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平成25年6月13日


2012年度
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について


一般社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会


 一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)ソリューションサービス事業委員会は、2000年度よりソリューションサービス事業の啓蒙・普及促進を目指し、ソリューションサービスビジネスの環境の整備及びソリューションサービス品質の向上及び先進的ソリューションモデルの調査等の活動を行っている。
 2002年度からソフトウェア及びソリューションサービスの市場統計を実施しているが、このたび2012年度の市場規模調査結果を取りまとめた。


2012年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
 2012年度のソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は5兆875億円(前年度比102%)となった。
 2012年度の内訳を見てみると、SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆3,382億円(前年度比101%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、7,686億円(前年度比105%)、アウトソーシング・その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、1兆9,807億円(前年度比103%)である(表1参照)。

 2012年度は、震災を契機とした災害復旧対策や事業継続計画整備等での企業のIT投資強化が進められ、市場規模は全てのセグメントで対前年比プラス成長となった。
2013年度は、企業や行政・自治体での更なる事業継続のための取組みやIT利活用が進むことに加え、政府の新成長戦略の効果により、市場規模の緩やかな拡大が期待される。

 なお、2013年7月5日(金)に開催する「ソリューションサービス事業委員会活動報告会」(主催:JEITA・ソリューションサービス事業委員会にて報告する予定である。

表1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市場統計調査結果
(単位:億円)
項  目2008年度2009年度2010年度2011年度2012年度
 対前年度比 対前年度比 対前年度比 対前年度比 対前年度比
合  計57,452102%51,61890%49,98997%49,752100%50,875102%
SI開発27,502103%24,15288%23,11996%23,092100%23,382101%
ソフトウェア7,48498%6,85192%7,413108%7,35399%7,686105%
アウトソーシング・その他サービス22,466102%20,61592%19,45794%19,30799%19,807103%


(グラフ1)ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市統計調査結果


<補足>
1.調査対象
調査対象はJEITA情報システム部会参画会社、計10社
沖電気工業、シャープ、東芝ソリューション、日本アイ・ビー・エム、NEC、日本ユニシス、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機

2.調査項目
 調査項目はSI開発、ソフトウェア、アウトソーシング及びその他サービスの3分類。
(1) SI開発
 コンサルテーションからシステム構築を含むもので、通常、上流工程から下流工程と呼ばれている企画、設計、開発、納入までのSI全体。
(2) ソフトウェア
 個別プログラムを除く製品としてのプログラム全般、オペレーティングシステム(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションパッケージ等。
(3) アウトソーシングおよびその他サービス
 ハードウェア、ソフトウェアの保守サービス、リモート監視、ASP(Application Service Provider)、BPO(Business Process Outsourcing)を含むアウトソーシングサービス等。


本件に関するお問い合わせはインダストリ・システム部(TEL.03-5218-1057)までお願い致します。



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