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よくある質問 〜 テレビ受信システムについて 〜

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2025年3月31日更新

Q.1BS・110度CSの4K・8K放送(4K8K衛星放送)を受信するために、アンテナを交換する必要がありますか?
A.14K8K衛星放送開始前のBS・110度CSアンテナ(右旋専用アンテナ)は、右旋放送のみに対応しています。
そのため、4K8K衛星放送に対応しているテレビや録画機、または外付けチューナーがあれば、BS右旋で放送されている4K放送は受信できますが、BS左旋で放送されている8K放送は受信できません。
全ての4K8K衛星放送をお楽しみいただくには、右旋と左旋の両方に対応したアンテナ(右左旋対応アンテナ)に交換する必要があります。
また、分配器、分波器、ブースタ等もBS・110度CS右左旋放送受信帯域(1032〜3224MHz)に対応した機器へ交換が必要な場合があります。(Q.4参照)
機器の交換にあたっては、SHマーク、またはHSマーク登録機器のご使用をお勧めします。
なお、ご使用のケーブルによっては伝送できない場合があり、交換していただくことが必要になる場合があります。


Q.2右旋専用アンテナで4K8K衛星放送を受信できますか?
A.2右旋専用アンテナは、BS右旋で放送されている4K放送は受信できますが、全ての4K8K衛星放送を受信することができません。
右旋専用アンテナに付いているコンバータは右旋円偏波の電波しか変換することができないため、右旋専用アンテナは、BS・110度CSの左旋円偏波の信号を出力させることができません。
全ての4K8K衛星放送を受信するためには、右左旋対応アンテナをご使用ください。
(なお、現在4K放送は右旋円偏波で放送されているため、右旋専用アンテナのままでご覧いただけます。)


Q.3既設の受信システムでは4K8K衛星放送を受信できますか?
A.3衛星放送を受信するためのシステムは、これまで年代に応じ1336MHz、2150MHz、2602MHzまで対応した機器を使用した受信システムといったように、衛星放送の電波で使用される周波数(アンテナから出力される信号の周波数)に対応してきました。
1336MHz対応機器を使用した受信システムでは一部の4K放送を受信することができます。2150MHz対応機器を使用した受信システムでは、BS右旋で放送されている全ての4K放送を受信できます。2602MHz対応機器を使用した受信システムでは、アンテナを右左旋対応アンテナに変更、及びブースタを適切に再調整すれば、さらに8K放送も受信できます。しかし、右左旋対応アンテナに変更したことで電波干渉が発生する場合がありますので、事前にアンテナメーカーや電器店にご相談ください。


Q.44K8K衛星放送を受信するためには、分配器、分波器、ブースタ、ケーブル等の交換も必要になりますか?
A.4衛星の電波は、アンテナで受信し、アンテナに付いているコンバータで宅内の受信システムに使用する周波数帯の信号に変換され、受信機まで伝送されます。
左旋円偏波の信号は右旋円偏波の信号より高い周波数帯に変換されるため、8K衛星放送を受信するには、BS・110度CS右左旋放送受信帯域(1032〜3224MHz)に対応した分配器、分波器、ブースタ等へ交換が必要となる場合があります。
機器の交換にあたっては、SHマーク、またはHSマーク登録機器のご使用をお勧めします。(Q.10参照)
なお、ご使用のケーブルによっては伝送できない場合があり、交換が必要になる場合があります。
また、4K8K衛星放送を視聴するには4K8K衛星放送に対応しているテレビ、録画機、または外付けチューナーが必要となります。



Q.5集合住宅に住んでいます。どうやったら4K8K衛星放送を受信できますか?
A.5共同受信用の衛星アンテナ(BS・110度CSアンテナ)が右旋放送のみに対応している場合、BS右旋で放送されている4K放送は受信できますが、BS左旋で放送されている8K放送は受信できません。
更に、衛星アンテナから出力されるBS左旋の周波数(IF:中間周波数)は、これまでのBS右旋のIFより高い周波数帯を使用するため、全ての放送をお楽しみいただくには、既設の伝送機器では、受信できない場合があり、視聴形態により以下の対応が必要です。
また、4K8K衛星放送を視聴するには4K8K衛星放送に対応しているテレビ、録画機、または外付けチューナーが必要となります。

