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「JEITA ソフトウェアエンジニアリング技術
ワークショップ2012」の開催について
高品質,安心,安全なソフトウェア・システム開発に向けて ソフトウェアの進化を盛り込んだ開発手法,開発環境,その実践
※ お申込みは締切らせていただきました。
当協会(JEITA)では、ソフトウェアエンジニアリング技術の革新と新市場の創出に向けた活動を推進していくため、「ソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会」を設置して、調査・研究活動を行っております。今回、当専門委員会の活動の一環として、関連する機関等における有識者の方々のご協力を得まして、ソフトウェアエンジニアリング技術 ワークショップを下記のとおり開催することと致しました。つきましては、当協会の会員企業はもとより、当該分野にご関係・ご関心の各位におかれましては、是非、このワークショップにご参加頂ければ幸いと存じますので、ここにご案内申し上げます。
■ 日 時 平成24年12月14日(金)11:00〜17:30■ 場 所 TKP大手町カンファレンスセンター 22F「カンファレンス22A」会議室
東京都千代田区大手町1−8−1 KDDI大手町ビル22F
地図 http://tkpotemachi.net/access.shtml
■ 内 容 「プログラム」をご覧下さい。
■ 定 員 80名(定員になりしだい締め切らせて頂きます。)
■ 参 加 費 無料(事前申込制とし当日受付は予定しておりません。)
■ 申込方法 参加申込書に必要事項を記載の上、下記の事務局までお申込み下さい。
■ 申込期限 平成24年12月7日(金)(必着)
■ 事 務 局
〒100-0004 東京都千代田区大手町1−1−3 大手センタービル5階
一般社団法人 電子情報技術産業協会 インダストリ・システム部(志村)
TEL 03-5218-1057 FAX 03-5218-1076 E-mail m-shimura@jeita.or.jp
≪参加のおすすめ≫
現状、さまざまなシステムが、仕様変更への対応の繰り返しの結果、大規模化、複雑化し、メンテナンスが困難となる状況に直面しています。運用のシステムのプラットフォームの陳腐化のため、オープンプラットフォームに移行しようとするものの、現状の状況把握のための分析コストが多大に必要になり、移行がスムーズにいかないケースも増えています。
一旦出荷されたソフトウェアに対する変更を受け入れる仕組みや活動は「ソフトウェアの進化」と呼ばれています。従来は、ソフトウェアの進化は、ソフトウェア開発の最終段階に位置づけられるソフトウェア保守として捉えられていました。近年、利用者の要求や利用環境の変化を積極的に取り入れ、変化に応じてソフトウェアが進化することを必然ととらえる動きが広まり、さまざまな手法やツールが研究されています(文献1)。
仕様変更に対する対応や、古くなったレガシーシステムのマイグレーションは、一時的で特殊なケースではなく、一旦出荷したソフトウェアであれば、必ず直面する宿命となっています。高品質、安心、安全なソフトウェア・システム開発では、常に、進化の視点でソフトウェアづくりに対応することが重要です。
そこで,本ワークショップでは、進化を織り込んだ最適なソフトウェア開発を目指し、現状と課題を整理し、最新の進化に関する研究をどのように取り入れるべきかを明らかにしていきます。ソフトウェアの進化とそのための支援や制御のための技術動向をアカデミアの視点からご紹介いただきます。
その上で,進化の分類のいくつかを取り上げて、各社からの事例をご紹介していただきます。最後の拡張ディスカッションでは,進化の技術に関する成熟度を整理するとともに、退化するシステムを作らないために、理想的な開発手法およびその支援環境について議論を致します。
ご関心をお持ちの各位におかれましては、この機会に是非、ご参加頂きますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
【文献1】
大森隆行,丸山勝久,林晋平,沢田篤史
ソフトウェア進化研究の分類と動向,コンピュータソフトウェア,
Vol.29, No.3, Aug.2012, pp.3-28.
「JEITA ソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ2012」 プログラム
11:00−11:05 開会の挨拶
二木 厚吉 氏 北陸先端科学技術大学院大学 教授
JEITAソフトウェアエンジニアリング技術専門委員会 委員長
11:05−12:30
「ソフトウェア進化との付き合い方 ―変化を受け入れるソフトウェア開発・保守技術―」
丸山 勝久 氏 立命館大学情報理工学部 教授
概要
ソフトウェアは、利用者の要求を満足させ続けるために絶えず変化し続けなければならない。
このような変化を積極的に取り込む仕組みや活動をソフトウェア進化と呼ぶが、
その技術はソフトウェアを対象とするさまざまな分野に関連する。
本講演では、ソフトウェア進化とは何かを示し、それを支援する技術を解説する。
同時に、ソフトウェア進化に関連する研究の分類と、その分類に基づく文献調査の結果を紹介する。
12:30−13:30 (昼 休 憩)
13:30−14:10
「レガシーシステムの保守開発の実際とリバースエンジニアリング技術」
坂田 祐司 氏 (株) NTTデータ 技術開発本部 シニア・エキスパート
14:10−14:50
「コードクローン検出ツールCCFinderXによるレガシーシステム分析の実践」
長岡 武志 氏 東芝ソリューション(株) IT技術研究所 研究開発部
ソフトウェア開発技術ラボラトリー
14:50−15:30
「DSMを活用した設計改善の事例紹介 〜組込みソフトウェア開発における
大規模リファクタリング〜」
牧 隆史 氏 (株) リコー コントローラ開発本部 シニアスペシャリスト
15:30−15:40 (休 憩)
15:40−16:20
「組込み開発トレーサビリティ:TERASができること」
渡辺 政彦 氏 CATS(株) 副社長/一般社団法人 TERAS 理事
16:20−17:00
「『摺合せ』によるソフトウェア開発」
三井 伸行 氏 (株) 戦略スタッフサービス 取締役
17:00−17:30
総合討議(拡張Q&A)
・発表者および会場での全体を通したQ&Aとディスカッション
・テーマ:高品質、安心、安全なシステム構築の方法と、開発したシステムを
正しい進化へ導くために、あらかじめ何をやっておくべきか等を議論致します。
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