技術等についてお話します。
三菱ケミカルグループ
6月16日エンタープライズAI
〜実社会におけるAI本格活用のために〜
これまでの実社会におけるAIの活用は、特定領域での限定的な活用や、試験的な利用・実証実験止まりとなるケースが多かったと言われます。AI関連の様々なテクノロジーの進化や適用ユースケースが増え、今後企業や社会全体でAIを本格展開し、徹底したAI活用を行う時代を迎えます。その際にAI本格展開を実現するための新たな考え方や仕組みが必要と言われ、学習の更なる効率化やAIの透明性・信頼性、AI運用の自動化などが盛んに議論されています。このAIの本格展開のための仕組みを「エンタープライズ AI」として、その構成要素、技術解説、動向などをご紹介し、実社会におけるAI本格活用の推進のための実践的な知識をご提供します。JEITA講座以外の大学においても同一のタイトル・内容での講義の実績があります。
日本アイ・ビー・エム
6月23日IoT時代のオープンイノベーションと技術マーケティングに基づく技術・商品開発IoTの時代を迎え、ビジネス環境のパラダイムが大きシフトし、また、グローバル競争が激化する中で、何らかのイノベーションによってブレイクスルーを求める経営者や技術・研究者の意識と期待が高まっている。
講義では、次世代の社会・産業のコンセプトを俯瞰的に捉え、その価値観を満たす商品・サービスを実現するための技術の高度化とその組み合わせを図る、いわゆるオープンイノベーションとそれを実践する技術マーケティングによる技術・商品開発ついて概説する。
沖コンサルティングソリューションズ
6月30日VRとAR入門
〜メタバース時代のXR開発〜
ゲームやアトラクションとして発展してきたVR(仮想現実)やAR(拡張現実)は次世代の「体験型IT」であり、いよいよビジネスITの分野にも進出してきています。メタバースのビジネス利用が現実化し、各業界やプラットフォームが様々な展開を模索しています。
この講義では、要素となる基礎技術、VRとARの違いや共通点、開発方法の初歩を扱いながら、メタバース時代に必要となるアプローチやトレンドを探っていきます。
日本IBM システムズ・エンジニアリング
7月7日ビジネスシーンにおけるデータ・AI活用データ分析やAI、データサイエンティストの教育コンテンツは世間で普及してきましたが、実際のビジネス現場におけるデータ活用においては、その知識だけでは必ずしも十分とは言えず、データサイエンティスト協会が示すところの「ビジネス力」も必要となってきます。ビジネス現場でデータ活用サービスを提供してきた立場から、教育コンテンツからだけでは学びづらい、実践的な知見とスキルを紹介し、ビジネスシーンにおけるデータ活用の正しい考え方や心構えの理解を目指します。
BIPROGY
7月14日機械学習プロジェクトが起こるまでを体感しよう機械学習に関わる仕事と言われても具体的なイメージがわかない、スキルがないので関わりたくない、などといった学生の声が近年多く聞かれる一方で、文系卒・理系卒・学卒・院卒に関わらず多くの人々が何らかの意味で機械学習プロジェクトに関わる時代になりつつあります。機械学習プロジェクトに関わるのはエンジニアだけではありません。本講義では、機械学習プロジェクトに関わる様々な役割について解説し、プロジェクトが起こる様子を演習を通じて体感し、その難しさや面白さについて理解を深めます。
三菱ケミカルグループ
7月21日コミュニケーションAIの技術と応用人とAIがコラボ―レーションするコミュニケーションAIの基盤技術、特に自然言語処理や音声処理の技術と応用について企業での製品化の体験と共に紹介する。
東芝デジタルソリューションズ