1. アパート、マンション等の集合住宅で、共同受信(屋上に受信アンテナを設置)でご視聴されている場合は、共同受信設備(BS・110度CSアンテナ、ブースタ、分岐器、分配器、テレビ端子)、並びにご家庭で使用している、分配器、分波器などをBS・110度CS右左旋放送受信帯域(1032〜3224MHz)に対応した機器に交換が必要な場合があります。
また、ご使用のケーブルによっては伝送できない場合があるため、伝送可否調査が必要です。調査、改修については集合住宅のオーナー様か管理組合等にご相談ください。

2. ケーブルテレビをご視聴されているご家庭は、ご契約されているケーブルテレビ事業者にご相談ください。

3. 個別に南向きのベランダ等に衛星アンテナを設置してご視聴されている場合は、BS・110度CS右左旋対応のアンテナに加え、お使いの分配器、分波器、ブースタをBS・110度CS右左旋放送受信帯域(1032〜3224MHz)に対応した機器に交換が必要な場合があります。
交換にあたりBS・110度CS右左旋放送受信帯域(1032〜3224MHz)に対応したSHマーク、またはHSマーク登録機器のご使用をお勧めします。



Q.6SHマークとは何ですか?
A.6SHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)は、BS・110度CS右左旋放送受信帯域に対応した機器のうち、一般社団法人 電子情報技術産業協会で審査・登録され、一定以上の性能を有するスーパーハイビジョン衛星放送受信に適した衛星アンテナ、受信システム機器に付与されるシンボルマークで、その性能を証明するものです。


Q.7SHマークにはどのような機器がありますか?
A.7衛星放送ホーム受信アンテナとホーム受信システム機器があります。


Q.8HSマークとは何ですか?
A.8 HSマーク(ハイシールドマーク)は、JEITAで審査・登録され、衛星テレビジョン放送の中間周波数帯域において、一定以上の遮へい性能を有する機器に付与されるシンボルマークです。


Q.9HSマークにはどのような機器がありますか?
A.9 HSマーク登録対象機器は、「1032MHz以上の衛星IF帯域(衛星テレビジョン放送の中間周波数帯域)」を有する以下の機器となっています。
  ▶対象の周波数帯域を増幅またはパスする機能を有するブースタ
  ▶分配器、壁面端子、混合器・分波器、直列ユニット 等
また、HSマークは電波漏洩に関する他の証明とは併用できないこととなっています。
  例:SHマークとHSマークの両方を取得している機器はありません。

Q.10電波漏洩に関する規定はありますか?
A.10 4K8K衛星放送の左旋で使用するアンテナ出力周波数帯において、同一周波数帯で既にサービスを実施している他の無線システム等への電波干渉が懸念されるため、無線設備規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十八号)の一部が改正され、2018年4月1日より施行されました。
Q.11SHマーク登録機器やHSマーク登録機器は電波漏洩に関する基準に適合していますか?
A.11 SHマーク登録機器(ブースタ、分配器、壁面端子、混合器・ 分波器、直列ユニット)及びHSマーク登録機器の電波漏洩に関する性能は、法制化された電波漏洩基準値に適合しています。
SHマーク登録機器及びHSマーク登録機器の電波漏洩の規格は法制化された基準より厳しい値です。

Q.124K8K衛星放送を見たい場合の簡単な受信システムがありますか?
A.12 BS・110度CS右左旋対応アンテナと4K8K衛星放送に対応しているテレビや録画機、または外付けチューナーを同軸ケーブルで直接接続すれば、1部屋だけ(1台のテレビ)で4K8K衛星放送を楽しむことができます。この場合、宅内の分配器、分波器、ブースタ等の交換は特に必要ありません。また、この方法であれば、マンションや賃貸住宅等でも戸別に視聴することができます。

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