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平成24年7月3日


2011年度
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について


一般社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会


 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)ソリューションサービス事業委員会は、2000年度よりソリューションサービス事業の啓蒙・普及促進を目指し、ソリューションサービスビジネスの環境の整備及びソリューションサービス品質の向上及び先進的ソリューションモデルの調査等の活動を行っている。
 2002年度からソフトウェア及びソリューションサービスの市場統計を実施しているが、このたび2011年度の市場規模調査結果を取りまとめた。


2011年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
 2011年度のソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は4兆9,752億円(前年度比100%)となった。
 2011年度の内訳を見てみると、SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆3,092億円(前年度比100%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、7,353億円(前年度比99%)、アウトソーシング・その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、1兆9,307億円(前年度比99%)である(表1参照)。

 2011年度は、東日本大震災の影響によりIT投資の見直しや先送りの傾向はあったものの、一方で復興支援や事業継続計画(BCP)へのIT投資強化などプラス要素もあり、市場規模は全てのセグメントで2010年度からほぼ横ばいとなった。
 2012年度は、更なるクラウドコンピューティングの利活用の進展により、緩やかながらSI開発がアウトソーシングへ移行していくと推測される。

 なお、2012年7月6日に開催する「ソリューションサービス事業委員会活動報告会」(主催:JEITA・ソリューションサービス事業委員会)にて報告する予定である。

表1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場統計調査結果
(単位:億円)
項  目2007年度2008年度2009年度2010年度2011年度
 対前年度比 対前年度比 対前年度比 対前年度比 対前年度比
合  計56,347105%57,452102%51,61890%49,98997%49,752100%
SI開発26,578110%27,502103%24,15288%23,11996%23,092100%
ソフトウェア7,65099%7,48498%6,85192%7,413108%7,35399%
アウトソーシング・その他サービス22,119101%22,466102%20,61592%19,45794%19,30799%


(グラフ1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市統計調査結果


<補足>
1.調査対象
調査対象はJEITA情報システム部会参画会社、計10社
沖電気工業、シャープ、東芝ソリューション、日本アイ・ビー・エム、NEC、日本ユニシス、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機

2.調査項目
 調査項目はSI開発、ソフトウェア、アウトソーシング及びその他サービスの3分類。
(1) SI開発
 コンサルテーションからシステム構築を含むもので、通常、上流工程から下流工程と呼ばれている企画、設計、開発、納入までのSI全体。
(2) ソフトウェア
 個別プログラムを除く製品としてのプログラム全般、オペレーティングシステム(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションパッケージ等。
(3) アウトソーシングおよびその他サービス
 ハードウェア、ソフトウェアの保守サービス、リモート監視、ASP(Application Service Provider)、BPO(Business Process Outsourcing)を含むアウトソーシングサービス等。


本件に関するお問い合わせはインダストリ・システム部(TEL.03-5218-1057)までお願い致します。


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